【草津温泉】絶対に外さないおすすめ観光スポット12選

日本三名泉のひとつ「草津温泉」。
かつて徳川吉宗が、現在の草津温泉湯畑付近より温泉を汲み上げて江戸城まで運ばせたほど名湯と名高い温泉です。
「恋の病以外ならどんな病でも治る」といわれるほど薬効に優れた泉質で知られています。
そんな草津温泉ですが、実際観光するとなると「温泉以外に楽しめることってあるのかな…」「周辺に観光スポットってないのかな…」と気になりますよね。
今回のテーマは、草津温泉周辺の観光スポットです。
千と千尋の神隠しの世界観を再現したような「湯もみショー」や、草津の温泉街を美しく照らすライトアップ、草津熱帯圏をはじめとした周辺観光施設などなど、草津温泉周辺には子どもから大人まで楽しめるスポットがたくさんあります。
ご家族でワイワイ楽しく、大切な方とロマンチックに、日帰りで楽しみたいなど、目的別のおすすめスポットをご紹介します。お気に入りの観光スポットを見つけて草津温泉旅行を楽しんでくださいね。
草津温泉観光 おすすめ定番スポット5選
群馬県屈指の温泉地「草津」。
温泉街の中央に位置する草津のシンボル「湯畑」や「西の河原公園」など見どころも満載です。
日本有数の酸性度で、殺菌作用も高く効能豊かな泉質は関節痛から高血圧症などにまで効くといわれます。
1日にドラム缶23万本分もの豊富な湯が湧き出しているといわれ、源泉も6つあります。
年間を通じて多くの観光客が足を運ぶ、天下の名湯「草津温泉 」。
まずは定番のスポットからご紹介しましょう。
和風エンターテイメントショーを堪能「湯もみ体験」
©https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/netsunoyu/about/
草津温泉といえば、やはり代表的な源泉でありシンボル的存在でもある「湯畑」。
湯畑周辺を散策するなら、まずは「湯もみショー」の見学や体験がおすすめです。
江戸時代から伝わる伝統的かつ独特な入浴方法「湯もみ」。
50度もある源泉の効能をそのまま保つため水を注がずに入浴できる湯温に下げる方法で、古くから受け継がれてきました。
草津温泉の伝統を継承する施設「熱乃湯」では、湯もみの実演と体験ができる「湯もみと踊りショー」を毎日開催、1日6回の公演が行われています。
ジブリの「千と千尋」のような世界が体験できるかもしれません。
また、不定期でジャズライブやアコースティックライブなどのイベントも開催されていますので、公式HPでチェックしてみてくださいね。
公演時間:1日6回公演 9:30・10:00・10:30・15:30・16:00・16:30
定休日:なし(2019年12月3日~12月9日はメンテナンスのため休業)
※その他、メンテナンスやイベント等による臨時休演あり(お問い合わせください)
料金:大人600円 小学生300円(※公式サイトに割引券あり)
住所:群馬県吾妻郡草津町草津414
アクセス:草津バスターミナルより徒歩3分
昼と夜で違った景色が楽しめる「西の河原公園」
温泉街の西に位置する「西の河原公園」。
園内のあちこちから温泉が湧き出していて、四季折々の景色が楽しめて開放感あふれる西の河原露天風呂もあります。
かつては「湧き出る湯口はわれもおそろしや鬼の茶釜の湯土産噺」と恐れられ、鬼の泉水との異名をもっていたとのことですが、現在は遊歩道も整備され草津温泉の散策コースとして親しまれています。
夜には、園内で噴き出る源泉がショーのようにライトアップされる幻想的な雰囲気に。
湯畑から公園へ向かう西の河原通りには、いろいろなお店もあるので、ぶらりとお散歩するのもおすすめですよ。
地元グルメの食べ歩きや、お土産を買うのにもぴったりです。
草津温泉の絶品ひんやりスイーツ&ドリンクはこちらでご紹介しています。
足湯で一息「湯けむり亭」
