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くらぶちこども天文台オープン|高崎市に絶景天体観望スポット誕生

くらぶちこども天文台 アイキャッチ

雄大な自然に囲まれ、街のあかりが届かず、遮るものがない星空が広がる群馬県高崎市倉渕町

2018年に誕生したばかりの倉渕水沼公園の一角に、2019年3月、「くらぶちこども天文台」がオープンしました。
かねてから天文ファンにも注目されるほど、星空の美しい倉渕町の新スポットをご紹介しましょう。

倉渕水沼公園に天文台が誕生!

高崎市 くらぶちこども天文台 天体観測
©http://www.aimagawa.co.jp/star/

2018年5月、榛名山の西麓、高崎市倉渕町(旧・倉渕村)に誕生した倉渕水沼公園

メインとなるサッカー場や周辺の林道を利用した総長5kmのトレイルランコース、そして300本もの桜が植えられた遊歩道「さくらの里」もある公園です。

高崎市 くらぶちこども天文台 天体観測

ここに、2019年3月、新たに誕生したのが「くらぶちこども天文台」

かねてから天体観測や天体観察の場として天文ファンから人気を集めていた倉渕地域では、天の川やすばる、オリオン大星雲などの観察が通年可能で、低緯度オーロラが観測されたこともあるそうです。

くらぶちこども天文台から見える星空

倉渕の中心地から10分ほど山を登ったところにある「くらぶちこども天文台」

こちらのサイトでも紹介したことのある「道の駅くらぶち小栗の里」からも車で約5分の距離にあります。

水沼公園の看板に従ってアクセスしますが、夜の運転は慎重にしてくださいね。

高崎市 くらぶちこども天文台 天体観測

高崎市中央公民館天体ドームから移転されたという天体望遠鏡がこちら。
大きく存在感があります。「遠くの星がこんなに大きく美しく見えるとは!」と感動を覚えます。

高崎市 くらぶちこども天文台 天体観測

建物裏側には多数の望遠鏡が並び、望遠鏡で見える星や目視できる星、星座の説明などがしてもらえます。

高崎市 くらぶちこども天文台 天体観測

お分かりいただけるでしょうか? この澄んだ空気と美しい星空を。

高崎市 くらぶちこども天文台 天体観測

高崎市 くらぶちこども天文台 天体観測

周辺の山々と星がきらめく空、そして遠くの街の光。
倉渕だからこそ楽しめる、星降る美しい光景が見られます。

「道の駅くらぶち小栗の里」の記事はこちらから。

高崎市天体ドームの天体望遠鏡が倉渕で復活

高崎市 くらぶちこども天文台 天体観測
©http://www.aimagawa.co.jp/star

天文台には天体望遠鏡「三鷹光器製30cm反射式望遠鏡」が設置されていますが、実はこれ、高崎市中央公民館屋上にあった天体ドームから引っ越ししてきたもの。

東日本大震災で天体ドームが損傷した後、老朽化のためドーム本体の修繕が難しく、天体望遠鏡も使用できない状態でしたが、この度「くらぶちこども天文台」に受け継がれることとなりました。

