碓氷峠鉄道文化むら(ポッポタウン)|EF63形運転体験ができる!群馬で唯一の鉄道テーマパーク【安中市松井田町】
安中市松井田町は、鉄道にゆかりのある土地のひとつ。
かつて、横川から軽井沢をつないでいた旧碓氷線や、日本で初めてのアプト式鉄道など、日本の鉄道歴史と切っても切り離せない場所です。
そんな碓氷峠の入り口にあるポッポタウンと親しまれている鉄道文化むらを紹介します。
碓氷峠鉄道文化むら
ポッポタウンには、トロッコ列車で園を1周できるトロッコラインや、子どもたちが遊べるシンボル広場、さらに鉄道展示館や鉄道資料館があります。
そして野外展示場・ビュウ広場には、ミニSLやあぷとくんの運行コースがあり、また、昔ながらの列車が数多く展示され、鉄道の歴史を実際に見て楽しむことができるので、鉄道ファンには嬉しいですね。
さらに、TVでも話題になっているEF63型の運転体験もできるんです!
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いざ「碓氷峠鉄道文化むら」の園内へ
シンボル広場~鉄道展示館
鉄道文化むらの周りには、まるで眼鏡橋のような壁があり、その上をトロッコ電車が走ります。
券売機で入場券を購入し園内へ。入場してすぐの場所はシンボル広場。
子どもたちが遊べる遊具や乗り物がたくさん設置されています。
休憩所や売店もあり、軽食メニューが充実。
そして、園内を進むと右手にはまるで眼鏡橋のようなトンネルが登場。その中には昔ながらの電車が格納されています。
アプト式鉄道の展示や特急あさまの姿が!
さらに進むと鉄道展示館があり、昔懐かしい電車やホームの掲示板などが展示されています。
また準鉄道記念国産アプト鉄道や碓氷峠列車の歴史を詳しく知ることができますよ。
鉄道展示館にはEF63のシミュレーターもあり、実際に操作することも可能。1回1,000円で10分程度です。
屋外展示場・ビュウ広場
芝生の広がる屋外展示場には、国鉄時代の列車や歴史ある電気機関車や蒸気機関車が展示されています。
そのほかにもディーゼルや気動車、そして客車たちが勢ぞろい。
ビュウ広場は、お弁当を広げたり、ひと息入れるのにぴったりな芝生の広場。写生や写真撮影にも絶好のロケーションです。
車内見学イベント
不定期イベントとして、一部の展示車両では車内見学ができます。
イベント開催の1週間程前に公式ホームページに掲載されるので、ぜひチェックしてみてください。
あぷとくん運行コース
鉄道文化むらの園内を1周できる、イギリス生まれの蒸気機関車グリーンスリーブス「あぷとくん」。およそ800mの2フィートゲージが軌道になっています。
運行中は、碓氷峠の絶景も眺望できますよ。
ミニSL・ファミリー列車運行コース
炭水車と客車を連結した5インチゲージの蒸気機関車が、1周300mの軌道を走ります。こちらは雨天でも運行するので、天気を気にせず遊べるのが嬉しいですね。
また、ファミリー列車運転体験もあり、ミニ電気機関車で運転手を含めて6人まで乗車が可能です。
ミニSL 大人200円、子ども100円、幼児無料
ファミリー列車運転体験 一周1,000円
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碓氷峠の信越本線の歴史を後世に伝える鉄道資料館
鉄道資料館の1階には、碓氷峠の鉄道ジオラマやEF63形直流電気機関車の表示動作版が展示されています。
ジオラマはHOゲージの模型で厳密に再現され、演出運転もムード満点。
Nゲージでは車両の貸し出しはありませんが、持ち込み車両を使用して有料でのボタン操作やコントローラーで運転ができます。10分間で300円。
鉄道模型がずらり。
2階には、碓氷峠や峠越え鉄道の歴史的資料や文書が展示されています。
1階の売店では、オリジナルグッズや鉄道ファンに人気のレアグッズなどが販売されているので覗いてみてくださいね。
こちらは、以前販売されていた横川名物の駅弁「峠の釜めし」。現在は施設最寄りのドライブイン、おぎのや横川店にて購入できますよ。
資料館の前には、鉄道文化むらの入場者に幸福をもたらすといわれているめぐり愛の鐘もあるので、帰り道にはぜひならしてみてくださいね。
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手こぎトロッコを楽しもう!
