桐生・梅田湖花火大会。夜空を彩る大輪の花を見に行こう
夏の風物詩といえる花火大会が、2017年桐生市の梅田湖にて復活!
桐生市では2006年から地元カラオケ愛好会が「梅田湖冬花火大会」を開催していましたが、2015年12月に終了してしまいました。
しかしこのことを知った地元住民の長竹伯晶さんが、“桐生市に花火大会を復活させたい”と立ち上がり、2017年、2018年の2年にわたり「桐生・梅田湖花火大会」を実現させました。
2019年の開催は?今回は桐生・梅田湖花火大会をご紹介します。
花火師からも絶賛される、梅田湖花火!
梅田湖は、桐生市街地から車で20分ほどの所にあり、桐生川の上流に位置しています。
ニジマスやワカサギ釣りが楽しめるほか、手漕ぎボートなども楽しむことができます。
そんな梅田湖で上げられる打ち上げ花火は、花火師からも絶賛されるほどの美しさ。
打ち上げられた花火が湖面に映り込む姿は、国内でもなかなか観られません。
また、山々に囲まれているため、「ヒュー」という花火玉の笛の音や、開いたときの「ドンッ」という音がこだまし、いっしょに楽しめるのも特長です。
花火大会を復活させた想い
以前より「地域の活性化のため、桐生市に花火大会を復活させたい」と考えていた、実行委員長の長竹伯晶さん。
何とか実現できないかと模索していたところ、梅田湖花火大会の後継者を探していることを知り、自身で名乗り出たそうです。
36年ほど前、当時学生だった長竹さんは桐生の河川敷で上がる花火が楽しみで、河川敷近くの橋まで自転車で観に行ったそう。
あの当時のワクワクした気持ちや感動を、現代の子どもたちにも味わってほしいと話してくれました。
(花火大会の会場となる梅田湖)
しかし、「開催にこぎつけるまでの1年間は苦労の連続だった」と語る長竹さん。
花火を上げるために協賛者を募ったところ、個人で花火大会を開催したいと言っても「やれるがわけない」と相手にしてもらえなかったのだそう。
それでも諦めずに声をかけ続け、県内外から400人ほどの協賛者を集めることができました。
また、初めての試みで右も左もわからず、許可申請やその他手続き、会場のセッティングなどにもかなり苦労されたそうです。
花火大会復活の裏には、並々ならぬ決意と苦労があったんですね。
「観た人が感動して帰ってくれれば、それだけでがんばった甲斐がある。市民が喜んでくれることをがんばりたい」と、地元愛いっぱいの長竹さん。
県内人気グルメ店の出店!バンド演奏やご当地アイドルのコンサートもありました!
2017年の花火大会当日は地元グルメが味わえる露店や、ご当地アイドルグッズの物販店など、合わせて15店舗ほどの露店が出店されました。
また群馬の企業『正田醤油』によって結成された、本格バンドによるコンサートも。
そのほかにも八木節、ミュージカル、ご当地アイドルによるコンサートも行われ、1日中楽しめるイベントでした。
正田醤油に関する記事は、こちら。
駐車場は市内9カ所!無料の専用バスも運行!
(会場駐車場として利用できる、桐生市青年野外活動センター駐車場)
ふるさとセンター、野外活動センターなど市内に9カ所に駐車場が用意されました。
また、館林市にある観光バス会社の協力により、当日は市内8か所(※ふるさとセンターを除く)から専用のバスが運行されました。
1時間に1本ほどのペースで運行され、乗車料金は無料。
花火大会詳細情報
開催日:2019年度の開催は決まっていないようです(2019年5月現在)
会場:梅田台緑地公園(梅田湖ボート乗り場)
※2017年開催場所はこちらでした
夏の思い出作りにおすすめ、BBQはこちらの記事で紹介しています。
まとめ
今回は、2017年と2018年に開催された、桐生・梅田湖花火大会をご紹介しました。
会場周辺が大混雑するほど大勢の人でにぎわったこちらの花火大会。
残念ながら2019年の開催は決まっていません。桐生の夜空を照らす、大輪の花火をもう一度見られますように。