【FP監修】出産準備費用はいくらかかる?妊婦健診や分娩費用も解説

出産準備 費用
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妊娠や出産はとてもうれしくおめでたいものですが、妊婦健診や分娩費用など医療費がいくらかかるのかも、気になりますよね。「仕事も休まないといけないし、収入が激減するのにやっていけるのかな…」と不安になる人もいるのでは。
本記事ではそんな妊娠、出産にかかる費用や公的補助制度などを解説。また、出産準備に最低限必要なリスト、節約法などを紹介します!是非参考にしてくださいね。

【この記事の監修】

ファイナンシャルプランナー 西田 凌

ファイナンシャルプランナー 西田 凌
複数の保険総合代理店にて勤務後、より多くの方に「正しい情報」を届けるために、現在は完全独立系のファイナンシャルプランナーとして活躍中。
年間100世帯の面談経験を元に、個人のコンサルティングやweb上での相談サービスに加え、お金の専門家として様々な情報サイトで執筆を手掛ける。
保険のみならず、年金や社会保険、資産運用や老後資金など幅広い知識で家計にベストなアドバイスを行うFPとして人気が高い。

FP2級・AFP 資格保有

⇒ 監修者のプロフィール詳細はこちら

妊婦健診にかかる費用は平均どれくらい?

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妊娠かな?そう思ったらまずセルフチェックした後、産婦人科を受診しましょう。
ここでは、妊娠したら受ける妊婦健診のスケジュールや、かかる費用を解説します。

妊娠かな?いつごろ検査に行ったらいい?

出産予定日は最終月経開始日から数えて280日(40週0日)目と算出されています。つまり次の生理予定日を1週間過ぎた時点で妊娠5週目となります。生理が来ない場合はドラッグストアで妊娠検査薬を買い、セルフチェックをしてみましょう。陽性反応が出たら産婦人科を受診します。妊娠初期は赤ちゃんの心拍数が確認できないこともあるので、その場合は1週間後に再受診するよう医師から指示されることが多いです。

妊婦健診はいつから?スケジュールをチェック

妊婦さんや赤ちゃんの健康状態を確認するために行われる妊婦健診。厚生労働省は標準的な妊婦健診として14回の検査スケジュールを例示しています。

[妊婦健診のスケジュール例]

期間 健診回数
(1回目が8週の場合)
受診間隔
妊娠初期~23週 1~4 4週間に1回
妊娠24週~35週 5~10 2週間に1回
妊娠36週~出産まで 11~14 1週間に1回

※赤ちゃんが双子など多胎児の場合、受診間隔が短くなる場合が多いです。

妊婦健診費用の助成金は自治体によってさまざま

では妊婦健診にかかる費用は一体どれくらいでしょうか。

初診:5,000円~10,000円程度
2回目以降:5,000円~8,000円程度
総額健診費用:100,000円~150,000円程度

 
妊娠・出産にかかる費用には健康保険が適用されません。医療機関によって差はありますが、妊婦健診とその他必要な検査を受けるとさらに費用がかかり、総額で平均10万円~15万円程度かかります。これは自治体などの助成制度を使わなかった場合の費用です。
妊娠健診には都道府県の公費によって助成金が支払われます。自治体によって金額や方法は異なりますが、一般的に母子手帳をもらう際に健診助成券が渡され、それを利用すると妊婦健診の自己負担額は平均5~6万円程度といわれています

妊婦健診は確定申告で医療費控除が受けられる

出産までの間、何かとかさむ医療費ですが、1年間で1世帯の医療費が10万円を超えた場合、10万円を超えた金額分は確定申告をすることで医療費控除が受けられ課税所得から差し引かれ税金が安くなります。(保険などから補填された分は医療費控除額から差し引かれます。)
医療費控除の対象になるのは妊婦健診費、分娩費、入院費、通院時の交通費(公共の乗り物)、出産時のタクシー代、入院中の食事代などです。領収証のあるものは保管しておき出産後の確定申告の際に忘れずに手続きをしましょう。

入院グッズや赤ちゃん用品の費用は?

妊娠後期になったら、いつでも入院できるように入院グッズを用意しておく必要があります。また、産後すぐに使う赤ちゃん用品も最低限揃えておきましょう。これらの準備用品でだいたい10万円~30万円程度必要です。とても幅がある数字ですよね。子供のためにとつい買い込んでしまいがちですが赤ちゃんの成長は早く、興味を示す対象もどんどん変わるため後になって「使わなかった」「多すぎた」という声もよく聞きます。また、お祝いでいただいたりレンタルできるものもあるので、妊娠中に赤ちゃんの生まれ月に合わせて必要最低限のグッズだけ揃えておくと安心。それ以外は産後に赤ちゃんの好みや必要に応じて買い足していっても遅くはありません。

里帰り出産の実家の親へのお礼は必要?

