雙林寺(そうりんじ)|570年以上の歴史あるお寺に存在する七不思議【渋川市中郷】
④開山のつなぎカヤ
本堂の一番東側には巨木の開山のつなぎカヤがあります。
この開山のつなぎカヤは、雙林寺の開山として月江正文(げっこうしょうぶん)禅師が、入山した際に持参したカヤの実で出来た数珠の一粒を記念に庫裏(くり)の裏にまいたもであると伝えられています。
そしてこの木に成るどの実にも、針が通る程の穴があいているそうです。
⑤忠度桜
本堂の右前には忠度(ただのり)桜が咲いています。
月江正文禅師の夢に歌人としても優れていた平忠度が現れ、一の谷の戦いで討死した際に辞世の句を詠もうとしたが最初の“行き暮れて”が出たところで討たれてしまい、残りの下の句を付けて欲しいと願った。
月江正文禅師は“花に心はなかりけり”と続けると平忠度は満足し、お礼に桜の枝のムチを境内に挿し成仏したそうです。そのお礼のムチが成長し桜の木となって現在も綺麗な花を咲かせているそうです。
⑥山門小僧と総門のツル
本殿手前にある山門と総門には七不思議の一つである山門小僧の像と総門のツルが彫られています。
山門の中央にある山門小僧の像
童子像が夜な夜な抜け出して修行僧に難問答を仕掛けるため、住職が片手を切り落としたところ二度と現れなくなったが、小僧の像は左腕の先がなく、片手のままとなってしまったそうです。
総門の内側に彫られたツル
鶴の彫り物も門を抜け出しては悪さをするため、猟師が鉄砲で撃ったところ右足に弾痕が残ってしまっています。
⑦底なし井戸(鏡の井戸)
本堂の西側には底なし井戸(鏡の井戸)があります。
この井戸を覗き込み、もし顔が映らなければ、即刻死ぬと言われています。
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雙林寺(そうりんじ)の基本情報
電話:0279-53-3436
アクセス:車 関越自動車道渋川伊香保ICより車で25分
電車 JR渋川駅からタクシーで20分
座禅会開催日:
第1日曜6:30-8:00(無料)
第3日曜18:20-21:00(500円)
渋川伊香保周辺情報:https://www.jalan.net/travel/090000/091100/
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雙林寺(そうりんじ)まとめ
渋川市中郷にある雙林寺(そうりんじ)の七不思議についてご紹介しました。
七不思議はいかがだったでしょうか。お寺の中はとても静かで広々としているので、ゆっくりと七不思議を散策することが出来ました。巨木が多く緑にも囲まれているので自然のパワーを感じることも出来ます。
ぜひ実際に雙林寺の七不思議を見にいってみてはいかがでしょうか。
※情報は記事作成時のものです