向井千秋記念子ども科学館|プラネタリウムの見どころ&注目イベントを紹介【館林市城町】
群馬県館林市にある向井千秋記念子ども科学館。
日本人女性初の宇宙飛行士、向井千秋さんが2度の偉業を成し遂げたことを機に、「館林市立子ども科学館」から現在の名称へと変更されました。
この向井千秋記念子ども科学館は、お子さんはもちろん大人の好奇心をくすぐる展示やイベントが盛りだくさんのスポットなのをご存知でしょうか。
施設内には、県内最大のプラネタリウムや体験を通して遊べる展示室などが設けられています。
今回は、館内の見どころやお子さんが楽しんで学べるイベントをご紹介しますよ。
魅力満載の向井千秋記念子ども科学館を一緒にのぞいてみましょう!
プラネタリウム
(写真提供:向井千秋記念子ども科学館 ※投影画像はイメージになります)
最初にご紹介する見どころは「プラネタリウム」。
県内最大、日本でも有数の直径23メートルの大型プラネタリウムです。
フルハイビジョンの4倍の解像度(4K)で投影されるプラネタリウムは映像が鮮明で、宇宙から見た星空まで再現。
まるで自分が宇宙にいるかのような臨場感あふれる宇宙空間を味わうことができます。
ちなみにドーム内で使用されている照明はLED。省エネルギーも意識されたつくりになっているんです。
別途観覧料(小中学生220円/高校生以上550円)を払って鑑賞する価値大!
ぜひ宇宙への旅に出かけてみてはいかかでしょうか?
子ども向けもあるプラネタリウム上映作品
プラネタリウムで投影される上映作品は、子ども向けと一般向けの2種類あり、時期ごとに内容が変わるよう。お子さん向け作品は約40分間の上映です。
2021年10月現在、子ども向け作品は「クレヨンしんちゃん 星空と学校の七不思議だぞ!」と「こぐま座のティオ 12星座のなかまたち」。
ちなみに以前は、ちびまる子ちゃんの作品だったとか。
プラネタリウムにはスタンプカードがあり、3回有料観覧すると、次回の観覧が無料になります。
投影番組は定期的に更新されるので、どんな作品が上映されるか楽しみにチェックしてくださいね。
一般向け投影日は、土日祝と群馬県民の日(10月28日)のみ。平日は一般向けではなく、団体予約専用なのでご注意ください。
さまざまな科学に触れた後に一息いれたくなったら、科学館から徒歩約5分のところにある城町食堂がおすすめ!お子様のメニューから居酒屋メニューまで幅広いラインナップが揃っていますよ。
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天体観測室
イベント時のみ入ることができる「天体観測室」。
天体観測室は直径6メートルのドーム型で、一部分が開閉式になっており、開閉部分から望遠鏡を通して星空を観察します。
ドーム部分全体が水平方向に360度ぐるりと回転するので、さまざまな方向を見ることができるんですよ!
向井千秋記念子ども科学館では、月に1度(同日2回実施)夜間星空観察会を開催しています。定員は各回10組(1組最大3人まで)で、参加費は無料。
イベント詳細はこちらをご覧ください。
展示室
向井千秋記念子ども科学館には、体験の世界(第1展示室)・観察の世界(第2展示室)・応用の世界(第3展示室)・向井千秋さんと宇宙(第4展示室)とそれぞれ違うテーマを題材とした展示室があります。
展示室では館林に関する科学や向井千秋さんが訪れた宇宙空間などを学べますよ!
体験の世界(第1展示室)
エントランスを過ぎて右側にあるのは館林市の自然を拡大&縮小した「体験の世界」。
岩石や鉱物、動植物などについて、体験を通して学べるスペースです。
館林市に生息する生物を10倍にしたジオラマは、まるで自分が小さくなり昆虫の世界に迷い込んでしまったかのような体験ができます。
観察の世界(第2展示室)
©︎https://www.city.tatebayashi.gunma.jp/kagakukan/
続いて、体験の世界(第2展示室)の隣にあるのは観察の世界(第2展示室)。
自然のしくみを体験できるスペースです。
面白い形をした自分の姿を見ることができる「ふしぎな鏡」、自転車を漕いで模型電車を動かす「発電トレイン」など、実際に体験できる展示物がたくさん!
説明を聞くだけではなく、自分の目で確かめて、触れて、考えられるのがよいですね。
応用の世界(第3展示室)
自然の仕組みを学んだところで、2階に展示されている応用の世界(第3展示室)へ向かいましょう。
生活の中にある身近な科学を体験できるスペースです。
機械のしくみが学べる「オルゴール実験装置」や、動く物体の識別能力を測定できる「動体視力測定装置」があります。
応用の世界の中でも、ひときわ目を引くのが「スバルプレン」。なんと手作りだそう!
