妙義神社|165段の石段を登ると…待つのは美しい本殿と絶景!【富岡市妙義町】
富岡市にある妙義山の東麓に位置する「妙義神社」は、宣化天皇2年(537年)創建と伝わる名刹。
開運・商売繁昌・火防・学業児童・縁結・農耕桑蚕の神として知られ、県内外からたくさんの参拝者が訪れます。
江戸時代には、家運永久子孫繁昌を願い、歴代の徳川将軍家に深く信仰されました。
そして近年では大河ドラマのロケ地として使用されたこともあり、人気の観光スポットとなっています。
今回は、そんな群馬を誇る神殿・妙義神社の魅力をお伝えします!
大鳥居から総門へ
妙義神社の最初の見どころは、まず県道脇にそびえる大鳥居でしょう。
ここからまっすぐに伸びる参道は、歩いてみると結構急な、そして長い坂道。
参拝はなかなか体力勝負です。
春はしだれ桜も見ものです。
そして参道を抜けると、そこには総門が。
安永2年(1773年)建造の、仁王門。国指定の重要文化財です。
ここもなかなか急な階段でした……。
参拝までには険しい道のりが……
総門をくぐると、衝撃の妙義神社全景が……!
階段の多さに言葉を失いました……。
どうりで、参拝者ほとんどが登山スタイルなわけです……。
気安く来る場所じゃなかったかな、とちょっと後悔。
でも、引き返すわけにはいきません。登ります。
第一段階登ると、その右手には波己曽社社殿と呼ばれる、旧社殿が。
境内は上部の神域と下部の旧寺域に分かれており、これらは明暦から元禄年間に基盤が造られました。
その後、宝暦年間から安永年間にかけて大造営が行われ、整備されたのだそう。
こちらの波己曽神社はその旧社殿で、明暦2年(1656年)に建造されたもの。
漆黒の社殿に映える、鮮やかな色使いの装飾が見ものです。
こちらも県の重要文化財となっています。
そしていよいよ本殿へ。165段の参道石段を登ります。
こちらは2005年のNHK大河ドラマ「義経」で、牛若丸が預けられる鞍馬山の撮影が行われた場所としても有名になりました。
登っても、登っても、なかなか辿りつかない……。
途中休憩しながらのんびり進みましょう。
やっとの思いで石段を登ると、そこはいよいよ本殿への入口・唐門です。
宝暦6年(1756年)建造の門は見事な彫刻で埋め尽くされており、思わずその場に立ち止まって見入ってしまいます。
鬼のパンツ(?)を履いた仁王様がいました。
ちょっぴりかわいい。
ついに本殿!そこに待っていたものは…?
やっと到着!そこには、壮麗な権現づくりの本社がありました。
こちらは宝暦6年(1756年)の建造。やはり目を引くのはその彫刻と色使いで、特に拝殿の部分では向拝部とつなぐ部分に素晴らしい龍の彫刻が施されています。
ほかにも、欄間、壁の鶴や菊、竹林七賢人など、いずれも華やかな彫刻で彩られています。
そして、楽しみがもうひとつ。
そこから後ろを振り返ると、登ってきたからこそ拝める絶景が広がります。
関東平野の北西に位置する妙義山は、江戸の乾(戌亥)の鎮め(方位守り)としても、歴代将軍から尊崇を受けていたのです。
最初はちょっと参拝を後悔しましたが、素晴らしい本殿とこの絶景を拝められたらなんのその!
本当に来てみてよかった、と感じました。
この感動こそが、妙義神社に参拝者が後を絶たない理由なのかもしれません。
近くには「道の駅 みょうぎ」も
参拝で疲れたら、歩いてすぐの「道の駅 みょうぎ」へ。
地元の食材やお土産品が購入できるほか、お食事もいただけます。
蕎麦やまいたけご飯、てんぷら、こんにゃくがついた、その名も「定食」(1000円)。
地元の特産品をふんだんに使った定食はボリューム満点で、男性でも満足できるランチタイムになりますよ!
また富岡市と言えば、「ホルモン揚げ」も有名です。
観光の帰りには、富岡市自慢の「ホルモン揚げ」も味わってみてはいかがでしょうか?
⇒ 群馬県富岡市のB級グルメ「ホルモン揚げ」の魅力とは!
まとめ
暑さが厳しいイメージの群馬県でも、妙義山周辺は少し気温も低く、過ごしやすい地域。
お天気の良い日に、ぜひ妙義神社参拝にチャレンジしてみてくださいね!
妙義神社アクセス
住所:群馬県富岡市妙義町妙義6
アクセス:
上信越自動車道松井田妙義ICから車で5分
JR松井田駅からタクシーで10分、
妙義神社下車、徒歩10分
上信電鉄上州富岡駅から乗合タクシー菅原線で40分、
「妙義神社」下車、徒歩10分
道の駅みょうぎ
住所:群馬県富岡市妙義町岳322-7
電話:0274-73-3991
営業時間:9:00~17:00
(食事処は10:30~15:30)
定休日:1~3月、6~9月、
12月は3月曜日/4~5月、10~11月は無休