産後は体力の回復しないうちから赤ちゃんのお世話が始まるため、実家のサポートがあるのはママにとっては心強いものです。里帰り出産を選択する人もいるでしょう。
実家とはいえ結婚していれば別世帯です。長期間衣食住をお世話になるのですからお礼を渡すことで感謝の気持ちを伝え、お互いに気持ちよく過ごすことができるといいですね。
お礼の相場は一般に1ヶ月20,000~30,000円で上の子がいる場合はさらに数千円渡すのが一般的のようです。お礼を渡そうとしても受け取ってもらえないという話もよく聞きますが、パパから「里帰り中、お世話になります」とお礼の言葉を添えて渡してもらうと、実家の両親も受け取りやすくなり、「しっかりしている旦那さん」とパパの株も上がるのではないでしょうか。

いよいよ出産!分娩にかかる費用の相場は?

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妊娠中期~後期に入ると、そろそろ出産に向けての準備を始め、分娩費用の心づもりをしていきましょう。ひとことで分娩にかかるお金といっても、地域や病院、入院する部屋などによって大きく変わります。費用を見積もって、出産する病院を再検討することも必要です。

地域ごとの分娩費用の平均値
  1. 東京:621,814
  2. 鳥取:396,331円
  3. 全国平均:505,759円
出典:国民健康保険中央会「2016年(平成28年)度出産費用の都道府県別平均値・中央値」

上記のデータのように分娩費用の平均値が一番高い東京と一番低い鳥取県では、その差は20万円以上!都心ほど高く、地方は安くなっている傾向です。里帰り出産を検討している人は住んでいる地域と里帰り先の出産費用の相場を比べても良いかもしれませんね。

また同じ地域であっても病院によって分娩費用は変わってきます。

病院ごとの分娩費用の平均値
  1. ベッド数20床以上の病院:511,652円
  2. ベッド数19床以下の診療所:501,408円
  3. ベッド数9床以下の助産院:464,943円
出典:国民健康保険中央会「2016年(平成28年)度出産費用の全国平均値・中央値」

入院にかかわる費用は入院日数が6日間(5泊6日)とすると、個室のほうが大部屋より総額約16,000円程度高くなります。また出産の時間帯が深夜になったりや祝日、大型連休、年末年始にかかることで割増料金が加算される病院もあります。自然分娩の場合、赤ちゃんが生まれてくる時間は選べないので病院を決める際に割増料金の有無を確認しておきましょう。

高額な分娩費!でも出産時は補助金が支給されます

妊娠や出産にかかわる費用は、病気ではないため健康保険が適用されません。特に初めての子供のときはお金のことが心配ですよね。けれども心配しなくても大丈夫です。出産時にもらえる補助金や利用できる制度はたくさんあります。

出産育児一時金
出産育児一時金は、健康保険の被保険者や被扶養者が出産したときに支給されます。子供一人につき42万円(産科医療補償制度に加入してない分娩機関等で出産した場合は40.4万円)が支給されます。
出産一時金について詳しくはこちらの記事をチェックしてください。
出産手当金
働いているママは、勤務先の健康保険から出産手当金を受け取ることができます。これは産休中の生活費をサポートするためのもので、出産予定日を含む産前42日(双子など多胎の場合は98日)、産後56日の計98日間、標準報酬日額の3分の2を受け取ることができます。
※自営業やフリーランスの加入する国民健康保険には出産手当金の制度はありません。

出産手当金について詳しくはこちらの記事をチェックしてください。

帝王切開の場合の分娩費用は?

