東吾妻町岩櫃城跡|真田氏ゆかりの天然の山城で御城印やスタンプも
群馬県吾妻郡東吾妻町。ここに真田氏ゆかりの岩櫃城跡があるのをご存じでしょうか?
国指定史跡であり、大河ドラマにも登場した岩櫃城。城マニアにはたまらない天然の山城の魅力をはじめ、御城印や周辺観光スポットなどもご紹介しましょう。
岩櫃城の歴史
岩櫃城(いわびつじょう)は、上野国、現在の吾妻郡東吾妻町にあったとされる真田氏ゆかりの城で、真田幸村が幼少時代を過ごしたといわれています。群馬百名山に数えられる岩櫃山の断崖を活かして建てられた山城です。
現在は曲輪、堀、土塁などが残されており、かつて上田城と沼田城の中間拠点として大きな役割を担ったといわれています。
岩櫃山の険しい岩肌が広がり天然の要塞に守られていた岩櫃城は、上田城や大坂城「真田丸」の原型になったとの説もあります。
建築年代・築城主とともに詳細は不明ですが、一説によると鎌倉初期に吾妻氏によって築城されたのではないかといわれています。斎藤氏、武田氏、真田氏と城主が移り変わり、江戸初期に徳川家康が発した一国一城令によって廃城となり400年以上もの長い歴史に幕を閉じました。
岩櫃城跡に登城
岩櫃城跡は、岩櫃山登山ルートの途中にあります。平沢登山口に広い駐車場があるのでそこに車を止めてアクセスします。
観光案内所では続日本100名城スタンプも
平沢登山口には東吾妻町観光協会の観光案内所があり、こちらで続日本100名城スタンプを押すことができます。
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近くには天狗丸という曲輪があり、ここからスタートです。
本丸へ
細い道を上っていくと中城跡が見えてきます。
中城跡。
うっそうとした尾根通りを進み、本丸址へ向かいます。
ここから少し道が急になっていきますが、あと少し!二の丸跡を通り過ぎ…
竪堀。
最後に少し急な階段を上ると進む左手に本丸跡があります。
主郭の中で一段高い位置にある櫓台。ここから周囲の状況を確認していたのですね。
また、東屋もあり、休憩もできますよ。
本丸址からは吾妻の絶景を眺望できます。天然の要塞といわれるだけある、とても急な城址への道のりでした。
御城印や御朱印帳の販売も
岩櫃城には御朱印ならぬ御城印があり、東吾妻町観光協会で購入できます。以前、こちらのサイトでも。真田十勇士のスペシャル御城印の記事でご紹介しましたが、ノーマル御城印も販売されています。
御城印3種セット500円。岩櫃城・金剛院そして密岩神社のカラフルな御城印です。
また、こちらは国指定史跡記念の限定御朱印。赤と金が映えますね。こちらも500円でした。
さらに岩櫃城御城印帳も販売されています。ポケットタイプなので挟むだけで、とても便利な御城印帳ですよ。
お値段2,400円。
※御城印や御城印帳はすべて税込価格です。
岩櫃城御城印詳細情報
販売場所:JR群馬原町駅構内・東吾妻町観光協会窓口
営業時間:9:00~17:00
定休日:年末年始
住所:群馬県吾妻郡東吾妻町大字原町627-2
電話:0279-70-2110
岩櫃城御城印「真田十勇士墨絵シリーズ」はマニア必見のお宝御城印です!
岩櫃神社や温泉など周辺観光スポット
岩櫃城址周辺には、さまざまな観光スポットがあります。
岩櫃城址から歩いてアクセスできる岩櫃神社は神秘的な光景が広がるパワースポットとなっています。
また城跡自体が登山道の一部となっている岩櫃山、なかなか壮大な登山が楽しめると評判です。
さらに、吾妻渓谷温泉郷や少し足を伸ばすと浅間隠温泉郷など群馬自慢の温泉も楽しめます。
岩櫃城址攻略とともにぜひ吾妻観光も楽しんでみて下さいね!
江戸時代から続く浅間隠温泉郷の秘湯「鳩ノ湯温泉三鳩樓」もおすすめです!
岩櫃城スポット情報(駐車場・アクセス)
住所:群馬県吾妻郡東吾妻町原町
問い合わせ先(電話):東吾妻町 まちつくり推進課(0279-68-2111)
駐車場:あり(無料・台数不明)
アクセス:
車 関越自動車道渋川伊香保ICより約50分
電車 JR群馬原町駅より徒歩50分
まとめ
岩櫃山の険しい地形を利用した天然の要塞といわれた難攻不落の城、群馬の名城岩櫃城をご紹介しました。群馬を代表する武将真田一族にゆかりの深い山城です。
御城印や御城印帳もありお城マニアにはたまらないスポットのひとつ。
東吾妻の大自然に囲まれ、トレッキングや山登り、さらには温泉などの観光スポットも目白押し。登城とともに、ぜひ周辺観光もともに楽しんでみてくださいね。
※情報は取材当時のものです