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世紀の発見がみどり市に!「岩宿博物館」で旧石器時代を体感しよう

 2018/01/26 東毛エリア 観光
 
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日本考古学の通説を一転させた場所がみどり市にあるって、ご存知でしたか?その名も「岩宿遺跡」

この遺跡の発見により、「縄文時代=日本最古の人類史」とされていた常識が覆されました。

世界的には旧石器時代にあたるこの時代を、日本では別名「岩宿時代」と呼び、その時代に生きた人を「岩宿人」といいます。

現在は遺跡周辺を「岩宿の里」とし、地元の人々の憩いの場に。

調査結果を展示した「岩宿博物館」では、常設展のほかに岩宿人の生活が体験できるイベントもあるんですよ。

「岩宿人」の生活を見て触って体験できる「岩宿博物館」で、旧石器時代にタイムスリップしちゃいましょう!

岩宿遺跡発見の発端は「すすきの葉を切ったように鋭い形の石」

1946年、地元の考古学者・相沢忠洋氏が山の切り通しのむき出しになった土層から、ひとつの石器を見つけました。

のちに相沢さんは著書『岩宿の発見』で、「すすきの葉をきったように両側がカミソリの刃のように鋭かった」と述べています。

その考古学的価値を見抜いた明治大学が、相沢さんと協力して発掘調査を進めた結果、多数の石器を発見。

縄文時代以前の「岩宿時代」の存在を裏付けました。

博物館の常設展では約4万年前から1.5万年前の日本列島における人類の生活を、映像やパネルを交えてわかりやすく展示しています。

岩宿遺跡発見当時の記録はもちろん、岩宿時代の地形や環境、暮らしぶりなどを解説。

薄暗い展示室の間接照明が、想像力を搔き立てます。

大迫力!マンモスの全身骨格

岩宿時代は現代と比べると6~7℃気温が低い氷河期。

岩宿博物館では岩宿時代の地形や環境について学べるコーナーを設け、生息していた動物の骨格も展示されています。

オオツノシカの頭蓋も立派ですが、何よりも目を引くのは……そう、堂々たるマンモスの全身骨格!

大きさは3.06m×5.6m。

こんなに大きい生物が生活圏内を歩いていたらと思うと…怖いですね。

マンモスはアジア大陸北部を中心に生息しており、日本では北海道だけから発見されています。

本州でも骨が見つかったら、世紀の大発見となり得そうです。

全身骨格はレプリカですが、1本だけ本物のマンモスの骨が展示されており、しかも触れられます!

それがこちら、大腿骨。

触ると「マンモスタッチ証明書」がもらえます。

数万年の時を越えて絶滅した動物と接触できるなんて、考古学ってすごい。

石器のつくりかたが学べる展示

常設展で興味深かったのは、さまざまな石器が並んで展示されているコーナー。

石器といえば黒曜石ですが、ほかにもいろいろな種類の石を使って道具をつくっていました。

削る形によってナイフのように使ったり、槍先にしたり。

木の柄にくくりつけてハンマーのような鈍器として使用した例もあります。

驚いたのは、石器に適した石を探して遠くまで旅をしたり、ムラ同士で交換し合うなど流通の仕組みが存在したという痕跡が残されていること。

石器時代の狩猟というと、マンモスを落とし穴の罠にかけて狩るイメージですよね。

使用する武器の石をどこから調達しているのかまで考えたことがなかったので、勉強になりました!

実際に触れる展示。

石によって感触や質が異なり、それぞれ適した場面で使われていたことがよくわかります。

岩宿博物館では定期的に石器や土器をつくる体験学習を行っており、

子ども向けからおとな向けと内容も豊富。

ホームページで詳細をチェックしてみてくださいね!

こちらもオススメ!

岩宿人になりきってみよう!

岩宿博物館のすぐ裏には「岩宿人の広場」があり、当時の住居が復元されています。

一瞬ぎょっとするこちらは、マンモスの骨でつくられた住居の復元。

ウクライナ共和国・メジリチ遺跡で発見されたもので、なんと385個もの骨を組み合わせて建てられたとても丈夫なつくり。

屋根は動物の皮などで覆われていたと考えられています。

狩ったマンモスを食料や衣類としてだけでなく、住居として利用していたんですね。

「匂いが取れるまで時間がかかったんだろうな…完全に乾いてしまったら形成しにくいのでは?どうしたら効率よく組み立てられるのだろうか…」と、いろいろ考えさせられる住居です。

ぜひとも中に入って、旧石器時代の気分に浸ってみることをおすすめします!

世紀の発見がみどり市に!「岩宿博物館」で旧石器時代を体感しよう!まとめ

「岩宿の里」内にはちびっ子広場や広い池などもあり、

小さな子ども連れや釣り人に人気のスポット。

春には桜やカタクリで華やぎます。

毎年3月に「岩宿ムラまつり(2017年度は2018年3月25日開催予定)」、11月には「岩宿ムラ収穫まつり」を実施。

古代の売店や石器づくり、まが玉づくり、古代米の餅つきなど、子どもも大人もわくわくするようなイベントが盛りだくさんです。

お天気の好い日は里内をのんびり歩き、「岩宿博物館」で悠久の時を越える考古学に触れてみてはいかがでしょう?

【岩宿博物館】

開館時間:9:30~17:00(最終入館16:30)

休館日:
月曜日(祝日の場合は翌日)、
12/28~1/4、臨時休館あり

入館料:
一般300円、高校生200円、小・中学生100円、未就学児無料
(団体20名以上で一般200円、高100円、小・中50円)

TEL:0277-76-1701

FAX:0277-76-1703

HP:http://www.city.midori.gunma.jp/www/contents/1390990976940/index.html

所在地:みどり市笠懸町阿左美1790-1

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群馬県太田市を中心とする、ママクリエイター団体。
ライター5名で執筆を行っています。