赤城山第1スキー場|子どものスキーデビューにおすすめ!家族で楽しむ日本最小級のスキー場
群馬県のほぼ中央に位置する上毛三山のひとつ赤城山。ここになんと日本最小クラスといわれるスキー場があるのをご存じでしょうか?
子どもから大人まで楽しめる、リゾートとはひと味もふた味も違う赤城山第1スキー場をご紹介しましょう。
日本一小さいスキー場「赤城山第1スキー場」
スキー場といえばゲレンデの広さにコースの長さ、傾斜度、リフトやゴンドラといった設備などを求めることが多いかと思いますが、はじめにいっておきます、赤城山第1スキー場ではそれらの希望は叶いません。
ゲレンデの広さはおよそ9ha、なんといっても日本一小さなスキー場といわれる規模のスキー場なのです。
雪が積もる前の赤城山第1スキー場はこのような感じですが、冬になると一転して銀世界が広がりスキー場となります。
スノーボーダーなどが通う雪山リゾートとはまた違う、どことなく昭和レトロなこじんまりしたスキー場。しかし、ファミリーにジャストサイズの雪の楽園として人気を得ているのです。
傾斜がゆるやかで安全なぶん、スキーやスノーボードを楽しむにはもの足りませんが、ファミリー層への人気は高く、のんびり雪と触れ合うことができる雪遊びスポットとしてにぎわいます。
アスピリンスノーと呼ばれるさらさらした上質な雪が積もるのも魅力のひとつです。
赤城山第1スキー場は例年12月の後半から3月中旬まで営業されています(気候や雪の状況により営業期間は変更されます)。
また、赤城山第1スキー場ではありませんが、赤城山山頂や南麗の様子を赤城山ライブカメラで見ることができます。赤城山第1スキー場へ出かける前に、路面の状況や積雪の様子が分かるのは便利ですよね。
赤城山スキー場の歴史
©https://www.akagi-trip.com
かつて赤城山には広大なスキー場があり、大正から昭和にかけて日本を代表するスキースポットのひとつとして親しまれていました。
現在の赤城山第1スキー場ゲレンデは、当時のほんの一隅に過ぎなかったのです。
昭和初期には地蔵岳大ジャンプ台ができ、日本で初めての国際ジャンプ大会が開催されました。
昭和30年代になると地蔵岳山頂から3kmのロープウェーが作られました。
覚満淵や大沼を見下ろし、黒槍山を見渡しながら大滑降が楽しめたということで、スキーヤーにとってあこがれの地でもありました。
しかし、スキー人気の停滞や時代の移り変わりにともない、平成10年にはロープウェーもなくなり、一旦営業休止することとなったのです。
その後、旧富士見村により芝スキー場として整備され、赤城山観光連盟が委託を受けてスキー場として営業を再開、現在の「日本最小クラス」の赤城山第1スキー場が誕生することになったのです。
ゲレンデ紹介
現在、スキー場として営業している赤城山第1スキー場を含め、周辺の旧・赤城山スキー場についても詳しくご紹介しましょう。
赤城山第1スキー場
©https://www.akagi-trip.com
前述の通り、リフトやゴンドラといった設備はありません。しかし、第1スキー場エリアには2013年に作られた全長60mのスノーエスカレーターがあります。
こちらがそのスノーエスカレーターで、1日券は1000円。とってもゆるやかな傾斜なのでお子さまも安心です。
©https://twitter.com/kofpop23
そして、このスノーエスカレーター周辺がソリ遊びエリアとなっています。子供たちが安全に、思う存分雪遊びできる貴重なスポットです。
赤城山第2スキー場
©https://www.aokiryokan.co.jp/
青木旅館の駐車場裏手には、現在は閉鎖されていますが、かつての赤城山第2スキー場がありました。
現在もソリすべりや雪遊びなどには十分な広さと傾斜なので、自己責任での利用となりますが青木旅館に宿泊される際には思い切り雪遊びが楽しめそうです。
また軽めのスノーシューやスノートレッキングが楽しめるルートの登り口となっています。
赤城山第3スキー場
©https://goo.gl/maps/YR4VvfPDcfbiw2vQ6
赤城山第1スキー場からほど近い県立赤城公園ビジターセンターに隣接する赤城山第3スキー場。
現在リフトなどはありませんが、ソリ遊びをするには程よい斜度と長さがあるので、雪遊びが存分に楽しめる無料スポットとして親しまれています。
>>キッズパークが充実!群馬県の子供と楽しめるスキー場おすすめ10選
赤城山第1スキー場にはレンタルスキーもあります
©https://www.instagram.com/p/Cm0BHiIvbq1/
スキー場の規模は小さいですが、スキーやソリのレンタルもあるので手ぶらで来ても楽しめます!
