100年に一度珍しい花「アガベ」が群馬フラワーパークで開花中
数十年、いえ100年に一度しか咲かないといわれているアガベ。
学術名「オオマルボン」が群馬フラワーパークで開花しました。
群馬フラワーパークでは、専門家曰く2週間程度花を開いている可能性が高いとのこと。
群馬フラワーパークに「アガベ」を見に行ってきました。
センチュリープランツ「アガベ」とは?
「アガベ・グイエンゴーラ」という正式な名前を持つ「アガベ」は、
原産地はメキシコで、キジカクシ科リュウセンゼツラン属に分類されます。
リュウゼツラン属(竜舌蘭属)は、その葉を見ると名前の由来がわかるように、
大きな葉が下の方にあり、水分をため込む機能があるのが分かります。
「アガベ」はカール・フォン・リンネがギリシャ神話のアガウェーからとって名付けられました。
原産地のメキシコでも、花が咲くことは珍しいといわれています。
そのことから100年に1度咲く花という意味の「センチュリープランツ」という別名を持ちます。
メキシコや南アフリカで生産される「アガベ」から抽出される甘味料、アガベシロップ。
砂糖の1.5倍程度の甘さがあるといわれています。
群馬フラワーパークでアガベが開花
100年に一度しか咲かない多肉植物「アガベ」。
2017年3月24日、前橋市の群馬フラワーパークでは、
3メートルもある背丈の「アガベ」の開花が確認されました。
上毛新聞でも取り上げられ、県内外から珍しい開花を一目見ようと
「群馬フラワーパーク」に足を運んでいます。
群馬フラワーパークには5つの温室があります。
その中の一つ、乾燥地帯で育つ植物が観賞できる
「メキシコゾーン」で「アガベ」の開花が見られます。
アガベは多肉植物の中でも特に葉が厚い、リュウゼツラン科の植物。
高さは3メートルほどありますが、葉は地面の近くにあります。
葉の形はひとつひとつが大きく、剣のような形で根生しています。
細長く伸びた茎をたどっていくと上部に黄色い蕾があります。
そして花下の方から花茎から黄色い花を咲かせています。
専門科によると、2週間程度花が咲き続けるのではないかと言われています。
4月2日現在半分ほどの花茎が開花していました。
後2種間ほどはその花を拝めるのではないでしょうか。
足をのばして、国指定重要文化財の「桐生明治館」で優雅なひとときを過ごすのもオススメです。
⇒ 重要文化財で江戸時代にタイムスリップ?! ティータイムも楽しめる『桐生明治館』
季節の花が楽しめる群馬フラワーパーク
群馬県前橋市大胡町にある群馬フラワーパークは季節の花が楽しめます。
また園内を20分かけて走行する豆電車チュウチュウトレインはガイド付き。
小さなお子さんとも、のんびり園内を楽しむことができますよ。
展望台もあるので、赤城山から前橋高崎市など群馬県内を一望するのもオススメです。
入場料は700円、HPに割引券があるのでお得に入場できますよ。
割引券:http://www.flower-park.jp/discount
高校生未満は入場料無料です。
「群馬フラワーパーク」には家族で食事も楽しめるようにレストランがあります。
オムライスなどのメニューも充実しています。
また手軽に食べられる「肉まん」も販売されています。
群馬フラワーパーク
住所:
群馬県前橋市柏倉町2471-7
電話:
027-283-3122
営業日:
年中無休
営業時間:
春~秋(3月1日~10月31日9:00~17:00)
秋~冬(11月1日~2月末日9:00~16:00)
公式HP:
http://www.flower-park.jp/
「群馬フラワーパーク」まとめ
センチュリーフラワーと呼ばれる多肉植物の「アガベ」は、いかがでしたか?
あまり私たちの生活になじみのない乾燥地帯の多肉植物ですが、
観葉植物として育てている人も少なくありません。
あまり開花した実例の少ない珍しい花なので専門家でも
いつまで咲き続けるのかはっきりと断言できないようです。
取材の段階では、半分程度花が開いていたので、「アガベ」の珍しい花がまだまだ楽しめます。
2度とお目にかかることができないかもしれないセンチュリーフラワー「アガベ」の開花。
ぜひ一度、見に行ってみてはいかがでしょうか!