南郷の曲屋｜沼田市重要文化財の茅葺古民家で足湯やそば打ちを体験！
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送る群馬県沼田市利根町の南郷地区にある「南郷の曲屋（まがりや）」と呼ばれる旧鈴木家住宅。
沼田市重要文化財に指定されており、現在は足湯やそば打ちなどの体験もできる茅葺屋根の古民家です。
関東では珍しいという、その家屋の作りにも注目しながら南郷の曲屋をご紹介します。
南郷の曲屋に居住していた鈴木家とは
鈴木家は、熊野神社を建造するための神官として紀州より来村し定住した旧家です。
代々名主、政治家も世に送り出しているため、江戸時代には検知でやってきた役人の滞在施設でもありました。
座敷に高低差をつけた武家に好まれる書院造となっています。
関東には珍しい家屋の形状の曲屋をご紹介
2004年に沼田市の重要文化財に指定された「南郷の曲屋」。
正確な建築年代は不明ですが、建築の手法や敷地内の稲荷社の刻印などから、およそ1785年頃建てられたのではないかといわれています。
母屋
母屋はススキなどで葺いた茅葺屋根で、岩手県などの東北地方に多くみられる曲屋形式の関東地方では珍しい建物です。
土間からL字に張り出した部分は、馬が飼育される厩として使われていました。
養蚕のために2階部分に床を張るなどの改修・増築が重ねられ、このような形になりました。
オクノデイ
高低差がつけられた座敷のうちでもっとも高い上段の間「オクノデイ」と呼ばれ主賓が座る場所でした。
主賓に近い身分の人からオクノデイに近いナカノデイに着座するという、階級差を明確に示す造りとなっています。
土蔵
敷地内にはウエノ蔵、シタノ蔵、新蔵、みそ蔵と4つの蔵があります。
土蔵は外壁が漆喰と土を混ぜ塗り固められた、裕福さを象徴するといわれる倉庫です。
現在は農具や民具、また末代の鈴木順一さんの写真なども展示されています。
水車小屋
稲や麦を脱穀・製粉したり、また養蚕で生糸を作ったりする時に使われていた水車小屋も残されています。
当時の生活必需設備だったのですね。
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足湯でのんびりくつろぐ！
南郷の曲屋には、なんと向かいの南郷温泉からひかれた足湯が！代金は入館料に含まれているので、訪れた際にはぜひ利用したいですね。
温度は熱めで、数分入っていると身体全体がポカポカしてきます。自然をながめながらのんびりとリラックスできますよ！
イベントや人気のそば打ちなどの体験メニューが充実
また「南郷の曲屋」では、イベントや体験メニューも充実しています。
10月には、入館料が無料となる「もみじ祭り」も開催され、昔の遊び体験や秋の味覚プレゼントなども！
ほかにも通年、そば打ち体験やすいとん作り・こんにゃく作り、つる工芸・わら細工作り・繭人形作りなどの体験ができます。
料金はメニューによって違いますが、100円～1,500円ほど。
時間も1時間～3時間程度で体験できます。
1週間前から予約ができるため、興味がある人は下記へ問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
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南郷の曲屋施設情報
開館時間：10:00～16:00
休館日：木曜日
所在地：群馬県沼田市利根町日影南郷158-1
連絡先：0278-20-0011
公式HP：http://www.syakunage.jp/
じゃらん：
周辺おすすめ観光スポット
「南郷の曲屋」のすぐ向かいには、足湯の源泉でもある「南郷温泉しゃくなげの湯」があります。
日帰り温泉ですが源泉かけ流しの贅沢な温泉です。露天風呂もあり、南郷の大自然が満喫できます。
石風呂や檜風呂など風情溢れる温泉が堪能でき、家族風呂や個室などの設備、、食事処や市場までありおすすめです。
南郷温泉しゃくなげの湯：https://www.jalan.net/kankou/spt_10442cc3362013674/
また近隣には薗原ダム、車で20分ほど走ると老神温泉や、東洋のナイアガラといわれる「吹割の滝」などの観光スポットもあるのでぜひ足を運んでみてくださいね！
まとめ
関東地方では珍しい造りの古民家「南郷の曲屋」いかがでしたか？
群馬県内でも珍しい、茅葺屋根の書院造はとても貴重なので、一度は訪れたいですね。
母屋を見学していると、武家造の重厚な邸宅でありながらスタッフの方がお茶や地元の落花生、おしんこなどをふるまってくれるアットホームな雰囲気も。足湯もありリラックスもできる重要文化財です。
様々な体験メニューも充実しているので、観光ついでに参加してみるのもおすすめです。
ノスタルジックな時間が流れる書院造の古民家で、感慨に浸りながらゆったりしてみませんか？