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ここまでは自然(経膣)分娩の際の費用について解説してきましたが、出産が帝王切開になる場合もあります。定期健診のときに自然分娩ではリスクがあると判断された場合、双子などの多胎児の出産の場合は帝王切開になるケースが多いです。合わせて、多胎児出産の多くは、予定日より前に管理入院になり、長期の入院を余儀なくされることもあります。
また、当初は自然分娩でお産が進んでいたのに、何らかのトラブルで緊急帝王切開になることも。ここでは帝王切開の費用について詳しく説明します。

自然分娩より10万~30万円程度高め

帝王切開での分娩の場合も自然分娩と同様に出産一時金が支給対象です。
また、帝王切開での分娩費用は一部健康保険が適用されますが、帝王切開での出産の場合入院期間も1~2週間と自然分娩の4〜5日よりも長くなります。差額ベッド代や食費は保険適用にならないので、自然分娩と比べて10万~30万円程度高くなる場合があるので、心づもりをしておきましょう。
しかし、生命保険や医療保険に加入していると、入院給付金や手術給付金の対象になることもあります。入院日数が長くなるので、医療保険の給付はとても助かりますよね。なかには保険金が沢山下りてプラスになることも。心当たりの方は保険証券を一度確認しておきましょう。

高額療養費制度で一定の限度額を超えた分は返金される

帝王切開や医師の指示による管理入院は健康保険が適用されるため、高額療養費の対象となります。高額療養費制度とは1ヶ月の間に健康保険で3割負担となっている治療費が、自己負担限度額を超えてしまった場合に、過払い分の医療費が戻ってくる制度のことです。自己負担制限額は、年齢や所得区分によって変わってきます。
ただ、後でお金が戻ってくるといっても、一時的な支出が大きくなってしまいますので、事前に治療費が高額になりそうだとわかっている場合には、限度額適用認定証を申請しておく事で、窓口で支払う金額が自己負担限度額になります。

帝王切開での高額療養費制度の利用について詳しくはこちらの記事をチェックしてください。

出産準備にかかる費用をできるだけ節約する4つの方法

出産準備 費用

誕生する我が子に必要なものは何でも買ってあげたい。けれどあれもこれもとすべて購入すると家計にとって大きな出費となります。子供は生まれた時だけでなく、約20年にわたり子育て期間中ずっとお金がかかるものです。先を見据えて教育資金などを準備するためには、できる限り節約したいですよね。子育てのスタート、出産準備費用を節約する4つの方法を紹介します!

出産準備は必要なものだけ!足りないものはその都度用意

初めての出産のときは、何が必要なのかわからず、あれこれ買い揃えてしまう人も多いでしょう。でも、「買ったのに全然使わなかった」「すぐ使わなくなった」なんていう話もよく聞きます。足りないものは後から買い足しても遅くないので出産準備は最低限にしましょう。そこで出産から退院後2週間のマストなグッズをリストアップしてみました。

入院グッズ
  1. 前開きパジャマ 2~3着
    授乳のしやすさ、着脱のしやすさを考えると、あった方が便利。
    出産直後は悪露で汚れる可能性があるので最低限着替えは数着必要。
  2. 産褥ショーツ 2~3枚
    産後の悪露の手当てに必要。病院によっては入院セットでプレゼントしてくれる場合も。
    産後にしか使わないので、買いすぎないように注意!
  3. 授乳ブラ 1着
    産後は胸が張るのでゆったり目サイズが◎
  4. 退院時の赤ちゃんの洋服 1式
    季節によりおくるみや毛布を巻く人も。
  5. チャイルドシート 1台
    使いやすさ、新生児から幼児まで長く使えるなど考慮して
授乳グッズ
  1. 母乳パッド
    使い捨てのほか何度も洗って使える布製のものもある
  2. 授乳クッション
    座布団や枕で代用も可
  3. 哺乳瓶、ミルク
    産後すぐは母乳が出にくいので母乳派のママも1本は用意しておきましょう。
ベビーグッズ
  1. おむつ
  2. おしりふき
  3. ガーゼ
  4. ベビーソープ
  5. ベビーローション
  6. ベビー用綿棒
  7. 体温計
  8. ベビー用爪切り
  9. ベビーバス

洋服は生まれ月ごとに必要最低限なものを揃える

身に着けるものは赤ちゃんの生まれる季節によって変わってきます。新生児用の服の基本は50㎝サイズですが、あっという間にサイズアウトしてしまいます。生まれ月ごとに必要になる最低限の衣服を把握しておけば、着る前に入らなくなってしまったなどの無駄をなくすことができます。

  生まれ月 最低限必要なもの

生まれ
3月
4月
5月
朝夕の温度差があるので、通気性の良い短肌着やベストなどで体温調節をしましょう。
短肌着5~6枚、コンビ肌着5~6枚、カバーオール5~6枚、ベスト1~2着、靴下1~2足、おくるみ1~2枚

