【FP監修】ダントツの返戻率!日本生命(ニッセイ)学資保険の口コミとシミュレーション解説
こどもが産まれて一番気になるのは、やはり教育費ではないでしょうか。
現在、子供の教育費は一人当たり1000万円から2000万円はかかると言われていて、その為のお金をどう準備していくべきか。
様々な選択肢の中で、学資保険は今もなおパパママたちに多く選ばれています。
しかし、その学資保険にもたくさんの商品があって、どれがいいのかなかなか分からない。。。
今回は、学資保険の中でも返戻率が一番高いと言われている「ニッセイ学資保険」ついて、そのメリットデメリットや他社との違いなどを、詳しく解説していきます。
【この記事の監修】
年間100世帯の面談経験を元に、個人のコンサルティングやweb上での相談サービスに加え、お金の専門家として様々な情報サイトで執筆を手掛ける。
保険のみならず、年金や社会保険、資産運用や老後資金など幅広い知識で家計にベストなアドバイスを行うFPとして人気が高い。
FP2級・AFP 資格保有
はじめのかんぽの返戻率をシミュレーション
返戻率は、「受取学資金額総額」÷「支払い保険料総額」×100で算出することができます。
返戻率が100%を超える場合は、支払った保険金額よりも多くの学資金を受け取ることができ、反対に100%を下回ると、元本割れとなります。
返戻率は、将来の受取額の増減に直結するので、学資保険を選ぶ上でとても大事なポイントとなります。
そこで、まずは「はじめのかんぽ」の返戻率についてシミュレーション例を紹介します。
子供:0歳、契約者男性:30歳
基準学資金:200万円
満期年齢:22歳
の場合
プラン | 返戻率 | 保険料月額 | 支払い期間 | 学資金受取時期 |
祝金なし型 | 108.5% | 92,120円 | 5年 | 大学入学時と在学中の4年間の計5回 |
107.2% | 46,640円 | 10年 | ||
104.0% | 26,700円 | 18歳まで | ||
祝金あり型 | 102.2% | 32,600円 | 18歳まで | 小・中・高・大学入学時と在学中の4年間の計8回 |
上のシミュレーション結果を見てみると、全てのプランで返戻率が100%を超えていて、特に「祝金なし型」の返戻率がとても高いです。
このシミュレーションでは月払いで計算していますが、もし年払いを選んだ場合返戻率はもっと上がり、支払い期間5年で108.9%という、学資保険の中ではトップクラスの返戻率となります。
各社学資保険の返戻率比較表
こちらは主な学資保険の返戻率の比較一覧表です。
気になる学資保険がある場合は、ぜひそちらもチェックしてみてください。
ロゴ | 商品名 | 返戻率 | 公式 サイト |
日本生命 ニッセイ学資保険 | 108.5 | ||
ソニー生命 学資金準備スクエア | 105.5 | ||
フコク生命 みらいのつばさ | 105.5 | ||
明治安田生命 つみたて学資 | 104.8 | ||
第一生命 こども応援団A型 | 103.6 | ||
住友生命 こどもすくすく保険 | 101.7 | ||
JAこども共済 学資応援隊 | 101.1 | ||
アフラック 夢見るこどもの学資保険 | 98.1 | ||
かんぽ生命 はじめのかんぽ | 88.5 |
口コミから見る「よかった点」と「注意するべき点」
ではここで、実際にニッセイ学資保険を利用した方たちの口コミを参考に、契約して良かった点と、契約時に気をつけておくべき点を紹介します。
よかった点
ニッセイ学資保険の口コミの中で一番目立ったのは、やはり「返戻率が高い」「貯蓄性が高い」という声。
また、24時間365日対応している「育児ほっとライン」も大変人気のようです。
返礼率が「104%」と100%を越えているため、普通に貯金するよりこちらに貯金している方がいいと感じたので加入しました。サポート体制も万全にしてあり、24時間365日、子供に急病や体調不良が起きても専門医に相談することができるので、たいへん助かります。
