西洋の色と日本の色の融合!世界に認められた松井ニット技研のアートなマフラー
マフラーを買うときに重視するのはデザインですか?それとも暖かさ?
桐生市にある松井ニット技研。趣のある木造建築の中からはカタンカタン……という音が。
そこではブランド「KNITTING INN」のマフラーが編まれています。一番の特徴は配色の美しさ。
そして、ひとたび触れてみると虜になってしまう柔らかさ。
大切な人への贈り物にも、自分自身へのご褒美にもぴったり。
性別・年齢を問わず、国籍さえも超えて愛されているマフラーを紹介します。
一貫した自社作業で1枚1枚心を込めて
松井ニット技研は、創業100年以上の老舗。事務所や工場の建物にも歴史を感じます。
松井ニット技研の製品は、企画からデザイン、生産、お客様の手元に届く袋詰めまで、すべての工程を自社で一貫して行っています。
すべてを自社で行うのは大変な作業ですが、それでも一貫作業にこだわるのは、「いい商品を少しでも 安くお客さまへ届けたい」という想いからなのです。
他に類を見ないカラーでオンリーワンに
松井ニット技研のマフラーの特徴は、「マツイカラー」や「マツイストライプ」と呼ばれるカラー。
ひとことで言うなら、斬新。それでいて、決して奇抜ではない。絶妙な配色に息をのみます。
トレンドカラーをおさえながらも、昔からの芸術作品や着物を参考にしているから心に染み入るのかもしれません。
基本180色の組み合わせからはじまるデザイン。
配色はなんどやってもうまくいかないときがあるそうです。
180色をどう組み合わせるか、順番が違うだけでまったく違う印象に。ひとつの製品を作るのに、50~60の試作を繰り返しているといいます。
一番人気の毛混リブのマフラー(5,500円 税別)は毎年6色の新作が出ますが、納得のデザインが決定するまでには、並々ならぬ努力があるのですね。
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この風合いを守れるのは低速ラッセル編機だけ
近年、編機もどんどん高速化してきています。
しかし、松井ニット技研では時代の流れとは関係なく、今でも低速のラッセル編機を使い続けているのです。
それはなによりも、風合いを重視しているから。
日本でも現役で動いているのは数台だといい、大変貴重な機械になっています。
低速ラッセル編機のいちばんの特徴は、編むスピードが遅く糸に負担がかからないので、やわらかく弾力のある生地が仕上がること。
高速ラッセル編機と比べると5分の1ほどのスピードで、1台の機械で1日約100本分しか編めないといいます。
機械まかせではなく、人の目で確認しながらゆっくりと編み上げていくことで、肌触りのよいマフラーができあがります。
絵画をマフラーで表現!?
今年の目玉企画として進んでいるのが、スペインのプラド美術館に所蔵してある宮廷画家ベラスケスの「バルタサール・カルロス王子騎馬像」という絵画をイメージしたマフラー。
(画像提供:松井ニット技研)
日本とスペイン外交樹立150周年を記念してデザインされ、日本・カナダ・アメリカ・EU圏での販売が決定しています。
マドリード日本大使館公邸にも飾られるとのことで驚きです。
ニューヨーク近代美術館「MOMA」のミュージアムショップのスカーフ部門で、5年連続売り上げ総数1位という偉業を成し遂げた実績も!
松井ニット技研のマフラーは世界にも通用することが証明されています。
手にしたら伝わる、マフラーへの想い
「その色を初めて見たときの感動、その柔らかさに初めて触れたときの感動に出会ってほしい。そして、手に取ったかたが喜んでくれる瞬間がなによりもうれしい」。
そんな思いも一緒に編み込まれているかのような、優しさの伝わるマフラーです。
一番人気の毛混リブのほか、ウールリブやカシミヤリブなど、さまざまな商品の中からきっとお気に入りの1枚が見つかるはず。
松井ニット技研やHPのほか、各地のセレクトショップや美術館でも購入できるので、詳しくはお問合せください。
【取材協力】
株式会社 松井ニット技研
MATSUI KNITTING CRAFTS MFG.LTD
所在地:桐生市本町4丁目85番地
TEL:0277-46-4183
営業時間:9:00~18:00
定休日:土・日・祝日
HP:https://www.matsui-knit.com/
※写真はパソコンや携帯画面の環境により実際の色とは異なる場合があります。