謎の串揚げ?群馬県富岡市のB級グルメ「ホルモン揚げ」の魅力とは!
アド街や秘密のケンミンショーでも登場した、群馬県富岡市のB級グルメホルモン揚げ。
名前からすると串に刺さって油で揚げられている中身はホルモンと推測されますが、実はホルモンではないのです。
ここでは世界遺産に登録された富岡製糸場のある富岡のB級グルメ「ホルモン揚げ」の魅力を紹介します。
不思議な名産物「ホルモン揚げ」の正体とは!
2014年9月11日に秘密のケンミンSHOWで紹介された「ホルモン揚げ」。
群馬県富岡市のソウルフードで古くから地元の人に親しまれていました。
富岡製糸場が世界遺産に登録され、観光客にも人気です。
ホルモンという名前から中身は動物の内臓系のホルモンか?と想像するのが普通です。
しかし!富岡名物ホルモン揚げの正体は・・・
「ちくわ」
内臓系のホルモンとは無関係なのです。
ホルモン揚げとは、ちくわに小麦粉液、パン粉をまぶしてそれを油で揚げて、ウスターソースに漬けたもの。
ホルモンという名前とは全く関係ないように思える「ちくわ揚げ」。
しかし、富岡市民にはとても昔からなじみ深い親しみのあるご当地名物なのです。
ホルモン焼の定番はちくわを盾に切ること。
油で揚げてあるのに、脂っこくなく、何本でも食べられます。
お店によっても異なりますが、1本100円前後のリーズナブルな価格で味わえます。
ご飯のおかず、子供のおやつ、観光しながら片手に、そしてビールのお伴に最適です。
ホルモン揚げの由来とは
ホルモン揚げは、南蛇井の「おきなわ屋」が発祥の地といわれています。
当初のホルモン揚げは、ちくわを輪切りにしていたとか。
その後、縁日などで作られるようになり、現在のホルモン揚げの形が定着しました。
ホルモン揚げは縦にちくわを切った様子が腸の断面と似ているので名づけられたのだそうです。
富岡のB級グルメホルモン揚げの食べれるお店
富岡では様々な場所でホルモン揚げが食べられます。
また、近くには富岡製糸場名物「かいこの王国」のチョコレートも販売されていますよ。
⇒【世界遺産】富岡製糸場名物「かいこの王国」が思った以上にリアルなチョコレートだった
肉の専門店「岡重肉店」
富岡製糸場から歩いて数分のところにある岡重肉店。
富岡製糸場の観光客でにぎわいます。
ホルモン揚げは3本で120円。とてもリーズナブル。
注文すると、揚げたてのホルモン揚げをすぐに手渡してくれます。
ちらではホルモン揚げをはじめ、様々な種類のコロッケやメンチカツ、カレーパンなどを揚げたてで楽しめます。
ソースたっぷりのホルモン揚げを富岡の街中散策しながら食べられます。
またカレーパンも絶品。
濃厚なカレーとサクサクしたパンとのコラボレーションが味わえます。
営業時間:10:00~
住所:群馬県富岡市富岡1051-3
電話:0274-62-0278
スーパー丸幸バイパス店
富岡市民に愛され買い物客でにぎわうスーパー丸幸。
こちらでもホルモン揚げを購入できます。
リーズナブルな食材やお惣菜が並ぶスーパーの一角、カキフライやエビフライなどの揚げ物コーナーに「ホルモン揚げ」ののぼりを発見!
ホルモン揚げはお惣菜コーナーの店員さんに注文することで揚げたてが購入できます。
大き目のホルモン揚げが3本で210円。
一口食べるとウスターソースとフライ、そしてちくわのハーモニーが口の中に広がります。
注文から5分ほどで揚げたてを提供してくれます。
住所:群馬県富岡市富岡2330-1
電話:0274-64-5011
営業時間:
他にもホルモン揚げの食べれるお店
◆でりしゃす富岡店
住所:群馬県富岡市富岡1330
電話:0274-70-2378
◆土屋魚店
住所:群馬県富岡市富岡1047
電話:0274-62-0111
営業時間:9:30~
◆南蛇井のおきなわ屋
ホルモン揚げ発祥の地と言われるお店。テレビの取材も受けたことがあるとのこと。
ホルモン揚げだけでなくお惣菜や駄菓子など様々な商品を取り扱っています。
住所:群馬県富岡市南蛇井439
電話:0274-67-2116
営業時間:不明
自宅でも簡単ホルモン揚げレシピ
ホルモン揚げのレシピがCOOKPADでも紹介されています。
自宅で簡単に作れるのでぜひ試してみてはいかがでしょうか!
ホルモン揚げ★群馬ケンミンショー
節約レシピにピッタリのホルモン揚げ、ビールにもあい、老若男女問わず好まれる味です。
作り方:
3本のちくわを半分に切り小麦粉を適量、とき卵、パン粉、衣をつけ油で揚げます。
熱いうちにソースに漬けたら出来上がり。
詳しくはコチラ⇒ https://cookpad.com/recipe/2800791
ホルモン揚げ
子供の頃によく食べたなじみの味、おつまみに最適
作り方:
ちくわを縦半分に切り、竹串にさします。
衣を順番に着けて色よく油で揚げウスターソースにつけるだけ。
詳しくはコチラ⇒ https://cookpad.com/recipe/12773
まとめ
富岡の名物料理ホルモン揚げ群馬県民でも知らない人も多いのではないでしょうか。
リーズナブルなうえに、おいしいちくわ揚げ。
名前の由来は少し無理やりのような気もしますが、一度食べるとやみつきになるおいしさです。
世界文化遺産富岡製糸場の散策ついでにぜひとも食べてほしい富岡、いえ群馬の名物。
自宅でも簡単に作れ、おやつやおつまみなどにピッタリです。
手軽に楽しめるホルモン揚げ、群馬を代表する名物B級グルメの一つといえるでしょう。
※情報は取材当時のものです
所々『オイスターソース』って書いてありますが『ウスターソース』だと思います
まあ誰も見てないか…
先程、テレ東の番組でホルモン揚げを紹介されてて、検索したらこちらにたどり着きました。
懐かしいなと思いつつも、あら?
ホルモン揚げの元祖って河合商店さんだったはず。
先代はお亡くなりになり、時々娘さん夫妻が神社の縁日にホルモン揚げを販売されてますよ。
B級グルメとはいえ70年も歴史があるのですね。
ホルモン揚げは河合商店の親父さんが考案したものです。
富岡市の市民プールの前に河合商店があり、1本50円で売っていて、夏休み、市民プールで遊んだ帰りに河合商店のホルモン揚げを食べることが、地元の小学生の定番の楽しみの一つでした。
昔のホルモン揚げは輪切りにしたちくわをさらに半分に切り、それを串に刺してパン粉などをたっぷりつけて揚げておりました。
ウスターソースにそれを潜らせて、渡してもらっておりました。
今のようなちくわを半分に切っただけのものをパン粉をつけてあげたのとは違います。
おそらく大量に作る過程の中で、細かく切ったものを串に刺すより、半分に切ったものを串に刺す方が効率が良いので、そのように変化したのでしょう。
河合商店の親父さんと交流のあった父親に聞くと、昔は少しでもちくわの量を少なくしてコストカットをするために、手間がかかったとしても細かく切ったちくわを串に刺していたようなので、どっちもどっちですね。
ただ、やはりそのような過程で作られたものと、今のホルモン揚げは味が微妙に違います。
どちらも美味しいですが。