実際にこどもが夜中に嘔吐してしまった時に、この「育児ほっとライン」へ電話して、的確なアドバイスを受けることができたとう口コミもありました。
小さな子供をもつ親として、このサービスはとてもありがたいですね。
注意するべき点
ニッセイ学資保険の契約の際に、「祝金の受け取り方」には気をつけておく必要があります。
「注意点は祝い金を受給すると、返戻率も下がってしまう事です。もらえるのはうれしいのですが、その時期が来て金銭的に余裕があるのであれば、もらわない選択をした方がトータルで考えると得でした。」
「最終の払込み時期と最終的にお金がすべておりる時期が大学を卒業する年齢に設定されていた(設定してしまった?)ので、本当にお金が必要な大学の受験料と入学金の払込み、アパート代の工面の時期におりる金額は不足でした。」
※口コミ引用:みんなの評判ランキング「みん評」
ニッセイ学資保険の「祝金あり型」は、大学時以外に、小、中、高校の入学時にも祝金を受け取ることができるので人気のプランではありますが、これを選ぶと必然的に返戻率が下がってしまいます。
また同様に、満期学資金の受け取り時期は、将来必要な時期に受け取れるように設定することが大切です。
プランの特徴
ではここで、ニッセイ学資保険の商品の特徴について見ていきましょう。
加入可能年齢 | 子供:出産140日前から最高6歳まで (祝金あり型は2歳まで) |
大人:祝金なし型は最高60歳、祝金あり型は最高39歳まで | |
保険料支払期間 | 5年、10年、学資金受取開始年齢までの中から選べる |
満期年齢 | 22歳 |
プラン内容 | ①祝金なし型(大学入学時から毎年1回、計5回の学資金を受け取るプラン) ②祝金あり型(祝金なし型の受け取り方に加え、小、中、高校入学時にも学資金を受け取るプラン) |
保険料払込免除 | あり |
子供の医療保障 | なし |
クレジットカード払い | 対応 |
ニッセイ学資保険は、「祝金なし型」と「祝金あり型」の2つのコースのみでシンプルです。
小、中、高校の入学時に祝金を受け取るか受け取らないかで、どちらかを選択します。
「祝金あり型」は、子供の進学の節目ごとに学資金が入ってくるので、入学費の足しにできたりなど、パパママたちにとってありがたいという声が多いですね。
ただ、口コミの注意するべき点でも記載しましたが、「祝金なし型」の方が返戻率が高いので、大学入学時まで祝金を受け取らない方がトータルで受け取る金額は多くなります。
メリット、デメリット
ここまでニッセイ学資保険の特徴を紹介しましたが、では他社の学資保険と比べて、どういったメリットやデメリットがあるのでしょうか?
メリット
メリットは、なんといっても返戻率の高さでしょう。
今のところ、主な学資保険の中では最高の返戻率をキープしています。
貯蓄性を優先しているため子供の医療保障などはついていませんが、とにかく返戻率が高い商品がいいという方にはおすすめです。
学資保険の中で一番医療保障が充実しているのはかんぽ生命の「はじめのかんぽ」ですが、こちらはその代わり返戻率が90%を切っています。
また学資保険に加入すると、「育児相談ほっとライン」と「ウェルネスダイヤル」を利用することができます。
「育児ほっとライン」は子供の急な発熱や病気などがあった時に、医師や看護師などの専門家が相談に乗ってくれるサービス。
また、「ウェルネスダイヤル」は、女性特有の体や健康の悩みについて、女性専門家に相談できるサービスです。
どちらも24時間365日対応で、契約者にかなり人気の高いサービスです。
⇒ ニッセイ学資保険の「ほっとライン」について詳しくはこちら
デメリット
ニッセイ学資保険のデメリットとしては、子供の医療保障がついていないというところです。
学資保険は基本的に子供が大学に入学するまで、または在学中まで続けていく商品なので、その間に子供が怪我や病気を一切しないとは言い切れません。
