吉岡町城山みはらし公園|桃井城跡から望む景色が絶景!ふわふわドームも人気
榛名山を望む、吉岡町の「城山みはらし公園」をご存じでしょうか?
2019年4月に開園したこちらの公園は、四季折々の自然を楽しむことができる美しい公園です。また、子どもたちがのびのびと遊べる広場もあり、楽しみどころ満載。
小高い丘からは美しい景色を望む、城山みはらし公園の魅力をお伝えしましょう。
吉岡町にある城山みはらし公園
北群馬郡吉岡町にある城山みはらし公園。その名の通り小高い丘一面が公園となっており、榛名山をはじめ前橋市など周辺の景色が一望できます。また公園内には自然があふれています。
実はこちらの公園は、かつてこの地にあった桃井城の跡地に、2019年4月に誕生した新しい公園なのです。
見どころ楽しみどころ満載
自然を堪能できるエリア
公園内には四季折々の自然を堪能できるスポットがたくさん。
ロウバイの丘や梅の里、どんぐりの森、ヒガンバナの林、コグマザサの丘、アジサイの丘そして竹林の里。
季節ごとに美しい景色を見せてくれます。
また、春には園内に桜が咲き誇りお花見にもピッタリ!色鮮やかな花や草木とのコラボレーションも見どころの一つです。
子どもの遊び場
子どもたちにとって、公園には遊び場が必須。
もちろん園内には子どもの遊び場が完備されています。
わんぱくの丘や古墳広場。またふれあい広場にはちびっこの大好きなふわふわドームがあり、子供たちのにぎやかな声が聞こえてきます。
東西駐車場近くの自由広場にはバスケットゴールがあり、練習もできますよ。
のんびり過ごせる癒しのスポットも
都会の喧騒を忘れ、榛名山や赤城山を眺望できる城山みはらし公園。
季節の花々や植物を楽しみながら公園内を散策できます。
園内には歩道が整備されており、散歩も楽しめます。
隣にある第2浄水場の設備もまるでオブジェのように見え、風情ある景色が楽しめました。
かつての桃井城とは?!
城山みはらし公園はかつての桃井城跡に作られました。
桃井城はかつて大藪城とも呼ばれ、南北朝時代にこの地に生まれた足利氏ゆかりの武将、桃井直常(なおつね)が築いたといわれています。
ここで、桃井直常についてご紹介します。
桃井直常は弟の直信とともに足利尊氏に従い、京都の六波羅探題を滅亡させました。その後尊氏の弟直信とともに朝廷に協力。
越中守護となり勢力を築きましたたが、足利尊氏と足利直義との抗争である「観応の擾乱」の際に直義側に付き、尊氏方と戦いました。
その後直義が降伏し没すると直常も行方不明に。その後も反幕府の行動を起こしましたが、応安4年/建徳2年、五位荘(現在の富岡市)で行われた合戦で敗北し
その後消息不明になったとされています。
晩年は榛東村で過ごしたとも伝えられているそうです。このように南北朝時代を生き抜いた桃井直常の城とされているこの桃井城ですが、実は築城年代は定かではないそうです。また、かつての城は農地開放のためほとんど原型をとどめていません。
(看板より)
城山みはらし公園施設情報、営業時間、アクセス、駐車場
入園料:無料
定休日:なし
住所:群馬県北群馬郡吉岡町南下
電話:0279-26-2279(吉岡町役場)
駐車場:あり(無料・東西駐車場20台以上可)
アクセス:関越自動車道渋川伊香保ICより約10分
吉岡町周辺観光スポット
公園近くには東国文化を誇る三津屋古墳があります。
ここは日本でも珍しい、八角形の古墳。
豪族の中でもさらに支配力を持つ人の墓として採用された形式で、国内でも10例ほどしかないとても珍しいものです。
現在古墳は本来の姿に近い形で復元され、史跡公園となっています。石室内の見物もできるので、古墳好きな人もそうでない人にもぜひ足を運んでみてくださいね。
電話:0279-54-3111(吉岡町役場)
駐車場:あり(無料)
アクセス:関越自動車道 駒寄スマートICより5分
まとめ
吉岡村にある城山みはらし公園はいかがでしたか?
その名前の通り榛名山や赤城山、さらには周辺の街並みを眺望できる小高い丘にある公園。かつてお城があったというだけあり見晴らしがよい場所です。
四季折々の花や木をはじめ子供も喜ぶ広場などが充実。
遊具などがたくさんあるわけではありませんが、自然を満喫しながらのんびりした時間を過ごせます。
近くには国内でも珍しい古墳もあるので、ゆったりと散歩に出かけてみてはいかがでしょうか。
※情報は取材当時の者です