生まれ
6月
7月
8月
赤ちゃんは体温が高くて汗かきなので着替えも頻繁。多めに用意しておくのがベター。真夏はエアコンで体が冷えてしまうのでカバーオールなどのウェアも必須です。
短肌着またはノースリーブ肌着5~6枚、コンビ肌着6~7枚、カバーオール5~6枚、おくるみ1~2枚

生まれ
9月
10月
11月
新生児期の体温調節は重ね着が基本。同じコットン100%でも厚手の生地をチョイスして。部屋の環境に合わせてベストなどで調節を。
短肌着5~6枚、コンビ肌着5~6枚、ツーウェイオール4~5枚、ベスト1~2着、靴下1~2足、おくるみ1~2枚、防寒ウェア1枚

生まれ
12月
1月
2月
冬場は洗濯物が乾きにくいので下着やウェアを多めに用意したという先輩ママの声も。
短肌着5~6枚、コンビ肌着5~6枚、ツーウェイオール4~5枚、ベスト1~2着、靴下1~2足、おくるみ1~2枚、防寒ウェア1枚

お下がりやフリマアプリ、レンタルを上手に利用

赤ちゃんはあっという間に大きくなります。一時期のために新品のものを揃えるのはもったいないという人も多いでしょう。ベビーカーやチャイルドシートはフリマアプリなどでお下がりを手に入れるといいでしょう。サイズオーバーなどで不要になったものは出品できるのもうれしいですね。

フリマアプリ
メルカリ https://www.mercari.com/jp/
ダントツのユーザー数を誇り品ぞろえ豊富

ジモティー https://jmty.jp/
手数料無料

ラクマ https://fril.jp/(旧フリルと統合)
女性ユーザーが多い

ベビーベッドやベビー布団、ベビーラックなど場所を取るけれども短期間しか使わないアイテムはぜひレンタルを利用したいところ。自分のニーズに合った業者を探して賢く育児グッズを揃えましょう。

レンタル業者
ナイスベビー https://www.nicebaby.co.jp/
産後に必要なグッズをお得に借りられる「里帰りパック」が魅力

ホクソンベビー https://www.hoxon.co.jp/
ベッドの組み立てやシートの設置をやってくれる自社便あり

ダスキンかしてネット https://www.kasite.net/
1年前からレンタル予約ができ、最短1日からレンタル可能

お祝いで貰えそうなものは買うのを控えて

カバーオール、おくるみ、スタイなどはお祝いの定番なので購入を保留にしても良いかもしれません。沢山あっても、すぐサイズアウトしたり使わなくなってしまいます。
少し味気なくはなりますが、気心の知れた親戚や友人などには「○○がほしい!」とあらかじめリクエストしてしまうのも手。出産直後に使うものより、1歳以降に使いそうな靴や長靴、レインコート、リュック、よそゆきの洋服などを頂くと重宝しますよ。

妊娠中から子供の将来の計画を!学資保険は出産140日前から加入OK!

出産準備 費用

赤ちゃんが生まれたらしっかり準備しておきたい教育資金。学資保険への加入を検討する人も多いでしょう。でも産後は出産による体力の低下、慣れない赤ちゃんのお世話や睡眠不足などで学資保険についてゆっくり考える時間はなくなってしまいます。夫婦でじっくり検討するには妊娠中が最適です。
かんぽ生命、日本生命、ソニー生命など、いずれも出産予定日の140日前からの加入が可能です。早い時期に学資保険に加入すると様々なメリットがあります。

  • 出生前に加入すると返戻率が高い
    返戻率とは、契約者が支払った保険料の総額に対し、受け取ることができる満期保険金や
    祝金の総額の割合を指します。つまり、貯蓄性が上がるということです。
  • 出生前から生命保険料控除が受けられ、節税効果もある
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まとめ

いかがでしたか?子育ては妊娠、出産の時期だけでなく子供が成人するまで長期間にわたって続いていくものです。「色々買ってあげたい」「必要になるかもしれない」という気持ちだけであれもこれも新品を揃えていては家計にも大きく響いてしまいますね。必要最小限でも赤ちゃんにとって良いものかどうかひとつひとつを慎重に選んであげたり、無駄をなるべく省いて赤ちゃんの未来に備えるのもパパやママの大切な役目ですよね!


まとめ

  • 妊娠出産費用の公的補助は忘れずに受けよう
  • 新生児期はあっという間。必要最低限なものだけ揃えよう
  • ベビー用品はレンタルやフリマ利用も検討
  • 妊娠中に学資保険の検討をしておこう

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