日光白根山ロープウェイ|天空カフェ&足湯もある丸沼高原からの絶景
片品村の北東部、群馬県と栃木県の県境に位置する日光火山群の主峰日光白根山。3県にまたがる「日光国立公園」の特別保護区にも指定されている大自然あふれるスポットです。
この中腹にあり冬はスキー場として人気の丸沼高原までは、国道120号沿いにある山麓駅から高低差600mの「日光白根山ロープウェイ」が運行されており、新緑から紅葉のシーズンまで絶景を眺望できます。
標高2,000mの天空スポットや丸山高原周辺のオススメスポットとともに、日光白根山ロープウェイをご紹介したいと思います。
日光白根山とは?
日光白根山とは、群馬栃木の県境にある標高2,578メートル、日本百名山のひとつです。標高の高い山頂に雪が積もった様子から「白根山」と名づけられ、古くから信仰されてきたとのこと。
登山者にも人気のスポットで、この地に多いことから名づけられた「シラネアオイ」や、イワカガミ、コマクサ、ハクサンシャクナゲなどの高山植物が多く見られます。その美しい景観から、1957年に日光国立公園の特別保護区に指定されました。
このロープウェイのおかげで、それまで登山客は1日かけていたのを、今では5~6時間で頂上まで往復できるようになりました。初心者向け登山コースとしても人気です。
約15分天空へ続くロープウェイの旅
冬はウインタースポーツで多くの人が訪れる丸沼高原。雪が解けたゴールデンウィーク後から11月上旬まで、日光白根山麓の絶景が眺望できるロープウェイが運行します。
発車駅である山麓駅は建物の2階、1階にはお土産屋さんもあります。
春から夏にかけては新緑、秋には紅葉とともに絶景が楽しめる観光スポットして、多くの人々が訪れます。
ロープウェイに揺られながら標高2,000メートルの日光白根山中腹にある山頂駅まで、600mの高低差を昇ります。
天空へと続くかのような、非日常的な約15分の旅を満喫できます。ロープウェイ内からは近くにある丸沼も見えますよ!
山頂周辺からの絶景
ロープウェイ頂上で楽しめる、丸山高原の施設をご紹介しましょう。
日光白根山の壮大な景色を楽しむ「ロックガーデン」
ロープウェイの旅を終え、まずは山頂駅にある「ロックガーデン」内でたくさんの高山植物が見られます。そして目の前には壮大な日光白根山の峰が!
ご覧ください、この光景。写真スポットにもなっていて、多くの観光客でにぎわいます。
くつろげる展望台「天空の足湯」
そして、展望台を兼ねた「天空の足湯」からの景色は最高!
眼下に広がる片品村の絶景を眺望しながら、のんびりほっこり足湯に浸かれる贅沢さはたまりません。寒いシーズンには登山客にも嬉しい、体を芯から温めてくれる人気の無料スポットです。
自然のなかでお茶や軽食が楽しめるおしゃれな「天空カフェ」
頂上にある「天空カフェ」では、軽食やスイーツ、ドリンクなどが楽しめます。
ドリンクは、コーヒー、ストレートティー、スムージーなど、軽食は、フレンチトースト、シフォンケーキ、アップルパイ、ホットドックなやフォカッチャサンドなどもあります。
こちらがアップルパイ。地元産のりんごを使った、とろける味わい。
甘酸っぱさが口のなかに広がります。
アップルパイのお値段は350円(税込)。
ソファーでゆったり眺望を楽しめる「天空テラス」
頂上にあるテラスからはこんな絶景が広がります。ソファーが用意されており、開放感あふれるテラスでゆったりくつろぎながら、新鮮で澄んだ高原の空気の中絶景を独り占め!
