高崎城|御城印と高崎城址公園の見どころや歴史【高崎市高松町】
高崎の街中にかつて広大な城郭を構えていた高崎城。
今は高崎城址公園となり市民の憩いの場として親しまれています。かつての風情あふれる遺構が当たり前のように公園内に佇みますが、群馬県民なら知っていて欲しい高崎城の歴史や御城印などを紹介します。
高崎城の概要
高崎城の前身和田城とは?
高崎城誕生以前、和田城と呼ばれる城があり、歴史は古く創建は平安末期、この地に住む豪族、和田義信によって築城されました。
室町時代に入ると、和田氏は上杉氏に従っていましたが、反旗を返し武田信玄に従うように。何度も上杉氏の侵攻を受けましたが耐え、和田信業のの時代になると北条氏に従い、小田原征伐の斎に落城・廃城となりました。
井伊直政が創建した高崎城
その後、豊臣秀吉の小田原征伐をきっかけに、徳川家康が関東にも進出。中山道と三国街道の交通の要所として必要とされたため、家康の命令で箕輪城主の井伊直政が和田城の跡地に高崎城を築きました。井伊直政は箕輪城から高崎城に移り、城下町を築きました。
関ヶ原の戦い後、諏訪氏・酒井氏・安藤氏・松平氏などが入城。藩政時代には高崎藩の藩庁でもありました。
明治維新の廃城令で第3師官分営所が設置。城の建物は取り壊し・移築され、敷地は歩兵の駐屯地として使用されました。広大な敷地は5万坪以上あったと言われています。
春には桜やツツジの美しい名所
現在の高崎城址には堀、石垣、東門、乾櫓が残されています。
高崎市役所と群馬音楽センター周辺を囲む水路がお堀。城址公園の一部にもなっており、市民憩いの場として親しまれています。
お堀周辺は桜の名所になっています。
例年4月上旬に桜が咲き誇り、ライトアップも行われ多くの見物客が足を運びます。
桜の後にはツツジも咲きますよ。
群馬音楽センター前には石垣、東門、乾櫓があり歴史を感じます。一度は見たことがある風景ではないでしょうか?
東門
乾櫓は城郭建築物で唯一、群馬県内に残っている貴重なものです。
いずれも今の街並みに溶け込んでいる歴史あふれる遺構ですね。
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御城印もあり
ちまたでブームの御城印。実は高崎城の御城印があるのをご存知でしょうか?
高崎城址公園から徒歩5分もかからないところにある、文開堂書店では定番から期間限定まで、種類豊富な御城印が並びます。
高崎城
和田城
御城印 各300円
期間限定品などもあるので、入手したい方はお店に問い合わせてみてくださいね。
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基本情報
問合せ先:027−321−1257(高崎市観光課)
駐車場:あり(近くのコインパーキング利用)
アクセス:
車 関越自動車道高崎ICより約15分
電車 JR高崎駅より徒歩約15分
公式HP:https://www.city.takasaki.gunma.jp/kankou/history/zyoushi.html
高崎市周辺情報:https://www.jalan.net/travel/cit_102020000/
高崎市で宿を探す:https://travel.rakuten.co.jp/yado/gunma/takasaki.html
まとめ
高崎市役所と群馬音楽センター近くにあった高崎城の歴史と今をご紹介しました。
堀、石垣、東門、乾櫓が城の意向として現在でも残され、風情と歴史が溢れます。
お散歩にもぴったり、春は桜が美しく、例年ライトアップも開催、県内屈指の名所としても知られるスポットです。
近くの書店で御城印も販売されているので、ぜひ入手してみてくださいね。
※情報は掲載当時のものです