進みたい方向にタイミングを合わせてこぐ手こぎトロッコ。
レバーを上下にこぎながら、スピードを調整します。力を合わせて、みんなで楽しめること間違いなし。乗車定員は4名、1往復100円で乗車できますよ。
運転体験
©︎https://www.usuitouge.com/bunkamura/
日本で唯一、EF63形電気機関車の運転体験ができるんです。
運転体験を行うには、約1日の学科実技講習を受け、修了試験の合格が必要。
講習日は毎月第3土曜日となっており、講習の申し込みは抽選受付。毎月最初の営業日の午前10時から、2ヶ月先の予約を専用のフォームにて抽選受付をしてください。
©︎https://www.usuitouge.com/bunkamura/
学科実技講習の料金は30,000円(ファンクラブ会員は29,000円)。また、運転体験料金は1回ごとに支払い、運転回数1〜29回の方は7,000円、30回以上の方は6,000円となります。
運転体験予約は、学科実技講習と併せて公式HPより行ってくださいね!
みんなで楽しむファンクラブ
碓氷峠鉄道文化むらには、鉄道の歴史を保存することで後世に残し、鉄道好きが交流できるようにとファンクラブ(友の会)があります。
会員になると入場料が400円に割引。年会費は2,000円で1年ごとの更新で毎年同額。18歳以上であれば毎月第3日曜日に実施されている鉄道の整備などのボランティア活動にも参加できます。
4歳~小学生以下のお子様を対象にしたこどもファンクラブも特典が盛りだくさん。
入園料が無料になるほか、「あぷとくん」「ミニSL」「トロッコ列車」の乗車料が無料。
また、碓氷峠の森公園交流館「峠の湯」入館料も無料に。年会費は1,000円、1年間有効です。申し込みは、鉄道資料館2階の事務所で受け付けています。
トロッコ列車「シェルパくん」で近くにある峠の湯へ!
平成9年に廃止になった信越本線の下り線を使って、トロッコ列車で峠の湯までアクセス可能。
約2.6kmの距離を20分ほどかけてのんびりと走ります。途中で旧丸山変電所のあるまるやま駅を通過して、峠の湯駅に到着します。
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周辺グルメ情報
つづいては、碓氷峠鉄道文化むら周辺のグルメスポットをご紹介します。
越後屋食堂
©https://twitter.com/tetsudobunkamu1
越後屋食堂(えちごやしょくどう)は、2年前に移転して碓氷峠文化むら内にオープンしました。
名物のモツ煮は柔らかくて、臭みもなく、人気のメニュー。その他にも下仁田豚肉を使用した定食などがあり、濃い目のお味がごはんにぴったり。テイクアウトして、園内で食べることもできます。
定休日:毎週火曜日、水曜日(臨時営業有)
住所:群馬県安中市松井田町横川407-16(碓氷峠文化むら内)
電話:027-380-4163
駐車場:あり(碓氷峠文化むらの駐車場利用可)
アクセス:
車 上信越自動車道松井田妙義インターより国道18号線経由で約10分
電車 JR信越本線横川駅隣接
安中市周辺情報:https://www.jalan.net/kankou/cit_102110000/
安中市で宿を探す:https://search.travel.rakuten.co.jp/ds/hotellist/Japan-Gunma-Annaka
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関所食堂
©https://tabelog.com/gunma/A1005/A100503/10001339/
ラーメンとチャーハンが人気の関所食堂(せきしょしょくどう)。ラーメンは一杯500円とまさかの1コイン!
魚介系の香ばしさが感じられるすっきりとしたスープに、中太麺との相性が抜群で、とてもクオリティが高い一品。このラーメンを目当てに、遠方からはるばるやってくるお客さんも多いようです。
平日 11:00~15:00
土日祝 11:00~15:00/17:00~19:00
定休日:毎週火曜日(祝日の場合は翌日)
住所:群馬県安中市松井田町横川553-3
電話:027-395-2137
駐車場:あり
アクセス:
車 上信越自動車道松井田妙義インターより国道18号線経由で約10分
電車 JR信越本線横川駅より徒歩10分
安中市周辺情報:https://www.jalan.net/kankou/cit_102110000/
安中市で宿を探す:https://search.travel.rakuten.co.jp/ds/hotellist/Japan-Gunma-Annaka
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横川サービスエリア(上り)
©https://www.driveplaza.com/
上州・信州の地元食材が充実した横川サービスエリア(上り)。日本を代表する駅弁、峠の釜めしと碓氷峠の力餅が名物です。
実物の車両の一部を設置し、峠の釜めし販売開始当時の信越本線横川駅を再現しています。
レストラン燈歌の峠の釜めし御膳は、人気No.1メニュー!
