※当サイトはプロモーションが含まれています

館林の老舗醤油メーカー「正田醤油」の伝統と技術を伝える『正田記念館』へ!

醤油の老舗メーカーとして日本の食文化を支えてきた、正田醤油。
食卓になくてはならない醤油をはじめ、万能のつゆやドレッシングなど、バラエティーに富んだ商品がたくさん発売されています。

周辺地域ではスーパーで目にすることが多いですが、通販でも購入することができます。

今回は、館林市にある正田醤油の敷地内に佇む、風格のある木造の建物。

『正田記念館』を訪れ、正田醤油の歴史や歩みに触れてきました。

店舗から本社屋、そして記念館に

正田記念館は1853年(嘉永6年)に、当時米穀商を営んでいた際の店舗として建てられました。

正田記念館 正田醤油 館林市

そして1873年(明治6年)醤油醸造業へと移り変わった際に、本社屋となったのです。

その後1917年(大正6年)『正田醤油株式会社』が設立され、1986年(昭和61年)までその本社屋として親しまれてきました。

新たに本社屋が建築されたのをきっかけに、1987年(昭和62年)から「正田記念館」として、正田家と正田醤油の歴史にゆかりのある品々が公開・展示されるようになりました。

こちらは登録有形文化財に指定されており、古き良きものを後世へ残しているのですね。

脈々と受け継がれている展示品

正田記念館では米穀商時代の品々をはじめとし、創業者・歴代の文右衛門の功績、正田家の歴史などがわかりやすく説明してあります。

正田記念館 正田醤油 館林市

また、店舗や生活のなかで使われていたとされる品々、着用していた衣類、創業当時の醸造道具などが展示されています。

正田記念館 正田醤油 館林市

正田記念館 正田醤油 館林市

そして醤油醸造に関する経営指導書など、たいへん貴重なものも公開されています。

正田記念館 正田醤油 館林市

昭和初期のレトロなポスターは、なつかしく感じられる方も多いそう。
ポスターを背に座りながら、当時の話に花を咲かせるのも楽しそうですね。

正田記念館 正田醤油 館林市

『おいしい』はここから創られる

正田醤油の敷地内には研究所もあり、進歩した発酵醸造技術と優れた品質・味を創り出すため、日々研究を重ねています。

先進技術はもちろんのこと、正田記念館にも保存されている、長年培った研究・開発のノウハウが基盤となっているのです。

正田記念館 正田醤油 館林市

伝統の技術をベースに新しいアイディアにも積極的に挑む。
そうして出来上がったさまざまな商品が、店頭に並んでいるのですね。

正田記念館 正田醤油 館林市

見学のあとは、館林市の中心市街にあるこちらもオススメ!
メニューは1匹100円の「たいやき」のみ!行列のできるたいやき屋・館林『ヤギヤ』

昔の人の知恵が隠れる正田醤油文書蔵

正田記念館の裏手には、漆喰塗の「正田醤油文書蔵」もあります。

正田記念館 正田醤油 館林市

1861年(文久元年)に創建されたと伝えられており、こちらの建物も登録有形文化財に指定されています。

瓦には正田家の紋である『九曜紋』と商号の『山ト』があしらわれています。

正田記念館 正田醤油 館林市

実はこの奥の扉、どういう仕組みかオートロックになっているそうなんです。

昔の人の知恵にびっくりですね。

1度閉めてしまうと鍵を開けるのが難しく、現在こちらの鍵を開けられるのは、正田醤油のなかでも数人しかいないのだとか。

「古いものと新しいもの」の融合がキーワード

現在の本社屋は、2004年(平成16年)年にもともと醤油の仕込みに使っていた蔵を改修したもの。

正田記念館 正田醤油 館林市

元々は醤油を作る際に使う大きな桶が、約200本入っていた仕込蔵でした。
時代の流れから昔ながらの桶ではなく、金属製の発酵タンクで温度管理をする方式となり、この仕込蔵は役目を終えました。

その後、この仕込蔵を再生させようとする案により、更に環境配慮の面から古材を積極的に利用して本社屋に改修されたのです。

まとめ

歴史あるものを大切に残していきながら、最新鋭の技術を構築していく姿。

それはまさに、社風の『古いものと新しいものの融合』を実現しているのだと感じました。

正田記念館は無料で入館できるので、ぜひ気軽に立ち寄ってみてくださいね。

【取材協力】
正田醤油株式会社

所在地:館林市栄町3番1号

TEL:0276-74-8100 (代表)

開館時間:10:00~16:00

休館日:土・日・祝祭日・夏季休暇日・年末年始

入館料:無料

HP:http://www.shoda.co.jp/

※団体での来館を予定される場合には、事前のご連絡をお願いいたします。

最初のコメントをしよう

必須