©https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/onsen/detail/index.php?c=5&g=1&kcd=190
歩き疲れた足を足湯で癒せるのが温泉街散策のいいところです。
「湯けむり亭」は湯畑のすぐとなりで足湯を楽しめる、江戸時代の共同浴場「松乃湯 」を再現した総ヒノキ造りの東屋です。
24時間営業なのでいつでも入浴OK!手と足を少しの時間入れているだけでも温浴効果がありますよ。
このほかにも草津温泉には、地蔵の湯前やバスターミナル前、湯滝前「滝の湯」など各所に足湯があるので、ぜひ利用してみてくださいね。
無数のキャンドルが幻想的「湯畑キャンドル」
湯畑からすぐの「光泉寺」山門下階段に1,200個のキャンドルを並べるイベント「湯畑キャンドル」が年間を通じて開催されています。
夜になるとキャンドルのイルミネーションが点灯し「夢の灯り」として、湯畑が幻想的な光に包まれます。
週末を中心に不定期開催されているため、公式Facebookページでチェックしてみてくださいね。
またクリスマスの時期になると、ツリーにイルミネーションが飾られる湯畑ツリーも登場します。
夜の湯畑を楽しみながら、ぜひ美しい幻想的な光に包まれてみてはいかがでしょうか?
開催日:不定期(公式Facebookでご確認ください)
開催時間:4~9月 19:00~21:30 10月~3月 18:30~21:00
住所:群馬県吾妻郡吾妻町大字草津442-1
アクセス:草津バスターミナルより徒歩約1分
公式Facebook:https://www.facebook.com/yubatakecandle/
エメラルドグリーンの神秘的な湖「白根山の湯釜」
冬は周辺道路が閉鎖されますが、春から秋までは月面のような殺生河原の光景や高山植物が楽しめる草津「白根山」。
白根山の頂上には白い岩肌に映える美しいエメラルドグリーンの湖「湯釜」が見られます。
直径300m、深さ30mの火口湖で、近くにはレストハウスやロープウェイもあり、草津白根山の自然と標高2,000mからの眺めを堪能できます。
※2019年9月現在、噴火警戒レベル2が継続中のため湯釜付近半径1km圏内では通行が規制されています。詳細は道路交通情報やお電話でご確認ください。
住所:群馬県吾妻郡草津町大字草津 白根国有林草津白根山内
電話:0279-88-0800(草津温泉観光協会)
アクセス:草津温泉街より車・バスで約30分 駐車場より徒歩20分
草津白根山についてはこちらでもご紹介しています。
カップルで行きたい!おすすめ観光スポット
デートスポットとしても人気の高い草津温泉。カップルにも温泉旅行や観光で人気です。
デートにおすすめの観光スポットをご紹介しましょう。
浴衣&人力車で草津の街を堪能
草津温泉夏の風物詩となっている和風村「湯めぐり人力車」。毎年、夏季限定で運行します。
湯畑を中心に温泉街を人力車で周遊するもので、1度に2人まで乗れるのでカップルにぴったり。和風村加盟宿に宿泊している人は割引料金が適用されます。
浴衣を着て人力車に乗ると、まるでタイムスリップしたかような感覚に包まれて楽しめること間違いなしです。
詳細は公式サイトでチェックしてみてくださいね!
運行期間:7月下旬~8月下旬頃(詳細はお問い合わせください)
営業時間:9:00~12:00 13:15~18:00頃
料金:2,000円~4,000円(※コースにより変動します)
足湯につかりながらお食事も「草庵足湯Cafe」
草津温泉を歩き疲れたら癒してくれる草津温泉の足湯ですが、湯畑のすぐそばにある「湯畑草庵足湯カフェ(ゆばたけそうあんあしゆかふぇ)」では足湯につかりながら、のんびりとカフェメニューが楽しめます。
宿泊施設ですが、宿泊客でなくても利用できる隠れ家のようなお店です。
もちろん、宿泊するのもおすすめですよ!
