この時期にしか味わえない|太田市島岡酒造が醸す冬限定の初しぼり

2月から数カ月の期間限定でしか出回らない冬限定のお酒「初しぼり」をご存じですか?
できたてのフレッシュな味で、女性にも人気の高いお酒のひとつ。
もちろん群馬にも初しぼりを販売する酒蔵がたくさんあります。
今回は、そのなかでも極上の初しぼりを出すことで有名な群馬県太田市の『島岡酒造』を紹介します
見出し
創業文久3年、150年の歴史を持つ島岡酒造
島岡酒造は、今からおよそ150年前、江戸時代後期文久3年から創業している歴史のある酒造です。
昔ながらの製法山廃造りでお酒を生み出しています。
島岡酒造のある太田市(旧宝泉村)は、赤城山からの硬水の伏流水に恵まれ、酒造りが行われていました。
自慢は創業以来のキモト系山廃造り
島岡酒造では、創業当時からのキモト山廃仕込みで丁寧に日本酒を作っています。
山廃造りとは蔵についた天然の菌を利用して酒母を育てお酒を造る日本で古くから伝わる伝統的な手法です。
この手法で硬水を使い、手間暇掛けておいしいお酒が生まれるのです。
山廃仕込みは日本酒業界でも数少ない伝統的な手法で日本酒通をうならせます。
代表銘柄は群馬泉。日本酒ラインナップも豊富
島岡酒造といえばなんといっても群馬泉。
群馬泉だけでも下記のとおりの商品が並びます。
- 群馬泉大吟醸
- 群馬泉純米吟醸
- 群馬泉純米吟醸淡緑
- 群馬泉超特選純米酒
- 群馬泉山廃本醸造
など豊富なラインナップ。
また純米生淡雪草も人気のおすすめ商品です。
それとともに店内にある冷蔵庫には…今回の目的の初しぼり!
しっかりと、冷えています。
カウンターにはワイン、そして徳利・おちょこも展示されています。
そして…酒屋を知るなら麹を見ろ?ということで群馬泉を生み出した絶品の麹も販売されていますよ!
飲めるのは冬の限られた期間だけ!初しぼりってどんなお酒?
日本酒作りの後半、もろみを酒と粕に分ける工程で通常火入れしてから出荷しますが、火入れせずしぼってすぐに出荷するお酒を「しぼりたて」といいます。
さらにその年の1番最初にしぼったお酒を「初しぼり」といい、12月ぐらいから数か月の間しか出回らない冬限定、貴重なお酒ですよ!
今年の初しぼりの味はいかに
今回2つの初しぼりをいただいてみました。
日付の古い方からいただいてみましょう。
2018年12月製造。まろやかな甘口の日本酒。
酸味も少し感じられます。
まるでヨーグルトのようなまったりとした味わいが口の中に広がります。
酒器を見てください。色が濁っているのが分かりますか?
これが群馬泉の初しぼり!お酒好きにはたまらない日本酒です!
そして、2019年2月製造。
こちらの方が少し濁りは少ないですが、やはりうまい!
甘さとコクがある中にも洗練された切れ味を感じます。
どちらも、アルコール18度で初しぼり特別本醸造絶品です!
こだわりのお酒が入手できる場所
群馬泉は島崎酒造の店頭やネット通販でも購入できます。
公式HP:https://item.rakuten.co.jp/sake-kadoya
群馬泉 生原酒初しぼり 720ml:1,390円(税抜)。
島岡酒造情報
住所:群馬県太田市由良町375-2
電話:0276-31-2432
蔵見学(要問合せ)
この時期にしか味わえない|太田市島岡酒造が醸す冬限定の初しぼりまとめ
群馬を代表する銘柄群馬泉の初しぼりいかがでしたか?
1年のうち今だけ味わえるとても貴重でスペシャルなお酒です。
東京の居酒屋さんのメニューを飾ることもある群馬を誇る初しぼり。
こだわりの製法で作られたからこそ味わえる群馬の日本酒です。
新酒よりもプレミアムな初しぼり、期間限定のそのおいしさを堪能してみて下さいね!
※情報は取材当時のものです。