お蕎麦も付いてボリューム満点です。フードテラスやベーカリーコーナーもあり、いろいろなグルメを楽しめますよ。
※各店舗や施設の営業時間は異なり、それぞれ変更の可能性もあるため、詳細は公式HPを確認して下さい。
定休日:なし
住所:群馬県安中市松井田町横川字井戸入917
電話:027-395-3535
駐車場:あり(無料・大型52台/小型291台)
アクセス:
車 上信越自動車道碓氷軽井沢ICより約10分
公式HP:https://www.driveplaza.com/sapa/1810/1810031/1/
安中市周辺情報:https://www.jalan.net/kankou/cit_102110000/
安中市で宿を探す:https://search.travel.rakuten.co.jp/ds/hotellist/Japan-Gunma-Annaka
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周辺観光情報
碓氷第三橋梁(めがね橋)
碓氷第三橋梁は、通称「めがね橋」と呼ばれるレンガ造りのアーチ橋。
長さ91m、高さ31mと日本最大級です。この巨大なアーチ橋はとても美しく、多くの観光客やフォトグラファーが訪れる撮影スポットになっています。
定休日:なし
住所:群馬県安中市松井田町坂本地内
駐車場:あり(無料・普通車22台・バス4台)
アクセス:
車 上信越道 松井田妙義ICより約15分
電車 JR信越本線 横川駅よりタクシーで約15分
安中市周辺情報:https://www.jalan.net/kankou/cit_102110000/
安中市で宿を探す:https://search.travel.rakuten.co.jp/ds/hotellist/Japan-Gunma-Annaka
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アプトの道
信越本線横川駅からめがね橋、さらには熊ノ平駅間を結ぶ6kmの遊歩道がアプトの道。絶景を楽しみながら、めがね橋の上を歩くことができます。
1号から10号トンネルまである遊歩道を通り、トンネルを抜けるたびに現れる様々な景色にわくわく。
かつて運行していたアプト式鉄道の歴史にも触れながら、ハイキングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
定休日:なし
住所:群馬県安中市松井田町横川 アプトの道
駐車場:あり(無料・22台)
アクセス:
車 上信越自動車道松井田妙義ICより約10分
電車 JR信越本線横川駅より徒歩5分
安中市周辺情報:https://www.jalan.net/kankou/cit_102110000/
安中市で宿を探す:https://search.travel.rakuten.co.jp/ds/hotellist/Japan-Gunma-Annaka
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ナニコレ珍百景で紹介!安中の「ざっくりした看板」
ナニコレ珍百景で紹介された、安中市旧中山道の「ざっくりした看板」。その内容に謎が多いことから、ネット上でも話題に。
子持ち山麓を通る旧中山道山中坂に、謎の案内板があります。老婆が夜な夜なここを通る旅人を苦しめたとのこと。山中坂は空腹では上れないほどの難所だったことから、このような伝説が生まれたのではないかと言われています。
駐車場:周辺になし
アクセス:
車 上信越自動車道松井田妙義ICより約15分
電車 JR信越本線横川駅より徒歩1時間30分
安中市周辺情報:https://www.jalan.net/kankou/cit_102110000/
安中市で宿を探す:https://search.travel.rakuten.co.jp/ds/hotellist/Japan-Gunma-Annaka
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施設情報
営業時間:
3/1~10/31 9:00~17:00
11/1~2末 9:00~16:30
休館日:毎週火曜日(8月は毎日開園)/12/29~1/4
住所:群馬県安中市松井田町横川407-16
電話:027-380-4163
駐車場:あり(無料・乗用車220台、バス12台)
アクセス:
車 上信越自動車道松井田妙義インターより国道18号線経由で約10分
電車 JR信越本線横川駅隣接
じゃらん予約:https://www.jalan.net/kankou/spt_10401cc3290030068/
安中市周辺情報:https://www.jalan.net/kankou/cit_102110000/
安中市で宿を探す:https://search.travel.rakuten.co.jp/ds/hotellist/Japan-Gunma-Annaka
まとめ
平成11年4月18日にオープンした、見て、乗って、体験できる碓氷峠鉄道文化むらはいかがでしたか?
碓氷峠の付近には、中山道時代の歴史の詰まった眼鏡橋や鉄道遺産があり、週末は観光客でにぎわいます。
そんな碓氷峠にちなんだ「碓氷峠鉄道文化むら」は、子どもから鉄道が好きな大人まで満足できる鉄道テーマパーク。ぜひ、鉄道の醍醐味を楽しみに来てください。
※情報は記事作成当時のものです