ビールじゃない?四万温泉エールは清き水と麦100%の優しいお酒
美しい水が流れ大自然に囲まれた、山紫水明な四万温泉で、四万川の清らかな水を使って造られている「四万温泉エール」をご存知でしょうか?
四万温泉のブルワリーで造られ、四万温泉でしか飲めないこだわりのお酒、ビールではない地ビール「四万温泉エール」をご紹介します。
手造りで希少な「四万温泉エール」
四万川の一番上流で取水した美味しい水で造られる「四万温泉エール」。ビールのようですが、正確には発泡酒なのです。
製造元である株式会社小春日和は、高額の酒税がかかるビールではなく発泡酒の製造免許を取得し、2011年「四万温泉エール」の製造販売を開始しました。
一つ一つ手造りなので大量生産は難しいのですが、そのぶん大手メーカーの低価格な発泡酒とは違い、ホップと麦だけで丁寧に造られています。
発酵に必要な糖分もコーンスターチなどを利用せず、麦を直接糖化。大手のビールをも凌ぐほど、香りも味わいもまったく違ったものを目指しています。
また、発泡酒にしたことで「フレーバーを自由に付けられる」というメリットも!梅やリンゴなど、地元産の素材を使った豊富なラインナップが可能となっています。
四万川の清らかな水と、麦、そしてホップをエール酵母と掛け合わせ、熟成させた「四万温泉エール」は、ほかでは味わえないお酒として注目を集めています。
四万温泉エールファクトリー
四万温泉だけで楽しめる四万温泉エールは、「四万温泉エールファクトリー」という醸造所で造られています。
製造者は四万温泉の酒店「わしの屋酒店」の三代目店主、山田さん。
四万温泉にあり、直売所にもなっている「わしの屋酒店」では、四万温泉エールや四万の日本酒をはじめ様々なお酒やドリンクを取り揃えています。
いろいろな種類が楽しめる四万温泉エール
ビールの種類は世界に100種類以上もあるといわれています。またビールとエールにも違いがあり、四万温泉エールはエール酵母を使って造られています。
日本で売られるビールのほとんどは、ラガー酵母によって発酵させられるラガービールですが、「四万温泉エール」は正しくは発泡酒であるものの、エール酵母による天然の炭酸が優しく、口当たりもなめらかな地ビールであるといえるでしょう。
そんな「四万温泉エール」のラインナップを紹介します。
飲みやすいペールエールスタイル「四万温泉エール摩耶姫」
四万の名滝「摩耶の滝」から名付けられた、シリーズの中でも一番薄い琥珀色をしたエールで、フローラルなホップと麦芽が甘く香ります。
とてもマイルドで飲みやすいのにコクもあり、初心者でも楽しめるすっきりとした味わいです。
330㎖、価格400円(税込)、アルコール度数4.5%
やや苦みの強いアンバーエールスタイル「四万温泉エールおう穴」
川の流れによって自然に生じた、四万川の川底の丸い穴「四万の甌穴」から名付けられています。濃い褐色のエールで、カスケードホップがほのかに香り、少し苦みを感じる深い味わい。
複雑なホップの風味を生かしている逸品です。
330㎖、価格400円(税込)、アルコール度数4.5%
温度変化とともに印象も変わるスタウトスタイル「夜の訪れ」
しっかりローストした麦芽由来の黒色のエール、しっかりとしたコクのあるビールです。
そんな中にもまろやかでハーブのようなテイストが味わえます。
330㎖、価格400円(税込)、アルコール度数5%
山椒ペールエールスタイル「三小」
四万温泉の山椒をふんだんに使って醸造されたエール。
ペールエースが基本ですが、ホップを抑えています。しびれや辛さなどはありませんが、山椒の香りが高いエールです。山椒が苦手な人でも美味しく味わえます。
名前は店主の母校である「中之条町立第三小学校」通称「三小」と山椒と音が同じであることから。
330㎖、価格400円(税込)、アルコール度数4.5%
四万温泉エール高野山(セッションIPA)
前述の「三小」の校舎正面にある山「高野山(たかやさん)」から名付けられた「四万温泉エール高野山(セッションIPA)」。
IPA(インディアペールエール)と呼ばれる防腐剤の代わりにもなるホップを通常の3倍も使っているので苦みの強いエールです。
コクがあり独特な味わいが楽しめて、洗練された苦みがすっと口の中に広がる絶品です。
330㎖、価格400円、アルコール度数4.5%
酒税法改正で造られた本物のビール「四万川SMaSH」
2018年4月に酒税法が改正され、一部の発泡酒がビール区分に。発泡酒の製造免許でも、みなしでビールを造ってもいいことになりました。
王道ビールを造りたいとの試みで、麦芽とホップを1種類ずつだけ使って誕生した「四万川SmaSH(スマッシュ)」。
四万の象徴「四万川」とSingle Malt Single Hopの頭文字をとり「四万川SmaSH」 と名付けられました。飲み口はとてもよく、香ばしい味わいが口の中に広がります。
330㎖、価格400円(税込)、アルコール度数4.5%
四万温泉エールはここで飲める!買える!
生ビールも飲める直売所「わしの屋酒店」
ブルワリーの店主さんが経営するわしの屋酒店では、瓶のエールを購入できるほか、その場で毎日3種類の生ビールが楽しめます。
また3本セットも1200円で販売しています。
「わしの屋酒店」店舗情報
住所:群馬県吾妻郡中之条町四万3894-1
電話:0279-64-2608
公式HP:http://jizake.info/
四万温泉エールが飲める四万温泉内の施設
四万温泉内では、数々の宿泊施設や飲食店でエールが味わえます。
エール取扱店一覧:http://jibier.com/drink.html
高崎市内でエールが味わえるお店「バールBocca」
唯一四万温泉以外でエールが飲めるお店です。また限定品も販売している確率がもっとも高いということなので、ぜひ行ってみたいですね。
「バールBocca」店舗情報
住所:群馬県高崎市通町90-7ARCビル1F
電話:027-386-5260
公式HP:https://barbocca.gorp.jp/
地ビールじゃない?四万温泉エールは清き水と麦100%の優しいお酒まとめ
四万温泉の清流で造られた、こだわりの地ビールならぬ地発泡酒「四万温泉エール」いかがでしたか?
一つ一つ真心、愛情をこめて造られる希少な地ビールです。
定番ラインナップから限定品まで見逃せないエールがたくさん。
酒税法改正によってビール醸造が可能となりましたが、これまでの「四万温泉エール」は味を変えたくないため、発泡酒のままとなる予定です。
直売所のわしの屋酒店では、その場で生ビールも味わえるのでぜひ四万温泉散策の途中に立ち寄り、四万大自然の味を堪能してみてはいかがでしょうか!