スノーエスカレーター運行のない平日でも予約することで道具をレンタルできるので、手軽にスキーや雪遊びが楽しめますよ。
ソリ:1,000円
また、県立赤城公園ビジターセンターではスノーシュー、ストック、スノーブーツ、ヒップそりもレンタルしているので、雪山ハイキングも体験できます。
スノーブーツ:500円
ヒップそり:100円
※前日までに電話にて予約が必要です
>>群馬県のアニメ聖地13選|聖地巡礼でアニメの世界を追体験しよう!
施設情報
休業日:無休
売店営業日(スノーエスカレーター運行/各種レンタル):土・日祝日
営業時間:9:00~16:00(スノーエスカレーター運行は土日祝日)
利用料:無料(スノーエスカレーター1日券1,000円)
住所:群馬県前橋市富士見町赤城山大洞
駐車場:あり(無料・約100台)
問合せ先:大沼山荘
電話:027-287-8311
公式HP:https://www.akagi-trip.com/
公式Instagram:https://www.instagram.com/akagi_trip/
アクセス
赤城山第一スキー場へは車でもバスでもアクセスすることが可能です。また、その両方を利用した、雪道の運転が苦手な方におすすめのアクセス方法もあります。
それぞれのアクセス方法は以下になります。
車でのアクセス
車の場合、 関越自動車道、北関東自動車道の各ICより約70分です。
赤城山山頂エリアまでの道には積雪や凍結があるので、スタットレスタイヤ等を装備して、雪道に備えてお出かけください。
関越自動車道【前橋IC 】または【赤城IC】
北関東自動車道【波志江スマートIC(伊勢崎IC)】
※主要地方道大胡赤城線(県道16号)、一般県道沼田赤城線(県道251号)は冬季閉鎖があります。冬季は、県道4号線から赤城山へお出かけください。
※赤城山山頂エリアまでの道には積雪や凍結があります。スタッドレスタイヤ等の装備が必須です。
※降雪や凍結の状況によっては、上りでもよく滑りますので、2WDの場合、チェーンの準備もお願いします。4WDでも下りは滑りますので、チェーンの用意があると安心です。
直通バス
赤城山に上るためには急なカーブの続く県道4号を登らなくてはいけませんが、雪道に慣れていないと不安ですよね。
でもご心配なく!前橋駅から赤城山までは直通バスがあり、1日フリー乗車券を使えばお得で安全に往復できます。雪道が不安な人でも安心のアクセス方法です。
平日 前橋駅~富士見温泉で乗換え~赤城ビジターセンター
土日祝日 前橋駅~富士見温泉~赤城ビジターセンター(直通)
利用料金(赤城山線直通1日フリー乗車券):大人3,200円/小人1,600円
時刻表などはこちら:https://kan-etsu.net/publics/index/42/
車とバス
赤城山行きのバスは、11月から3月までの冬季期間は、全便道の駅ふじみに併設された富士見温泉見晴らしの湯を経由します。
道の駅まで車で来て、そこからバスで行くこともできます。雪道の運転が苦手な方には、こちらのアクセス方法もおすすめです。
富士見温泉と赤城山ビジターセンター間の往復乗車券は、「AKGパス」としてお得な料金で販売されています。
>>群馬県のメロディーロード場所一覧|ジブリなどの名曲が聞ける道路マップ
まとめ
赤城山にある日本最小クラスのスキー場赤城山第1スキー場はいかがでしたか?
リゾートスキースポットとして楽しめる要素は少ないかもしれませんが、小さな子どもからお年寄りまで、家族で安心して雪遊びなどを楽しめるスキー場です。
雪道に慣れていなくてもバス利用で安全にアクセスでき、スノーエスカレーター、スキーレンタルなどもあるので、手軽にウィンタースポーツを体験したい方にぴったりですね。
元祖スキーのメッカ、日本一小さな赤城山第1スキー場で、ご家族でのスキーや雪遊びを満喫してみませんか?
※情報は作成当時のものです