また、おっきりこみやサラダなどの軽食やおつまみもあり、さらにはスイーツも堪能できます。
疲れた足を癒しながら風情あふれるカフェでゆっくりすれば、デートがもっと楽しくなりそうですね。
子どもが喜ぶ観光名所
温泉といえば、大人が楽しむ場所というイメージですが、やはり子どもも楽しめなければ家族旅行には物足りないですよね。
草津温泉でお子さまの満足度もアップするスポットをご紹介します。
子どもも大人も夢中に!「草津ガラス蔵 とんぼ玉創作体験」
©http://www5b.biglobe.ne.jp/~glass/h_tombodama.html
インダス・メソポタミア文明の時代に発達し、貿易通貨としての役割も担ったといわれる、ガラス製のとんぼ玉。
水玉やマーブル模様、花柄など、さまざまなとんぼ玉体験創作体験ができる「草津ガラス蔵」は観光客に大人気です。
子どもから大人までガラス玉作りが楽しめて、できたととんぼ玉はネックレスやストラップなどのアクセサリーにも加工できます。
小学校高学年のお子さまから参加できます。インストラクターが丁寧に説明してくれるので、初心者でも安心。
人気なので、電話で予約をしておくのがおすすめです。
営業時間:9:00~18:00(変動あり)
定休日:なし
住所:群馬県吾妻郡草津町大字草津483-1
電話:0279-88-0050(受付:9:00~16:00)
アクセス:草津バスターミナルより徒歩約8分
カピバラと触れ合える「草津熱帯圏」
めでたく年の差婚をしたピグミーマーモセット🎉
日本の動物園ではどんどん数が減ってきているピグミーマーモセットという小型サル🐵
かなり年が離れているので繁殖は難しいかもしれませんが、赤ちゃんが誕生するといいなぁ☺️#草津熱帯圏#ピグミーマーモセット pic.twitter.com/394k2BflT4— 草津熱帯圏 (@nettaiken932) September 11, 2019
草津温泉滝下通りにあるふれあい動物園「草津熱帯園」。
亜熱帯ジャングルを再現した高さ15mの大ドームで、多くの動物を間近で見られます。室内にあるので天候に左右されないのがメリット。
カピバラ・ピグミーマーモセット・キツネザルなどの哺乳類やゾウガメ・ニシキヘビ・ワニなどの爬虫類、オオハシ・フラミンゴなどの鳥類と、熱帯に生息する多くの動植物が見られます。
また、カピバラとのふれあい広場やヘビとの記念撮影、ドクターフィッシュの体験コーナーもあり、子ども達も大喜びするスポットです。
営業時間:8:30~17:00
入園料金:大人1,000円 高校生700円 中学生以下600円
定休日:なし
住所:群馬県吾妻郡草津町草津283-1
アクセス:草津バスターミナルより徒歩約10分
草津熱帯圏についてはこちらをどうぞ。
軽井沢おもちゃ王国はこちらでご紹介しています。
日帰りでも草津を満喫!おすすめスポット
宿泊もいいですが、草津温泉ではもちろん日帰り旅行も楽しめます。
日帰り入浴に文化施設など、日帰りレジャーにおすすめのスポットをご紹介しましょう。
草津に来たらまず温泉!立ち寄り湯
草津温泉には日帰り温泉や共同湯などの立ち寄り湯が豊富です。
無料の公共浴場は地元の人が大切にしているものなので、ルールとマナーを守って入浴してくださいね。
もちろん観光客向けの設備が整った立ち寄り湯も豊富で、「御座の湯」「大滝乃湯」「西の河原露天風呂」が草津三湯めぐりとして人気です。
お得な割引がある「三湯めぐり手形」や、スマートフォンアプリで利用できる「草津三湯電子スタンプカード」もあるので活用してみてくださいね。
入浴施設ごとに異なる草津温泉の魅力が感じられますよ。
公式HP:http://onsen-kusatsu.com/
群馬のおすすめ日帰り温泉についてこちらでもご紹介しています。
無料で入れるショップも人気!「片岡鶴太郎美術館」
©http://www.kusatsuhotel.com/tsuru/
