パリジャン|パンコンテスト王者の父が営む焼きたてパン屋さん【高崎市吉井町】
高崎市吉井町にあるパン屋さんパリジャン。優しいパープル色の壁とフランスの国旗が目を惹く建物です。
実はパリジャンオーナーの息子さんは、名誉あるパン作り世界大会で優勝するほどの腕前なんです。今回は、世界王者を育てたパン職人が手掛けるパリジャンをご紹介します。
住宅街の一角にあるパン屋さんパリジャン
群馬県高崎市吉井町。日本に現存する最古の石碑群である「上野三碑(こうずけさんぴ)」の所在地としても有名な、閑静なエリアです。
そんな吉井町に存在感を放ちながら佇んでいるのがパリジャンです。店主の大澤さんの息子さんは、2019年10月にパンの本場フランスで開催された「第7回モンディアル・デュ・パン」に日本代表として出場し、見事優勝をおさめました。
この快挙は、上毛新聞の記事として掲載されたりテレビ番組でも放送されるなど、国内でも注目を集めています。
そんな大澤さんの父が営むパン屋さんパリジャンには、おいしいパンを求めて県内外から多くのお客さんが訪れます。
パリジャンのパンに使用する素材は、群馬や長野県産の小麦、沖縄産きび糖、モンゴル産天日塩など、こだわりの素材ばかりです。一切妥協することなく、日々体にも心にも優しいパンを生み出し続けています。
パリジャンの自信作が勢揃い!お店を訪ねてみました
濃い茶色を基調とした店内からは、木のぬくもりが感じられました。陳列棚もおしゃれです。迷いながらチョイスしたパンを見ていきましょう!
生クリームメロン
サクサクなのにどこかしっとりした生地にびっくり!パンの中には爽やかなレモン風味の生クリームが入っていて、まるでクッキーのような味わいの絶品メロンパンです。
トリプルチーズ
スコーンのような見た目の可愛らしいパンです。食感は想像していたより柔らかく、3種のチーズがと口の中でとろけながら広がります。チーズ好きにはたまりません!
群馬のご当地パンといえばこれ!味噌ぱん
甘じょっぱい味噌がふんわり生地の中にIN。これぞ群馬県民が愛する味噌ぱんです。濃厚な味噌はパンとの相性抜群!どこか懐かしい味わいに心が温まります。
チョコクロワッサン
ご覧ください!サクッとしたクロワッサンに、甘めのチョコレートが溢れるほどにかかっています。生地とチョコのハーモニーに大満足の一品です。お子さんにもおすすめですよ。
群馬の遺跡がパンとコラボ!?パリジャン自慢のシュトレン
パリジャンの冬の風物詩であるナッツシュトレン。ドイツでクリスマスに食べる定番のお菓子として、日本でも広く知られています。パリジャンのシュトレンは、ナッツとチョコがたっぷり!2019年は木、金、土曜日のみの限定販売です。
このナッツシュトレン、実はもうひと工夫加えられており、「世界記憶遺産」として登録された上野三碑の一つである多胡碑の形を模しているんです。とってもユニークな発想ですね。
上野三碑のユネスコ遺産登録を記念して作られたパリジャンのシュトレンは、高崎市吉井商工会主催の「上野三碑創作スイーツコンテスト」のプロ部門で優秀賞を獲得しました。そのお味もお墨付きです。
ナッツとチョコが口の中で見事に融合し、気分はまさにドイツのクリスマスです!
数量限定販売なので、売り切れる前にぜひ手にとってくださいね!
他にはどんなパンが売っているの?
パリジャンでは、天然酵母パンや揚げパン、ふわもちのココアパン、群馬のローカルパン「バンズパン」、きなこパンなど、豊富なラインナップでパンを取り揃えています。惣菜パンやサンドイッチもありますよ。
陳列棚に所狭しと並んでいるパンはどれもおいしそうで、思わず全部買いたくなってしまうほどです!
あなたも自分のお気に入りのパンを見つけてぜひリピート買いしてくださいね。
カリカリのラスクは、ちょっとした手土産にもぴったりです。
イートインスペースでホット一息
店内にはイートインスペースがあり、買ったパンをその場でいただくこともできます。挽きたて珈琲とパンをお供にひと休憩はいかがですか?店内は落ち着いた時間が流れています。
もちろん珈琲はテイクアウトもできますよ。
パリジャン店舗情報
定休日:日・月曜日
住所:群馬県高崎市吉井町矢田 126-1
電話:027-387-6753
駐車場:あり(無料、8台、店舗から数メートルの場所)
アクセス:
車 JR高崎駅より約15分
電車 上信電鉄吉井駅より徒歩約8分
公式HP(公式Facebook):https://www.facebook.com/parisien1982
オーナーの息子さんが世界選手権でトップに!
今回パリジャンにお邪魔するきっかけとなったのが、こちらのオーナーの息子さんがパンの世界大会「モンディアル・デュ・パン」で1位になられたということ。
モンディアル・デュ・パンは、2年に1度、パン作りの総合力を競う世界最高峰の国際パンコンクールです。22歳以下の若手職人と25歳以上のシェフがチームになって戦います。
そしてついに2019年10月に開催された第7回大会で、パリジャンオーナーの息子さんで、自らも高崎市内でパン焼き場「Comme’N(コム・ン)」を営む大澤秀一さんが優勝!日本勢では初の偉業を成し遂げました。
大会で出品した飾りパンがこちら。日本伝統の流鏑馬を表現したもので、6種類ある部門賞のうち、なんと3つもトップスコアを得て世界一の座につきました!
躍動感のあるデザインを見ると、これが実はパンだなんて信じられない気持ちになります。
現在、高崎市緑町にある「Comme’N(コム・ン)」は2019年12月で閉店、場所を変えて新たに営業を開始するのだそう。今後の活躍がとても楽しみですね。
まとめ
高崎市吉井町で、老若男女に親しまれる安心安全なパンを焼き続けているパリジャン。小麦や塩、砂糖などの材料から製法までとことんこだわり、パン1つ1つに愛情がたっぷりこもっているのがその味からも伝わってきます。
世界チャンピオンもパン作りを学んだパリジャン。ぜひ色々なパンを味わってみて下さいね!
※情報は取材当時のものです