リラックスしながら大自然を満喫するのは最高です。
「山頂レストランしらね」
山頂にある「レストランしらね」。丸沼高原スキー場営業期間はレストハウスになっています。
木を基調とした落ち着いた店内では、ドリンク、ソフトクリームや「あんみつ」などのスイーツ、味噌おでんや玉こんにゃく、うどんやおそばなどの食事が楽しめます。
山頂レストランしらねは、営業時間および定休日は不定なのでご利用の際には事前に確認してください。またここでトイレが利用できます。
サンセットやナイトクルーズなどのイベントも開催
©https://www.marunuma.jp/green/attraction/ropeway/
日光白根ロープウェイではサンセットクルーズやナイトクルーズも行っています。
美しい太陽が沈む瞬間や、澄み切った空にきらめく満天の星を、ロープウェイや天空の展望台から堪能することができます。
ナイトクルーズでは、シャレー丸沼に宿泊できる「天空の星空鑑賞宿泊パック」も。丸沼に降る、美しすぎる星を心ゆくまで満喫してくださいね。
©https://www.marunuma.jp/green/attraction/ropeway/
どちらも営業日が決まっているので、詳細は公式HPをご確認ください。
公式HP:https://www.marunuma.jp/green/attraction/ropeway/
登山口にある「二荒山神社」
山頂駅から徒歩2分ほど、日光国立公園登山道への道に鎮座する「二荒山(ふたらさん)神社」。
室町時代に白根山頂に白根山神社が祀られたのが始まりです。老朽化して倒壊された状態が永らく放置されていましたが、白根山頂から香沢口までの土地所有者である日本製紙株式会社が二荒山神社から歓請、平成15年に建立した神社です。
大己貴命(おおなむちのみこと)を祭神とし、家内安全・無病息災・縁結びなどのご神徳があります。
白根山を訪れる老若男女の健康や登山客の安全を祈願し、この地に祀られています。
ロープウェイ周辺で自然満喫のアクティビティ
丸山高原には、グリーンシーズン限定で楽しめるアクティビティがあります。ご紹介しましょう。
ツリーアドベンチャーで思いっきり自然を満喫
©https://www.marunuma.jp/green/attraction/adventure/
大自然と触れ合えるツリーアドベンチャー。ジャングルジムより安全に、アスレチックよりエキサイティングをキャッチフレーズに、子どもから大人までワクワク楽しく遊べます。
初心者から上級者まで2m~10mのコースを段階的に選択でき、ジップラインとエレメントをクリアしながらのアドベンチャーが楽しめます。
※詳細は公式HPにてご確認ください。
標高1,500mの「オートキャンプ場」
©https://www.marunuma.jp/green/attraction/camp/
丸沼スキー場がオフシーズンにはオートキャンプ場に。5月よりインターネット・電話での予約受付が開始されます。手ぶらでキャンプできるプランもありますよ。
2019年からはサイトエリアが拡大され、林間サイトも利用可能に。大自然のなか、キャンプが楽しめます。
フリーサイト3,000円~5,500円/泊
電源付きサイト4,000円~7,500円/泊
※詳細は公式HPにてご確認ください。
「バーベキューハウス」で日帰りBBQも可
©https://www.marunuma.jp/green/eating/bbqhouse/
BBQハウスも完備されているので、みんなで日帰りBBQが楽しめます。しかも道具や食材がすべてそろっているので手ぶらでOK!
大自然を感じながら子どもから大人まで、楽しいひとときが過ごせますよ。
毎年、6月下旬から10月上旬ごろまで営業されています。
ファミリーセット3人前盛り合わせ4,500円
アウトドアをエンジョイした後は日帰り入浴「座禅温泉」へ
ロープウェイの入り口、センターステーションにはスキー場の源泉から湧き出る日帰り温泉「座禅温泉」があります。
遊び疲れた体を存分に癒して、入浴後は広間でのんびりくつろいでくださいね!
効能:動脈硬化、切り傷、火傷など
センターステーション座禅温泉情報
©https://www.marunuma.jp/green/hotel-spa/spa/
入浴料金:大人700円 小学生500円
※貸バスタオル 300円
シャレー丸沼座禅温泉情報
また、高原ロッジ「シャレー丸沼」にも座禅温泉があり、日帰り入浴が可能です。
©https://www.marunuma.jp/green/hotel-spa/spa/
入浴料金:大人800円 小学生600円
日光白根山ロープウェイ施設情報(営業期間・時間・アクセス・駐車場)
※2020年の情報は公式HPをご確認ください。
利用料金:往復大人2,000円 子ども1,000円 片道大人1,300円 子ども600円
ファミリーパックや温泉付き得々パックもあります。
定休日:公式HPにてご確認ください
住所:群馬県利根郡片品村東小川4658-58
電話:0278-58-2211(丸沼高原総合案内)
アクセス:
車 関越自動車道沼田ICより約1時間
電車 JR上越線沼田駅よりバスで約1時間40分
※期間中は日光と尾瀬を結ぶ路線バス「日光・尾瀬かたしなエクスプレス号」が運行されます
駐車場:あり(無料・約2,100台)
まとめ
自然が織りなす絶景を存分に楽しめる「日光白根山ロープウェイ」と丸山高原の施設・アクティビティをご紹介しました、いかがでしたか?
登り切った先には壮大で美しい光景が見られます。
天空の足湯やテラス、カフェ、レストランでのんびりくつろぎ、心も体もお腹も満たされます。
近くには自然とともに楽しめるアクティビティや日帰り温泉もあり、子どもも大人も楽しめること間違いなし。新緑から紅葉の季節まで営業する「日光白根山ロープウェイ」で丸山高原の壮大な自然を満喫してみてくださいね。
※情報は取材当時のものです