草津ホテルに隣接する「片岡鶴太郎美術館」では常設およそ120点もの展示がされています。
季節に合わせて展示替えがされるため、再訪する人も多いのだとか。
館内のショップでは旅のお土産にもおすすめのグッズが多数販売されています。
美術館からは西の河原が望める大きな窓があるカフェがあり、コーヒーやパンケーキ、アイスケーキなどのスイーツを味わえます。
また夏季限定のかき氷も見逃せませんよ。
カフェには片岡鶴太郎さんへメッセージが贈れるノートもあります。
また草津ホテル内には、お子さまも喜ぶ無料スタンプもあり、大人から子どもまで楽しめます。
道の駅草津運動茶屋公園はこちらをどうぞ。
草津温泉女子旅におすすめのホテルをこちでご紹介しています。
冬の草津はスノボ&温泉
草津はウインタースポーツが楽しめることでも有名なスポットです。
冬ならではの草津温泉も楽しんでみましょう。
温泉街から車で5分「草津温泉スキー場」
©https://www.932-onsen.com/green/event?page=1#92
冬の草津で温泉とともに楽しめるのがスキーやスノーボードなどのウインタースポーツ。
温泉街からわずか車で5分の「草津温泉スキー場(旧・草津国際スキー場)」は、なんと100年以上の歴史がある施設です。
さまざまな傾斜のゲレンデで豪快な滑走が楽しめ、初心者から上級者まで楽しめるスキー場です。
冬季以外は天狗山ゾーンも開放されており、家族連れのレジャーなど多目的に利用できます。2019年7月には「天狗山テラス」という標高1,300mから草津温泉街が一望できる高原スポットが誕生しました。
夏にはパターゴルフやマウンテンボードも楽しむことができ、1年中賑わいます。
草津国際スキー場のコース&ゲレンデ施設はこちらでご紹介!
東京~草津温泉へのアクセスおすすめ2選
東京から草津温泉までは、直通バスや電車がおすすめです。
直通バス
直通バスの所用時間は約4時間、片道3,500円前後で利用でき、乗り換えいらずでラクチンなのでおすすめです。
ジェイアールバス関東の「上州ゆめぐり号/東京ゆめぐり号」の場合、東京駅八重洲南口、新宿駅新南口、練馬駅などから、渋川駅や伊香保温泉を経由し草津温泉バスターミナルまで運行しています。
特急、新幹線
上野駅から特急、新幹線などを利用する方法もあります。
JR新幹線で高崎駅まで45分、高崎駅から長野原草津口駅までJRで約1時間半、ここからバスで草津バスターミナルまで約30分でアクセスできます。
所要時間は3時間強、料金は新幹線の場合7,000円以上かかります。
あるいは4時間ほどかかりますが、上野から鴻巣まで出て巣から特別快速を利用すると、直通バスと同程度の料金でアクセスできます。
草津温泉マップ・周辺情報
草津周辺の観光といえば国内屈指の避暑地軽井沢もおすすめです。
草津温泉バスターミナルから定期バスで1時間から1時間半でアクセスできます。
また長野原草津口駅前や草津温泉ターミナル前にはレンタカー店舗もあるので、草津に連泊するような際には車を借りてドライブも楽しめますね。
温泉街でも十分に楽しめますが、軽井沢などの周辺観光も、ともに楽しんでみてはいかがでしょうか?

まとめ
©https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/course/detail/index.php?mcd=1
群馬屈指の名湯「草津温泉」。温泉とともにめぐれる観光スポットを目的別にご紹介しました。
草津の温泉情緒あふれる街並みや自然、カフェや美術館・日帰り温泉に体験工房など、さまざまなアクティビティーが楽しめます。
四季折々の楽しみが待っている草津温泉は家族連れやカップル、気の合う仲間、さらには一人旅など、どんなスタイルでも楽しめる観光スポットです。
本記事が、温泉だけではない草津の魅力を発見できる足掛かりになればと思います。
※情報は取材当時のものです