2019年9月6日

群馬唯一の名水百選カード！甘楽名水百選カードがひそかなブームに

2016年に環境庁が作った名水百選カード。ひそかなブームとなっていることをご存じでしょうか？

群馬県内では唯一甘楽町のカードのみが発行されており、ダムカードやマンホールカードに続き、注目を浴びています。

どんな名水がカードになったのか、ご紹介していきたいと思います。

見出し

環境省が定める名水百選

昭和60年、環境省が日本国内にある湧水や川などの名水を100か所選定したのが名水百選。

全国の清らかな水国民に紹介するとともに、水環境保護や水質保全を意識してもらおうと選定されました。

この際に群馬県から選ばれたのは、甘楽町の雄川堰と吾妻町の箱島湧水です。

©https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/meisui/data/index.asp?info=20

名水百選30周年を祝い平成20年、名水百選を再度見直したのが平成の名水百選。

生活に大きくかかわりのある名水をさらに100か所選び平成の名水百選として選定されました。昭和と合わせて200か所もの名水が選ばれています。

群馬県からは、尾瀬の郷片品湧水群が選定！登山者の水場として、今でも飲料水として口にすることができます。

©https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/newmeisui/data/index.asp?info=17

平成の名水は国民投票の選抜選挙で全国191か所から選ばれました。

昭和の名水百選：
https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/meisui/map/kanto.html

平成の名水百選：
https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/newmeisui/

名水百選カードを集めよう！

名水百選のうち現在48か所で名水カードが作られ配布されています。配布場所は各自治体の窓口。料金は無料です。

全国名水百選カード配布情報：http://www.env.go.jp/water/meisui/card/index.html

関東地方では群馬県甘楽の雄川堰や神奈川県奏野市の泰野盆地湧水群、埼玉県新座市の妙音沢、秩父郡小鹿野町の毘沙門水で名水百選カードが配布されています。

名水百選に選ばれた甘楽町の雄川堰

雄川堰の歴史

©https://water-pub.env.go.jp/water-pub/contents/meisui/image/1920071203111121/w019m.jpg

昔ながらの城下町、群馬県甘楽郡甘楽町の大字小幡地区を流れる用水路雄川堰。水源は稲含山より流れる一級河川雄川。

400年もの歴史があり、江戸時代初期に織田氏、その後松平氏の手によって整備されたといわれています。

桜並木沿いに作られており、春には桜が舞い散る美しい桜スポットです。

雄川堰には芋車と呼ばれる小さな水車がありますが、地域の住民がここで野菜を洗い、洗濯をしていた名残。

古くから生活用水やかんがい用水として親しまれてきました。

桜並木の美しい現在の雄川堰

名水百選に選ばれた雄川堰は生活用水などに使用されています。そのため飲料水として口に入れることはできません。

古風な城下町風景の一つとして親しまれ、春になると、雄川堰沿いの桜並木が美しく咲き誇り観光客などでもにぎわう甘楽町の景勝地の一つです。

飲用ではないので、ミネラルウォーターなどの販売はありません。

雄川堰へのアクセス、問合せ先

アクセス

【電車】
ＪＲ上越線高崎駅から上信電鉄に乗り換え、上州福島駅下車徒歩20分
【車】
上信越自動車道富岡ＩＣより10分

住所：群馬県甘楽郡甘楽町小幡地内

問合せ先

甘楽町産業課商工観光係

住所：群馬県甘楽郡甘楽町大字小幡161-1

電話：0274-74-3131