三鷹光器製30cm反射式望遠鏡とは

高崎市 くらぶちこども天文台 天体観測

天文機器や宇宙観測機器、医療機器を手がける三鷹光器が製作した30cm口径の反射式天体望遠鏡です。

高崎市少年科学館が開設されてから、高崎市では「子どもたちに宇宙に興味を持ってもらいたい」という教育がおこなわれてきました。

この天体望遠鏡は、高崎市が購入し、少年科学館に隣接する高崎市中央公民館の屋上天体ドームで長く活躍してきたものです。

震災を経て新たな門出

そして今回、くらぶちこども天文台において復活し、昭和・平成・令和と、世代を超えて活躍することになったのです。

復活した望遠鏡には、鏡筒部分のオーバーホールや架台部分に新しい装置が加わり、パソコン上で見たい天体をクリックすると見つけ出してくれる機能などが備わりました。

また、接眼部の位置を自由に調整できるワンダーアイも導入され、施設内もバリアフリー、小さなお子さまや車いすの人も星を見やすくなるように配慮されています。

さらに、さまざまな天体観測に対応できる移動式望遠鏡も5台設置され、天体観察が存分に楽しめる施設となっています。

移動式天体望遠鏡も

高崎市 くらぶちこども天文台 天体観測
©http://www.aimagawa.co.jp/star/#accessStar

くらぶちこども天文台には天体望遠鏡三鷹光器製30cm反射式望遠鏡のほかにも、移動式の天体望遠鏡があります。

屈折式EDレンズ搭載のTSA-120(口径120mm、タカハシ製)、反射式カタディオブトリック式のVC200Lと反射式ニュートン式R200SS(いずれも口径 200mm、ビクセン製)、屈折式SDレンズ搭載ED80SF、屈折式A80Mf(いずれも口径80mm、ピクセン製)と、5台の天体望遠鏡が設置されています。

天体観望会開催はフェイスブックでチェック

天候の良い日には、天文ガイドボランティアによる解説付きの観望会が開催されます。予約不要で参加費は無料。

天体望遠鏡の操作や、星空の魅力をやさしく解説してもらえるため、小さなお子さまからお年寄りまで楽しめます。

高崎市 くらぶちこども天文台 天体観測

天候によって星が見られないこともあるため、当日の15時に開催が判断されます。

くらぶちこども天文台では、公式Facebookのページで観望会の開催有無を告知しています。
参加を希望の際は事前にFacebookページで確認しておくと安心ですね。

また、電話(相間川温泉株式会社 内 天文台担当:027-386-6837)でも確認できます。

観望会開催曜日と時間

開催時間:
3~4,9~10月 19:00~21:30
5~8月 19:30~22:00
11~2月 18:00~20:30

料金:無料

予約:不要

星空案内人(星のソムリエ)養成講座も

天文台では星のスペシャリスト・星空案内人(星のソムリエ)資格認定講座も案内されています。
やさしい講座で実技練習の機会もあるので、楽しく星空について学びながら資格取得ができます。同じことに興味を持った仲間とも出会えます。

星空案内人資格認定制度について:https://sites.google.com/site/hoshizoraannaishikakunintei/

館内設備や駐車場などの施設情報

木造平屋建て、床面積24平米の館内はバリアフリーとなっており、1.5m幅のゆるやかな勾配のスロープもあるため、安全安心です。

もちろん、多目的トイレも完備しています

高崎市 くらぶちこども天文台 天体観測
©http://www.aimagawa.co.jp/star/

天文台から50メートルほどのところに倉渕サッカー場と共用の休憩所があります。
売店はありませんが、サッカー場側に自動販売機があります。

高崎市 くらぶちこども天文台 天体観測
©http://www.aimagawa.co.jp/star/

天文台からすぐの距離に、100台収容可能の無料駐車場があり、土日祝日には地元ボランティアの方々による駐車場整理もされるため安心です。

休館日:月曜、火曜日

住所:群馬県高崎市倉渕町水沼2930

電話:027-386-6837(相間川温泉株式会社 天文台担当)

駐車場:あり(無料)

アクセス:関越自動車道前橋ICより車で約45分

公式HP:http://www.aimagawa.co.jp/star/

公式Facebook:https://www.facebook.com/%E3%81%8F%E3%82%89%E3%81%B6%E3%81%A1%E3%81%93%E3%81%A9%E3%82%82%E5%A4%A9%E6%96%87%E5%8F%B0-299612130591881/

まとめ

高崎市 くらぶちこども天文台 天体観測

高崎市 くらぶちこども天文台 天体観測

高崎市倉渕町の新スポット「くらぶちこども天文台」
震災でしばらく使えなくなっていた天体望遠鏡が移転し、さらにグレードアップして最高の環境の中で天体観察が楽しめます。

観望会が開催されるかは15時頃判断され、公式Facebookページや電話で確認できるので、参加を希望される方は事前に確認してください。

大自然溢れる倉渕で、天から降る美しい星を堪能して心を癒されてみませんか?

※情報は取材当時のものです






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