群馬県の古墳おすすめ25選｜古墳王国を巡る古墳群と博物館で古代ロマンツアー
はてブ
送る群馬県は2000基ほど現存する日本有数の古墳大国！
かつては東国文化の中心として栄え、かつては1万3000基もの古墳が作られていました。4世紀から6世紀の古墳時代には上毛野国(かみつけぬのくに)と言われ、肥沃な土地では農業が盛んで、5世紀後半からは馬の生産も始まりどんどん国が豊かになっていったようです。次第に豪族が力を持ちはじめ、豪族の墓である古墳が多数造られていくようになりました。
群馬県内に残された数多くある古墳は他では見ることができない不思議でユニークなものもあり見どころが満載！古代以前の遺跡である岩宿遺跡では日本列島で人が生活していたことを裏付ける重要な遺物も発見されています。
最近では吉永小百合さんがテレビCMで紹介した古墳の注目も高まっています。
今回は有名＆歴史的価値の高い古墳を地域別にご紹介！群馬の古墳を訪れて古代ロマンを体感してみてください。
高崎市の古墳
群馬県に今でも古墳や遺跡が多く残っているのはご存じの方も多いのではないでしょうか。高崎市は、保渡田古墳群など群馬県内の中でも大型の古墳が残るエリアです。築造当時の姿に復元され、石棺見学や埴輪の見物もできる古墳もあります。
①保渡田古墳群 八幡塚古墳【高崎市保渡田町】
保渡田古墳群(ほどたこふんぐん/ほとだこふんぐん)は、八幡塚古墳、二子山古墳、薬師塚古墳の3つが集まった古墳群。その中でも観光スポットとして人気なのが八幡塚古墳(はちまんづかこふん)。1998年には上毛野はにわの里公園が整備され、八幡塚古墳は発掘調査の情報にもとづいて、1500年前の姿が再現されています。
5世紀の後半から6世紀にかけて造られたといわれる八幡塚古墳は、全長102ｍ、後円部径58ｍ、高さ6ｍそして前方幅53mもの大きさを誇る大型の前方後円墳。内濠部のくびれ部分と後円部の後ろ側に4つの中島があり、ここで様々な祭事が行われたそうです。周堤には埴輪列が作られており、その風景は古墳時代にタイムスリップしたように感じさせてくれます。
定休日：なし
住所：群馬県高崎市保渡田町2000-1
電話：027-373-8880(かみつけの里博物館)
駐車場：あり(無料)
アクセス：
車 関越自動車道前橋ICより約30分
電車 高崎駅よりバス約40分
高崎市周辺情報：
高崎市で宿を探す：https://travel.rakuten.co.jp/yado/gunma/takasaki.html
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②保渡田古墳群 井出二子山古墳【高崎市井出町】
保渡田古墳群の一つとして知られる井出二子山古墳(いでふたごやまこふん)。観光スポットとして人気な八幡塚古墳とともに上毛野はにわの里公園内に残る古墳の一つです。
調査に基づき再現された姿が現在でも見ることができます。調査では、多くの遺物や遺構が出土したことで知られ、歴史的価値が高い古墳のひとつ。墳丘長108ｍ、後円部径74ｍ、高さ10ｍもある大型古墳の前に実際に立ってみると大きさに圧倒されます。
当時の形状を再現した石のレプリカが展示されており、古墳の全貌を確認することも可能。古墳の周囲に展示されているレプリカや採掘当時の写真を眺めながら散策しているだけでも楽しめるスポットです。
定休日：なし
住所：群馬県高崎市井出町1403
電話：027-373-8880(かみつけの里博物館)
駐車場：あり(無料)
アクセス：
車 関越自動車道前橋ICより約30分
電車 高崎駅よりバス約40分
高崎市周辺情報：
高崎市で宿を探す：https://travel.rakuten.co.jp/yado/gunma/takasaki.html
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③綿貫古墳群 綿貫観音山古墳【高崎市綿貫町】
群馬の森の北側に観音山古墳史跡公園として古墳一帯が公開されている綿貫観音山古墳(わたぬきかんのんやまこふん)。
高崎で観音様といえば白衣大観音がある高崎観音山公園をイメージが強いかもしれませんが異なるものなのでご注意ください。発掘調査では多くの出土品が発見されており、綿貫観音山古墳は国に指定された史跡です。奇跡的に盗掘されずに豪華な副葬品がほぼ完全な形で出土されました。現在は、群馬県立歴史博物館で展示中。
全長97ｍの大きさを誇る大きな前方後円墳で、6世紀後半に造られたことが調査でわかっています。玄室の大きさは、見瀬にある欽明天皇陵といわれている五条野と同程度の大きさで、綿貫観音山古墳は東国屈指の豪族が被葬者であったのではないかと考えられています。
※観音山古墳は石室以外は、いつでも自由に見学可
定休日：年末年始
住所：群馬県高崎市綿貫町1752
電話：027-347-1134(史跡観音山古墳管理事務所)
駐車場：あり(無料)
アクセス：関越自動車道高崎ICより約10分
高崎市周辺情報：
高崎市で宿を探す：https://travel.rakuten.co.jp/yado/gunma/takasaki.html
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④綿貫古墳群 不動山古墳【高崎市綿貫町】
自然豊かな群馬の森にほど近い場所に残る不動山古墳(ふどうやまこふん)。
不動山古墳の名前の由来は、古墳時代よりも後の時代に後円部の頂上に不動尊を祀ったことにあります。
