やんば天明泥流ミュージアム|浅間山大噴火が起きた運命の日にタイムスリップ!群馬県民なら知っておきたい歴史の1ページ【長野原町林】
八ッ場ダムの建設工事にともない発掘調査された遺跡から、当時の人々の生活や浅間山大噴火で起こった天明泥流の被害などを分かりやすく知ることができるやんば天明泥流ミュージアム。
八ッ場あがつま湖を一望できる場所にあり、同じ敷地内には八ッ場ダムの水没地にあった、県内最古級の木造校舎の長野原町立第一小学校旧校舎(一部)が併設されています。
この記事では浅間山大噴火で、天明泥流(てんめいでいりゅう)が起こった運命の日にタイムスリップできる長野原町の博物館やんば天明泥流ミュージアムを紹介します。
天明泥流の怖さを実感できる迫力の体感シアター
まず館内に入ると、天明泥流体感シアターで約10分間のストーリーを観賞。
人々が平和に生活している様子や、浅間山大噴火の爆音、天明泥流が襲ってくる様子がリアルに再現されています。まさに浅間山噴火や天明泥流が起こった江戸時代後期にタイムスリップしたかのような臨場感。
当時、浅間山大噴火の爆音は、大阪や京都まで届いたそうです。
天明泥流展示室
天明泥流展示室では、天明泥流が発生した天明3年の八ッ場の様子が展示されています。
展示品を順に辿っていくことで、当時の人々が生活にどのようなものを使っていたのかを分かりやすく知ることができます。
物語の舞台と時代背景では、天明泥流が起こった天明3年の時代背景を詳しく解説。
展示室中央には、当時の八ッ場の様子が再現された模型や映像で確認することができます。
当時の人々が使っていた茶釜をよく見ると、布袋入りの茶葉が茶釜内に張りついているのが分かります。このような気づきを丁寧に解説しながら展示されていますので、ぜひ実際に来館して見つけてみてください。
天明泥流の堆積地層の断面を樹脂で固めたもの。
天明泥流堆積地層の剥ぎ取り
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浅間山大噴火と天明泥流が起こった運命の日
迫りくる泥流
浅間山大噴火、天明泥流が起こった運命の日の出来事が、細かく解説されています。
下駄の出土状況
当時の人が天明泥流から逃げる時に、土間で脱いだ下駄や草履が展示。
この建物からは、被災者は見つかっておらず、泥流に気付いてからでもはだしで逃げ出すことができたと考えられます。
天明3年8月4日の噴火のクライマックスから、天明泥流が発生した経過が詳しく解説されています。
天明泥流によって押し倒された建築部材。
激しく壊れた建物などから、天明泥流の威力の凄さが分かりますね。
縄文時代の遺跡を間近で見れるテーマ展示室
発掘された八ッ場の遺跡
八ッ場ダム建設工事にともなう発掘調査で発見された、縄文時代の遺跡が数多く展示されています。
当時の土器や石器などマニア必見の品々が間近で見られます。
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施設情報
最終入館:16:00
入館料:大人600円/15名以上(500円)/小中学生400円/15名以上(300円)
長野原町民及び、未就学児無料
障がい者手帳などをお持ちの方とその介護者(1名)は半額
休館日:水曜日/年末年始
水曜日が祝日・振替休日の場合はその翌日
住所:群馬県吾妻郡長野原町林1463-3
電話:0279-82-5150
駐車場:あり
アクセス:道の駅八ッ場ふるさと館から徒歩10分
車
関越自動車道渋川伊香保ICから車で60分
上信越自動車道碓氷軽井沢ICから車で75分
電車 長野原草津口駅から車で10分
公式HP:https://www.town.naganohara.gunma.jp/www/yamba-museum/
長野原町周辺情報:https://www.jalan.net/travel/cit_104240000/
長野原町周辺で宿を探す:https://search.travel.rakuten.co.jp/ds/hotellist/Japan-Gunma-Nakanojo
まとめ
群馬県長野原町のやんば天明泥流ミュージアムをご紹介しました。
浅間山大噴火、天明泥流を大迫力の体感シアターで知った後に、八ッ場ダムの建設工事にともない発掘調査された遺跡から、当時の人々の生活に触れられるので、ぜひ訪れておきたい施設です。
八ッ場ダムを訪れた際は、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
※情報は記事作成当時のものです