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桐生明治館|ティータイムも楽しめる重要文化財で江戸時代にタイムスリップ!?

群馬県南部を縦横に走る東国文化歴史街道(国道122号)沿いで、ひときわ目立つ白い洋館……それが、『桐生明治館』です。

こちらは国指定重要文化財でありながら、喫茶室で飲み物や軽食が楽しめ、更には美しい音楽も聴ける、というなかなか優雅な優雅なスポット。

館内を見て回ったあと、時代背景を思い浮かべながらのティータイムで、素敵なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?

桐生明治館とは?

明治11年、前橋市に「衛生所兼医学校」として建設されたこちらの建物。

桐生明治館 重要文化財 相生村役場 擬洋風建築

昭和3年には「相生村役場」として現在の地に移築され、それに伴い外観も役場として変更されました。
そして、昭和51年に重要文化財に指定。
桐生明治館 重要文化財 相生村役場 擬洋風建築

昭和59年から61年にかけて半解体修理工事が実施され、相生村役場時代に改変された正門・門柱・門扉はすべて創建当時のかたちに修復されました。
名称も「桐生明治館」と変更され、現在のように明治期の調度品が見られ、展示室としても利用できる場所となったのです。

こちらの歴史は、1階の展示室で詳しく見ることができます。

建物の特徴

桐生明治館 重要文化財 相生村役場 擬洋風建築

見た目は白い洋館で、まるでお城のような佇まい。
明治時代に流行した、「擬洋風建築」というものなのだそう。

聞きなれない「擬洋風建築」という言葉ですが、大工や左官職人らが日本の技術を基に設計・施工し、見た目は西洋風建築物でシンメトリーになっているのが最大の特徴です。

また、壁紙は室内だけでなくベランダ部分もすべて統一されており、雲母紙(きららがみ)という高級な3枚重ねの和紙が全面に使われています。

ぜひ実際に触って感触を確かめてみてください。

2階建て10室以上の部屋

1階展示室にあるテーブルや椅子をはじめ、ピアノや人力車、蓄音機など、すべての調度品が明治期のものになります。
地元の方のご厚意により寄付していただいた貴重な品が、大切に展示されています。

桐生明治館 重要文化財 相生村役場 擬洋風建築

また2階の貴賓室にある、えんじ色の2脚の椅子は、明治35年に後の大正天皇がご来桐の折に、ご使用になられたものです。
そして昭和9年には昭和天皇が行幸され、再びご使用になられました。

桐生明治館 重要文化財 相生村役場 擬洋風建築

通常は触れることができませんが、七五三や成人式で桐生明治館が無料開放されるときには、こちらの椅子にも座ることができるので、人気の撮影スポットになるそうです。

そのほか当時の会議室など、1階2階合わせて計10室以上の部屋に分かれています。
階段が大変急になっているため、上り下りは充分お気をつけてください。

なんと、展示室を無料貸し出し!

2Fにある展示室は、桐生市在住に関わらず、無料で貸し出しをしているそうです。

桐生明治館 重要文化財 相生村役場 擬洋風建築

作品展をしたいとお考えのかたには朗報ですね!展示室をお借りしたい、現在やっている展示が何か知りたいという方は、ぜひお問い合わせください。

レトロな雰囲気の喫茶室

陽の光が美しい、シンプルな喫茶室です。

桐生明治館 重要文化財 相生村役場 擬洋風建築

こちらにある蓄音機、かなりの年代物ですが、実際に音楽を聞く事ができます。

想像以上に、しっかりと大きな音が出ることにびっくりしました。
懐かしく感じるお客さまも多いそうです。

桐生明治館 重要文化財 相生村役場 擬洋風建築

そして主に土日ですが、不定期で電子ピアノや大正琴、ヘルマンハープなどのBGM生演奏が催されます。
素敵な音楽を聴きながらのティータイムで、心が癒されます。

ゆったりと時が流れているような空間に、居心地の良さを感じます。

まとめ

重要文化財の建物で、明治期の気分を味わってみてくださいね。
当時の時代背景を思い浮かべながら観覧すると、また違った景色が見えるかもしれません。


桐生明治館 ストリートビュー

取材協力:桐生明治館

住所:
桐生市相生町2丁目414-6

TEL:0277-52-3445

営業時間:
9:00~17:00

定休日:
月曜日(祝日の場合は翌日休)・年末年始など

入館料:
大人(高校生以上150円)・小人(小・中学生50円) 各種団体割引があります
喫茶室の利用のみは無料

HP:https://www.city.kiryu.lg.jp/shisetsu/bunka/meijikan/1005113.html

無料開放日やイベント情報などは、ホームページをご覧ください。






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