綿貫古墳群の古墳として現存する古墳の中でも形がきれいに残っており、古墳の周りの周濠も目で確認することが可能。北側のくびれ部分には方形の造出は、古墳時代中後期に造られた古墳のごく一部にみられる珍しいものです。
近年の研究で、祭祀を行う場所としての役割を果たしていたことがわかっています。前方部分は土砂採取のために大きく削り取られてしまっていて、現在では駐車場となっています。
定休日：なし
住所：群馬県高崎市綿貫町金堀1272-3、1271-1ほか
電話：027-321-1292(高崎市文化財保護課)
駐車場：あり(無料)
アクセス：
車 上信越自動車道藤岡ICより約15分
電車 JR高崎駅よりバス約30分
高崎市周辺情報：
高崎市で宿を探す：https://travel.rakuten.co.jp/yado/gunma/takasaki.html
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⑤観音塚古墳【高崎市八幡町】
大きな石室が特徴で副葬品も多く出土されている大型前方後円墳の観音塚古墳(かんのんづかこふん)。
閑静な住宅地の中に佇む観音塚古墳は前方部の幅91m高さ14m、後円部は径74m、高さ12mを誇る大型の古墳です。大きな横穴式石室は東日本最大級で、使用されている石材の重量は60t近くあり、大きな石材を運び積み上げた当時の技術力に驚かされます。
銅鏡や銅椀をはじめ刀や馬具、須恵器などの副葬品が出土しており、観音塚古墳の隣にある考古学資料館では実際に見学することも可能。古墳の上にはソメイヨシノが咲き誇り、春はお花見をするのもおすすめですよ。
観覧時間：24時間
定休日：なし
住所：群馬県高崎市八幡町800-144
電話：027-321-1292(高崎市文化財保護課)
駐車場：あり(無料・考古学資料館)
アクセス：
公式HP：http://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2013121600217/
高崎市周辺情報：
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⑥多胡薬師塚古墳【高崎市吉井町】
上野三碑で有名なスポット高崎市吉井町にあるお地蔵様と美しい石室を持つ多胡薬師塚古墳(たごやくしづかこふん)。昭和10年に発掘調査が行われた際には吉井町一号墳と呼ばれていました。
古墳の大きさは現在直径25m、高さ3.5m程の円墳です。石室の入口は開いた状態で発見され遺物などは残っていなかったようで、調査の結果古墳時代の終末7世紀前半頃に作られたものとされています。
多胡薬師塚古墳の石室は大きく立派な石がきれいに積まれており、当時の技術力の高さが伺えます。石室は上野三碑の多胡碑と同じ多胡石(牛伏砂岩)が使用されているようです。多胡薬師塚古墳は彼岸花の群生地で例年9月下旬から10月上旬にかけて見頃。春は椿が見頃です。季節の自然と古代ロマンを楽しんでみてください。
定休日：なし
住所：群馬県高崎市吉井町吉井川
電話：027-321-1291(高崎市役所文化財保護課)
駐車場：あり(無料・約5台)
アクセス：
車 上信越自動車道吉井ICより約5分
電車 上信電鉄吉井駅より徒歩約25分
高崎市周辺情報：
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⑦浜尻天王山古墳【高崎市浜尻町】
閑静な住宅街の中で緑に包まれた姿で残る浜尻天王山古墳(はまじりてんのうやまこふん)。
大型の前方後円墳で、建造当時は60m以上もの大きさであったとされています。浜尻天王山古墳の墳丘は現存しますが、内部構造は未調査で謎が多く残っています。
円筒埴輪や形象埴輪などが発掘されていますが、存在するのではないかと言われている横穴式石室にはまだ何が残っているのか明らかにされていません。前方部には諏訪神社が鎮座しており、虫歯の神と崇められる墓石もあり知る人ぞ知るスピリチュアルなスポット。
定休日：なし
住所：群馬県高崎市浜尻町
電話：027-321-1292(高崎市文化財保護課)
駐車場：あり(無料・約3台)
アクセス：
車 関越自動車道高崎ICより約15分
電車 JR高崎問屋町駅より徒歩約10分
高崎市周辺情報：
高崎市で宿を探す：https://travel.rakuten.co.jp/yado/gunma/takasaki.html
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⑧上小塙稲荷山古墳【高崎市上小塙町】
墳頂に烏子稲荷神社が鎮座しているとても珍しい上小塙稲荷山古墳(かみこばないなりやまこふん)。
たくさんの出土品が発掘され社宝として神社に奉納されています。烏子稲荷神社の裏には大きな石室が残されており、「石室の穴は都に通じている」「白狐が住んでいる」などの伝説があり、稲荷信仰の対象となっていました。
石室の入口は北北西を向き高い位置に存在しており、他の古墳とは異なる特徴のある珍しい古墳です。
定休日：なし
住所：群馬県高崎市上小塙町稲荷前564-1
電話：027-321-1292(高崎市文化財保護課)
駐車場：あり(無料・約10台)
アクセス：
車 関越自動車道 吉岡スマートICより約5分
電車 上越線群馬総社駅下車タクシー約15分
高崎市周辺情報：
高崎市で宿を探す：https://travel.rakuten.co.jp/yado/gunma/takasaki.html
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