館林市にあった「大西飛行場」の模型とともに展示されています。
向井千秋さんと宇宙(第4展示室)
そしていよいよ、向井千秋さんと宇宙をテーマにした第4展示室。
ここは、向井さんの生い立ちやスペースシャトルの模型(40分の1の大きさ)、スペースシャトル船内の生活などを展示しているスペースです。
入り口では向井さんの写真がお出迎え。
実はこの向井さんの右手、実際にご本人から型を取ったものなのだそう。ぜひ握手してみてくださいね。
展示室に続く虹のアーチをくぐると、爆発のような音、水の音や生き物の声など、さまざまな音が聞こえてきます。宇宙の神秘的なイメージが膨らんできますね。
虹のアーチをくぐると、向井さんと宇宙に関係した貴重な品々の展示があります。
また、スペースシャトル船内にいる向井さんのフィギュアもあるので、向井さんが宇宙で過ごしている様子がイメージできますよ。
ムーンウォーカー【現在使用中止】
(写真提供:向井千秋記念子ども科学館)
エントランス近くにあるのは、口コミでも人気の「ムーンウォーカー」。
お子さんはもちろん、大人にも人気の月面重力を疑似体験できる展示物です。
月で感じる重力は、地球上の6分の1ほど。実は体重のある大人の方が体感度が高いようです。
とても人気な展示物のため、通常は整理券が配布されます。それでも、週末は早い段階で整理券がなくなってしまうこともあるそう。
利用が再開した際には公式HPやTwitterなどを見て、整理券配布時間など最新情報をゲットするのがおすすめですよ。
毎月開催イベント|科学の世界を体験できる
向井千秋記念子ども科学館では、毎月イベントが開催されています。
イベントはスライム作りや木の実リース作りなど、お子さんの興味がそそられる題材で体験型もあります!
内容は月ごとに変わるので、ぜひイベント一覧をチェックしてみてくださいね。
お土産に宇宙食!?
科学館のお土産コーナーには、実際の宇宙食が販売されています!
アイスやたこ焼き、カレーなどなど……どんな味なのか気になりますね。話のタネになるお土産としてかがでしょうか。
館林市のお土産なら、メニューはたい焼きだけ!ヤギヤのたい焼きもおすすめですよ。
施設情報
©︎https://www.city.tatebayashi.gunma.jp/kagakukan/
向井千秋記念子ども科学館の入館料は中学生以下が無料、高校生以上は320円。というのが通常料金ですが、実は毎月第1日曜日の群馬県家庭日や10月28日群馬県民の日には大人の入館料も無料です!
プラネタリウムの観覧には追加料金(未就学児は無料、小中学生220円、高校生以上は550円)がかかります。
休館日:原則毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日休み)・祝日の翌日(土・日は除く)・年末年始
入館料:高校生以上330円、中学生以下無料(団体割引等あり)
プラネタリウム観覧料:未就学児まで無料・小中学生220円・高校生以上550円(団体割引あり)
住所:群馬県館林市城町2番2号
電話:0276-75-1515
アクセス:
車 東北自動車道「館林I.C」より約15分
電車 東武伊勢崎線「館林駅より」徒歩約20分
バス① 東武伊勢崎線 館林駅東口バス乗り場より「館林・板倉線(板倉東洋大前駅西口行き)」乗車 「子ども科学館前」下車
バス② 東武日光線 板倉東洋大前駅西口バス乗り場より「館林・板倉線(館林駅東口行き)」乗車 「子ども科学館前」下車
バス時刻表
駐車場:あり(無料・240台)
※科学館近く「市営尾曳駐車場」をご利用ください。
公式HP:http://www.city.tatebayashi.gunma.jp/kagakukan/
公式X(旧Twitter):https://twitter.com/mc_kagakukan
館林市周辺情報:https://www.jalan.net/travel/cit_102070000/
館林市周辺で宿を探す:https://search.travel.rakuten.co.jp/ds/hotellist/Japan-Gunma-Tatebayashi
まとめ
向井千秋記念子ども科学館は触ったり試したりと、体験できるものが数多く展示されています。
子どもだけでなく、おとなも夢中になってしまうほど好奇心を刺激されますよ!
館林市の自然や科学の楽しさもよくわかる施設なので、ぜひ1度足を運んでみてくださいね。
※情報は掲載当時のものです
取材協力:向井千秋記念子ども科学館