百八十八観音|江戸時代に建立。1度で188箇所を巡る全国の観音霊場全てのご利益が得られる【中之条町入山】
群馬県吾妻郡中之条町国道292号線草津町の手前、旧六合村にある「百八十八観音(ひゃくはちじゅうはちかんのん)」。
旧六合村の指定史跡に指定されている百八十八観音は、江戸時代に建立され、この1箇所で全国の観音霊場188箇所全てご利益を得られるとされています。
江戸時代の貴重な文化財である百八十八観音を訪れてみました。
百八十八観音の場所
百八十八観音は国道55号線沿い。中之条町と草津町の境目、旧六合村の品木ダムによってできた上州湯の湖を見下ろすように立っています。
品木ダムを過ぎた先の坂道の途中、右側に百八十八観音が建立されています。
百八十八観音の手前が2台ほど停められる駐車スペースになっています。
百八十八観音とは
百八十八観音は江戸時代に品木村の山本梅右衛門によって建立された石仏群です。
かつては品木ダムの底に、存在した品木村に建立していましたが、品木ダムの建設と共に、現在の位置に移転されました。
坂東三十三観音、西国三十三観音、秩父三十四観音、四国八十八霊場を模しており、この百八十八観音1箇所で弘法大師霊場まで巡行した功績があるとされています。
江戸時代からの長い年月、風雪に耐え静かに人々を見守り続ける百八十八観音。
江戸時代の人々の強い信仰心を感じられ、現在は188の数では無くなってしまいましたが、一つ一つ異なり、多くの観音石仏を拝見できる貴重な文化財です。
全国の霊場すべての御利益が得られる百八十八観音。
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百八十八観音の基本情報
住所:群馬県吾妻郡中之条町入山53
問い合わせ先:0279-75-8814(中之条町観光協会)
駐車場スペース:あり
アクセス:関越自動車道 渋川伊香保ICから車で約1時間30分
中之条町周辺情報:https://www.jalan.net/kankou/cit_104210000/
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百八十八観音まとめ
群馬県中之条町の国道292号線草津町の手前に建つ石仏群、百八十八観音(ひゃくはちじゅうはちかんのん)をご紹介しました。
上州湯の湖を見下ろすように建ち、江戸時代からの歴史を感じる文化財であり、全国の観音霊場すべての御利益が得られる百八十八観音。
草津旅行などの道中にぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
※情報は記事作成当時のものです