高崎市の博物館・資料館おすすめ11選

⑨高崎市歴史民俗資料館【高崎市上滝町】

©https://goo.gl/maps/CjqZM3LnDm8D4K1P7

高崎住民の寄贈による古民具など約16,000点を収蔵している、高崎市歴史民俗資料館。

昭和53年10月1日、旧群南村役場の建物を利用して、日々失われつつある民俗資料を守り、伝えるために開館しました。令和2年には高崎市内の登録有形文化財14箇所の1つとして登録。

穀物を食べるための石臼や胡麻ずり、味噌ずり、あえ物、とろろ、豆汁の調理に今でも活躍するすり鉢とすり粉木など、日常生活の中で使用するさまざまな道具たち。漢方薬や花火の製造にもちいる道具で、臼の仲間である薬研などの特殊な道具もありますよ。

そのほか、手回し式の計算機や扇風機、ミシン、煙突をつけた炭火アイロンなど生活を便利にする懐かしい道具をみると、文明の進化を感じます。古民具などから高崎の街の移り変わりを学べる企画展も開催しており、高崎という街の見方が変わる機会になりますよ。

高崎市の食べログ百名店へランチに行こう！いま食べるべきおすすめ7選

⑩多胡碑記念館【高崎市吉井町】

©https://goo.gl/maps/H4AHhzcPdgmsBu5d8

奈良時代初期に新しく多胡郡が誕生したことを記した記念碑で日本三古碑の1つに数えられる、多胡碑。

多胡碑記念館は、多胡碑の歴史的価値を受け継ぎ、広く伝えてゆくため、古代多胡郡に関する考古資料や上野三碑(こうずけさんぴ)のレプリカなどを展示しています。

上野三碑のレプリカは本物の多胡碑と同じ材質の石で造られ、2017年10月31日にユネスコ「世界の記憶」に登録されました。

日本三古碑は、宮城県多賀城市にある多賀城碑、栃木県大田原市にある那須国造碑と多胡碑の3つ。

アジア地域を中心とした漢字などの文字のレプリカもあり、約1300年前の東アジアの文化交流の様子を感じられます。

「郡衙(ぐんが)」と呼ばれる古代に全国に置かれた地方政治の中心施設についても紹介され、郡役所の「郡家」や、税として納められた稲を保管する「正倉」についての資料も展示されているんですよ。

多胡碑記念館の周囲は緑あふれる、吉井いしぶみの里公園として人々の憩いの場にもなっているので、歴史を感じつつゆったりと過ごしてみてくださいね。

群馬のドライブデートスポットおすすめ25選｜日帰りでも楽しめる穴場をご紹介

⑪群馬県立土屋文明記念文学館【高崎市保渡田町】

©https://bungaku.pref.gunma.jp/

「万葉集」の研究者として大きな業績を残した土屋文明の作品と生涯を展示している、群馬県立土屋文明記念文学館。文化勲章を受章した歌人・土屋文明の、東京・南青山にあった旧宅の書斎部分を常設展示室内に移築し公開しています。

住居の設計は歌人で設計技師の近藤芳美が行い、書斎は引戸がついた本棚や辞典類を広げるための棚が特徴。移築書斎の外には、南青山の旧宅から約40本の木々が移植された「方竹の庭」があり、まるで別世界にきたような気分に。

そのほか、与謝野晶子や北原白秋の自筆資料、谷崎潤一郎の書簡など、短歌に関する実物資料も展示しています。ミュージアムショップでは文学館が出版している書籍やオリジナルグッズ、短歌、俳句、詩などの書籍がずらり。

館内にあるBROWN WORKS COFFEE & Cafe 群馬町店は、ランチセットも人気のカフェです。土屋文明記念文学館は上毛野はにわの里公園内にあるので、埴輪や古墳の鑑賞後にもゆったりとした時間を過ごせますよ。

群馬のレトロ自販機・レトロゲーセン14選｜昭和ノスタルジーを感じるB級スポットまとめ

まとめ

高崎市のおすすめ博物館11選をご紹介しました。

国宝が展示されている群馬県立歴史博物館や繭クラフトなど体験教室が豊富な群馬県立日本絹の里。古墳の出土品があるかみつけの里博物館と高崎市観音塚考古資料館など高崎市には歴史を学べる博物館が豊富です。

学芸員が、展示の解説や体験プログラムなど、手とり足とりお手伝いをしてくれる博物館も多いため、初めての方でも安心して参加できます。

観る、聴く、触れることでさらに歴史への興味や関心が高まること間違いなし！ぜひお気に入りの博物館を見つけてみてくださいね。

※情報は記事作成当時のものです