返戻率も大切だけど、子供の医療保障もつけたいという方は、住友生命の「こどもすくすく保険」や、JA共済の「こども共済」を検討してみてください。
ニッセイ学資保険より返戻率は劣りますが、どちらも貯蓄と保障のバランスが取れた商品です。
また、全ての学資保険について言えることですが、契約を途中解約してしまうとほとんどのケースで元本割れを起こしてしまいます。
契約の際は、途中で解約することの無いように無理の無いプランを選ぶことが大切ですよ。
学資保険の相談は、保険相談窓口がベスト
学資保険には様々な種類のものがあって、プランや返戻率、メリットデメリットもそれぞれで、なかなか一つに決めることは難しいですよね。
自分に一番合った学資保険を選ぶには、プロの相談員が数ある保険商品の中から選んでくれる保険相談窓口を利用することが一番の近道です。
以下に、人気の保険相談窓口の特徴を比較した一覧表を記載しましたので、気になる保険相談窓口があったら、ぜひチェックしてみてくださいね。
保険の相談窓口比較一覧
数ある保険相談窓口の中から主な会社についての特徴を一覧表にしましたので、参考にしてみてください。
商品名 | オススメ度 | 特 徴 | 取扱い 保険会社数 | 相談方法 | キャンペーン※ |
マネードクター | ★★★★★ | 全国に97拠点を展開し、経験豊富なFP在籍数がトップクラスの1000人以上を誇り、保険以外にもマネープランなど、あらゆる提案を行ってくれる | 27社 | 店舗 訪問 オンライン | 食品、日用品など(1000円前後) |
ほけんのぜんぶ | ★★★★★ | 全国に28拠点を展開。年間1万組以上の相談実績のある経験豊富な相談員はファイナンシャルプランナー資格取得率100%。保険相談以外にもマネープランなど、幅広い相談に対応可能 | 41社 | 電話 訪問 | 食品、日用品など(1000円前後) |
ゼクシィ 保険ショップ | ★★★★ | 新婚のカップル向けにライフプランを提案してくれる。 2020年10月時点での利用者が4.5万組を突破 | 24社 | 店舗 オンライン | なし |
みんなの生命保険 アドバイザー | ★★★ | 業界経歴10年を突破した老舗。 無理な勧誘などがあった際には「ストップコール」制度が利用できる | 民間の生命保険会社のほとんど | 訪問 オンライン | 黒毛和牛 |
ほけんガーデン プレミア | ★★★ | 担当プランナーの「人柄」と「経験」を最重視し、顧客に寄り添った提案が特徴 | 約10社 | 事務所 訪問 オンライン | ベビーフード、ベビー用品など(1500円前後) |
保険マンモス | ★★ | 全国で3500人以上のFPと提携し、累計35万人以上の相談実績。 2020年保険相談に関する調査で3冠を達成 | 記載なし | 訪問 オンライン | 食品(700~800円前後) |
※キャンペーンは予告なく変更・終了する場合があります
この中でもマネードクターは、専門知識を持ったFP(ファイナンシャルプランナー)が1000人以上という、保険相談窓口の中でもトップクラスの在籍数を誇ります。
他ではなかなか教えてもらない保険情報や貯蓄方法などを教えてもらえるなど、口コミでもとても人気の高い、おすすめの保険相談窓口ですよ。
まとめ
ニッセイ学資保険は、元本割れする学資保険の多い中、今でも高い返戻率をキープする貯蓄性の高い商品です。
返戻率を一番高くするには
①払込期間をできる限り短くすること
②祝金なし型を選ぶこと
③月払いではなく年払いを選ぶこと
がポイントとなります。
ただし、途中解約をしないように無理のない範囲で契約し、最後まで積立てるということが一番大切です。
学資保険はたくさんの種類があって、保障内容や返戻率もさまざま。
一人で選ぶのが難しい場合は、ぜひ保険相談窓口を利用して、プロに相談するようにしましょう。
ポイントまとめ
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