赤城山頂記念館サントリービア・バーベキューホールで天空グルメ満喫
水と緑にあふれる赤城山。大沼からほど近いところにあるのが赤城山頂記念館サントリービア・バーベキューホール。
かつて、旧黒保根村から赤城山頂をつないでいたケーブルカーの駅舎だった建物が、現在は記念館兼バーベキューホールとして営業されており、登山やドライブで多くの人が立ち寄る赤城山屈指人気のスポットとなっています。
山頂からの絶景を眺めながら、ビールに食事はもちろん、御神水コーヒーなどもあって楽しみどころがたくさん!その魅力をお伝えします。
赤城山を訪れるもののオアシス
赤城大沼から車を走らせること5分、どん詰まり赤城公園内にあるのが「赤城山頂駅記念館サントリービア・バーベキューホール」。
ログハウス風の木製でレトロな外観が昔ながらの雰囲気を醸し出します。
店舗外にはテーブルもあり、温かいシーズンはここで休憩もできます。
周辺の絶景が眺望でき、天気の良い時には東京スカイツリーも見えるとのことです。
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かつてはケーブルカーの山頂駅駅舎だった
建物に潜入してみます。まず入り口にはレジがあります。
その奥にはバーベキューホール、さらに奥はレストハウスになっています。
奥へ進むと駅長室があり、ケーブルカーが運行していた当初の写真などが展示されています。今は無きロープウェイが運行していた頃から変わらない美しい光景も見られ、駅舎は国登録有形文化財にも認定されています。
当時の宿直室も公開されており、ケーブルカー運行当初の資料が展示されています。
ケーブルカーこと「赤城山鋼索鉄道」の歴史
かつてはケーブルカーの駅舎であったビア・バーベキューホール。ケーブルカーは赤城山観光開発のため1957年(昭和32年)7月21日に開通しました。
当時前橋からの定期バスだけで他に交通手段がなく、現桐生市の利平茶屋から赤城山頂鳥居峠まで運行していたのです。
旧国鉄(JR)がイギリスから輸入したロンドンブリッジを使用し、山間部の地形に合わせてカーブが多かったのが大きな特徴。
万が一途中でワイヤーが切れた際には自動的に停止するよう配慮されていました。
当初は車も運ぶ予定でしたが安全性を考慮し、人だけを乗せることになったということです。
しかし、赤城山へ車でアクセスできるように道が整備されたことで利用客が激減、1967年11月には停止し後に廃線となってしまいました。
ケーブルカーの廃線沿いに900段の階段を下ると御神水の湧水地があって、御神水を汲むこともできるそうです。
線路延長:水平長1033.000m 傾斜長1100.518m
両端高低差勾配:最急586‰ 最緩255‰
最大輸送能力:960人/h
客車重量:9.5t
最大乗車人数:121名
運転速度:3.25m/秒
車両移動方式:テオドルベル式
鋼索:直径38㎜
天空の駅舎で楽しめるメニュー
そんな当時の山頂駅舎が現在記念館兼バーベキューホールとして活用されています。
そのメニューをご紹介しましょう。
バーベキューに料理・ビールも味わえるレストラン
館内左手には広々としたバーベキューホールがあり、自慢のビールとともにみんなでワイワイバーベキューが楽しめます。
もちろんビールはサントリープレミアムモルツ。和風もちぶたと地元野菜のバーベキューセットは1人前1,800円、2人前3,500円で楽しめます。
お楽しみの食事メニュー!
またバーベキューだけでなく、そのほかの食事メニューやソフトクリームなどのスイーツも楽しめます。
食事は山小屋カレーやおにぎりとけんちん汁のセット、野菜とキノコのけんちんうどん、おつまみにぴったりの特製ソーセージなど充実のラインナップ。
テーブル席のほか小上がり席もあるので、お子さま連れでも安心です。
大人気名物メニュー鍋割山ラーメン
さて、ビア・バーベキューホールで一番人気といっても過言ではないのが、こちら鍋割山ラーメン。お値段890円。
赤ラードを用いた秘伝の特製味噌を使っているという絶品のスープと、黄金の喜多方麺。野菜たっぷりでチャーシューもトッピングされたピリ辛味噌ラーメンです。
ヌードルマスター渡辺一明氏監修というだけあって絶品です。
また天空の駅舎カフェというだけあって、デザートメニューも好評。
イタリアの至宝セガフレードのエスプレッソマシンで淹れる天然水仕立ての御神水コーヒーと白樺クーヘンのセットや白玉ぜんざい、また口コミでも人気の群馬県ならではの和風創作スイーツ・黒糖こんにゃくゼリー&白樺牧場のソフトクリームがコラボした「クロビー」も要チェックです!
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2階には展望ルームでのんびりとコーヒーを楽しむ
赤城自然公園覚満淵が眺望できる展望ルーム
ホール2階には近くの覚満淵や山々を眺望できる展望ルームがあり、食事はできませんがドリンクカフェが楽しめます。
天気が良ければ関東平野が一望できます。
ご覧ください、こちらが展望ルームからの眺め。訪問した日はちょうど曇っていて関東平野は見えませんでしたが、覚満淵の美しい光景が見られました。
御神水を使った絶品コーヒー
日本で一番標高が高いセガフレードコーヒーの店。
こちらが赤城山の御神水を使ったコーヒー。この地でしか味わえませんよ。
一杯一杯丁寧にドリップしてくれる極上のコーヒーです。
美しい景色を眺めながらのカフェタイムは最高の癒しですよ。
赤城山にちなんだお土産はここで入手
赤城山といえば白樺が有名。名物白樺クーヘンは絶対に外せないお土産のひとつです。
「NHKおはよう日本」でも放映された赤城やる気塾が考案した絶品スイーツです。
しっとりとした生地の周りに少し砂糖がついていて、甘すぎずさっぱりしすぎず。この年輪の厚さがおいしさの秘訣です。
また、赤城山訪問記念にこんなピンバッジのお土産はいかがでしょう?
ちょっとしたアクセントにもなり、記念にピッタリの品です。
店内にはたくさんのお土産が並び、どれにしようか迷ってしまいますよ。
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施設情報
定休日:不定休
※営業期間内でも訪問時には確認してからお出かけください
住所:群馬県前橋市富士見町赤城山1
電話:027-287-8444
アクセス:関越自動車道前橋ICより約60分 赤城ICより約40分
駐車場:あり(無料)
公式HP:https://www.oonumasansougroup.com/
前橋市周辺情報:https://www.jalan.net/travel/cit_102010000/
前橋市で宿を探す:https://travel.rakuten.co.jp/yado/gunma/maebashi.html
まとめ
ケーブルカーの駅舎跡地「赤城山頂駅記念館サントリービア・バーベキューホール」いかがでしたか?
ケーブルカーが運行していた当時の面持ちを残しつつ、バーベキューや食事・御神水コーヒーなどの飲食、赤城山や関東平野などの絶景が楽しめるスポットです。
ケーブルカーの歴史を知ることができるほか、頑張って階段を下れば御神水湧水地というパワースポットにも出会えます。
春の新緑から秋の紅葉シーズンまで営業しているので、赤城山散策の際にはぜひ足を運んで、絶景と歴史やグルメ・お土産など楽しんでみてくださいね!
※情報は取材当時のものです