夏は水遊びも!水の流れる姿から名付けられた「兜滝」
群馬県内で滝というと、「名勝の吹割の滝」や「浅間大滝」などが有名で観光の名所。
しかし、群馬県内にはまだまだ知られていない滝の名所があるんです。
その知られざる名所のひとつ、群馬県利根郡川場村にある「兜滝」を紹介します。
「兜滝」名前の由来
群馬県利根郡川場村ののどかな農道の奥にある「兜滝」。
この名前は、滝に注ぐ水が、かぶとのように流れ落ちるところから「兜滝」と名付けられました。
さまざまある群馬のご当地かるたのひとつ、川場かるたでも「の」の句のなかで『野中に光る「兜滝」』と読まれています。
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これが「兜滝」
駐車場には、普通車を2,3台止められるスペースがあります。
左手には東屋があり、そこから滝の存在を確認できます。
滝の音を聞きながらの休憩もオススメです。
農道を進んでいくと矢印と兜という看板が出現します。
草木が生い茂っているので、滝への案内をしてくれる矢印がなければ、道がわかりづらいです。
草地を少し進むと、下る階段があります。
木の階段なので気をつけて一歩一歩降りていきましょう。
少し細い、川沿いの道を数十メートル進んでいくと…大きな滝が目の前に!!
大量の水が流れ落ちてくる光景は圧巻、思わず目を見張る風景です。
一枚岩を水が均等に扇形に滑り落ちる、珍しい形の滝です。
「兜滝」の見所
一般河川田沢川にある「兜滝」は落差が20m。
滝の中間地点に大がまと呼ばれる段差があることで、水が勢いよく流れていきます。
流れ落ちる水の量とその音に感動を覚えるほど圧巻です。
滝自体は大きくありませんが幅が広いのが特徴です。
季節や天候によって、滝の水量は異なりますが、水量があまり多くない時は、滝の近くで水遊びもできます。
「兜滝」へのアクセス
道の駅田園プラザのある県道64号線平川沼田線を南方向に2キロほど進むと、田沢川の小さな橋の北側、信号のないT字路を西に500メートルほど進み、左折すると滝への案内表示が出現します。
田んぼの中に1斜線しかない農道のT字路を進むと、右側に駐車場の入り口が見えてきます。
お問い合わせ
住所:群馬県利根郡川場村生品付近
問合せ先:川場村観光協会
電話:0278-52-3412
まとめ
観光地として取りざたされるような有名な滝ではありませんが、その独特な姿が魅力の「兜滝」。
利根川の支流の田沢川にある、知る人ぞ知る観光スポットです。
週末に観光客でにぎわう、道の駅田園プラザもすぐそばにあるので、観光のついでに訪れてみてはいかがでしょうか。
夏場は水遊びもでき、爽快感も感じられるスポットです。