中筋遺跡|古墳時代の生活を体感。竪穴式住居や平地式住居の中を実際に見学できる【渋川市行幸田】
群馬県渋川市にある中筋遺跡は古墳時代中期の集落跡です。
竪穴式住居や平地式住居などが復元され、一部の住居は実際に中に入って見学することも出来ます。
県の指定史跡に指定されている中筋遺跡の展示の様子や古墳時代中期の人々の住まいの様子についてご紹介します。
中筋遺跡とは
中筋遺跡は約1500年前の榛名山二ツ岳の大噴火による火山灰で埋没してしまった古墳時代の集落跡です。1986年に発掘され、現在は竪穴式住居3軒と平地式建物、祭祀跡、垣根などが復元されています。
竪穴式住居1軒と平地式住居は実際に中に入って見学することが出来、古墳時代の生活を体感することが出来ます。
入口の様子
住宅地の中にあり、道中は細い道も多かったです。
入ってすぐに見えたのが平地式住居です。
展示物の様子
中筋遺跡案内図
中筋遺跡の全体の様子
平地式住居の中に入るとパンフレットが置いてあります。
平地式住居の内部
ドアを開けると真っ暗で、少しドキドキしましたが一歩足を入れると電気がつき見学もしやすいです。
釜戸や土器があり、燻した香りがして住居での生活をリアルに感じられます。
竪穴式住居
こちらの竪穴式住居は中に入って見学することができます。
竪穴式住居の内部
ドアを開けると木の太い枝でできた階段がありこちらも最初は真っ暗でしたが階段を降りると電気がつきます。
中は広々としていて釜戸と土器があります。
古墳
小さな古墳が1つあります。
祭祀場跡
祭祀場は特に展示等はありませんでしたが、採掘の際に、ここからイノシシなどの歯が出土されたそうです。生き物たちを生贄として供え、農耕の豊作を願う、収穫に感謝する祭祀が行われていたことが分かりますね。