共同浴場【猿ヶ京温泉いこいの湯】で天然温泉を満喫しよう!
新潟との県境にある、群馬県みなかみ町猿ヶ京。
古くからの温泉地として多くの観光客が足を運びます。
今回は、地元の人にも愛される猿ヶ京の共同浴場「いこいの湯」をご紹介します。
猿ヶ京温泉とは
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名前の由来は「てじろざる」と呼ばれる民話です。
その昔、お腹を空かせたテジロ猿が若夫婦に助けられました。
その恩返しとして、夫婦の子供が大やけどをした時に治癒させた温泉が「猿ヶ京温泉」です。
泉量が多く、色は無色透明、源泉の温度は56℃と高いのが特徴。
江戸時代には名湯「笹の湯・湯島温泉」としてその名を知られ、三国街道を通る人々で賑わいましたが、ダムの底に沈んでしまったのを契機に、昭和33年、現在の赤谷湖畔に場所を移しました。
温泉は高血圧、リウマチ、痛風、尿酸素質、動脈硬化などに効くと言われています。場所によっては飲泉が可能です。
泉質はナトリウム・カルシウムー硫酸塩塩化物泉。
一般的な日帰り温泉とは一味違う!共同浴場ってどんなお風呂?
日帰り温泉はよく聞くけれど、共同浴場って?という人のために、どんな浴場なのか簡単にご紹介しましょう。
旅館内に設置されていたり、単体施設としても営業している日帰り温泉は、基本的に営利目的です。
それに対して共同浴場は、観光客の誘致が目的ではなく、地元の人々の憩いの場として大切に整備、維持されている入浴施設です。
観光客も共同浴場の利用はできますが、中にはその地域の住民だけしか利用できないところもあります。
共同浴場がいかに、その地域に根付き、愛されているかが分かりますね。
観光客も利用可能の共同浴場で入浴する際には、決まりごとをしっかり守ってくださいね!
秘湯感あふれる共同浴場「いこいの湯」
猿ヶ京温泉街中心部から、車で数分の場所にある「いこいの湯」。
近くには民家があり、レトロな雰囲気が溢れています。
車を利用する場合は、建物前に広めの駐車場があります。
こちらが建物。
ひっそりと佇んでいるので、本当に入浴できるのかどうか少し不安になりますが、大丈夫!オープンしています。
利用方法
ドアを開けたらまずは券売機で入浴券を購入し、玄関の下駄箱に靴を入れて入館します。
番台は基本無人ですので、置いてある木製の箱に入浴券を入れてください。
番台の隣にはお座敷の休憩場所があり、入浴後はここで一服できます。
受付には鍵のかかる小さなロッカーがあるので、入浴前に貴重品を入れるのを忘れずに!
男女別の素朴な温泉
浴室は男女別、脱衣所は比較的広々としています。
少し小さめな日帰り温泉ぐらいのサイズ感。
カゴと棚も完備ですが、脱衣場にはロッカーがないので、貴重品は受付のロッカーで保管してくださいね。
いざ入浴です。風呂椅子と桶のみのシンプルな浴室ですが、シャワーとカランがついているので便利です。
丁寧に体を洗ってから入浴しましょう。
熱いお湯に最初はびっくり!
お湯に入ろうと足を入れると…熱い!とにかく熱い!さすが源泉掛け流しだけのことはあります。
こんなに熱くては湯船につかれない、と途方に暮れそうになった時、水が出そうな蛇口が目に飛び込んできました。
押している間だけ水が出るタイプです。水で温度が少し下がったところで無事に入浴。ホッと一安心です。
その後も、すぐに熱々になってしまうお湯に水を時々入れながら、温泉を堪能しました。体が芯から温まります。
この「いこいの湯」は、古風な雰囲気を残しながらも、掃除や管理が行き届いている清潔な入浴施設です。
ルールやマナーを守りましょう!
浴室内にシャンプーやリンスなどはありませんので、持参して下さいね!
- しっかりと体を洗ってから湯船に入る
- タオルは湯船に浸からないようにする
- 入浴後は体の水を拭いてから上がる
上記のような、基本的な温泉マナーを心がけて入浴してくださいね!
「泊まれる学校さる小」についてはこちら。
温泉だけじゃない!「いこいの湯」周辺で観光も楽しもう!
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猿ヶ京温泉近くには、相俣ダムのある「赤谷湖」、恐怖体験ができる洞窟が人気の「プラムの森」、「群馬サイクルスポーツセンター」などの観光・レジャー施設があります。
道の駅「たくみの里」では、草木染やわら細工などの体験教室を開催しており、限定グルメも味わうことができます。
そして、もちろん猿ヶ京の温泉は「いこいの湯」だけでなく、他の日帰り温泉や温泉旅館も沢山あります。
ぜひ立ち寄ってみてくださいね!
猿ヶ京温泉でダム三昧はいかがですか?
「いこいの湯」施設情報(営業時間・アクセス等)
定休日:なし(無休)
住所:群馬県利根郡みなかみ町猿ヶ京温泉346
電話:0278-66-0296
入浴料:大人300円 子供(小学生)100円
アクセス:
車 関越自動車道「月夜野IC」より約20分
電車&バス 上越新幹線「上毛高原駅」から猿ヶ京行きバスで約30分。終点下車、徒歩約15分。
駐車場:あり(無料)
猿ヶ京温泉のお土産についてはこちらの記事でご紹介しています。
まとめ
地元で愛され続けている、共同浴場「いこいの湯」いかがでしたか?
極上の源泉掛け流しでリラックス気分に浸りましょう。
観光客向けの温泉とはまた一味違う、ノスタルジックでスペシャルな入浴体験ができますよ。
ルールとマナーを厳守しながら、ぜひ猿ヶ京温泉「いこいの湯」を周辺観光と共に楽しんでくださいね!
※情報は取材当時のものです