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挙兵から討幕までたったの2週間!太田市各地に伝わる新田義貞伝説

 2017/07/10 東毛エリア 観光
 
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上毛かるたの「れ」の札といえば、
「歴史に名高い新田義貞」。

群馬県民ならば誰もが知っている武将ですが、
何を成した人なのかご存知ですか?

1185年に源頼朝によって開かれた鎌倉幕府を、
およそ150年後に打ち倒したのが義貞です。

この功績が、
「鎌倉幕府討滅の立役者」として
新田義貞の名を日本史に
深く刻むこととなりました。

その出身地が、
現在の太田市に分布する
国指定史跡「新田荘遺跡」として
残されています。

なかでも特に義貞と
ゆかりの深い遺跡をめぐりながら、
その言い伝えをご紹介します。

彗星のごとく歴史上に現れた偉人

まずは「新田荘歴史資料館」で、
その生い立ちや足跡を学びましょう。

「新田荘(にったのしょう)」とは、
1108年の浅間山の大噴火によって
荒廃していた土地を、

新田氏の開祖である
新田義重が再開発した
荘園のことをいいます。

資料館前で出迎えてくれる新田義貞の像

南北朝内乱期を描いた「太平記」によると、
義貞が刀を海に投げ入れると海の水が引け、

そこを渡って幕府軍を攻撃し
勝利を収めたとあります。

そのときの、
竜神に祈っている様子を表現しています。

この資料館では
新田荘関連の資料や文化財が時代別に
展示されており、

新田義貞関連の資料は
中世コーナーで閲覧できます。

義貞は、
1300年に出生したと言われています。

18歳のころ家督を継ぎ、
新田荘を治めていました。

しかし、そのころのことは
史料に詳しく書かれていません。

義貞が歴史上にその名をとどろかせたのは、
1333年の鎌倉幕府討滅によります。

挙兵をしたのが5月8日、
討幕が5月22日。

兵を集めて出陣してから
目的を達するまでたったの2週間で
成し遂げたというのですから、
その仕事の早さにはただただ驚きです。

上毛かるたの「れ」の札といえば、
「歴史に名高い新田義貞」。
上毛かるたの詳細はこちらから。
「上毛かるた」は群馬県民しか知らない?そのルールや誕生秘話

挙兵時はたった150騎だった味方が7000騎に!

1333年、
義貞は後醍醐天皇の命を受け、

「生品神社(現太田市新田市野井町)」
において鎌倉幕府を倒すための
兵を挙げました。

このときの騎馬武者はわずか150騎でした。

ところが、
その日の夕方には越後の新田一族2000騎が合流。

他の土地からも次々に軍勢が馳せ参じ、
一気に7000騎以上にも膨れ上がりました。

この早すぎる援軍に驚き喜んだ義貞が、
なぜ挙兵を知ったのかを尋ねると、
山伏が越後国中に触れ回ったからだといいます。

その山伏の正体、
実は生品神社から約10km離れた
明王院(現太田市安養寺町)」の、

不動明王像だったというでは
ありませんか!

この不動明王は「新田触不動」として
広く知られることになりました。

実際の触不動は5.5cmほどの
小さな白金製の像です。

非常に貴重なもので、
御開帳の際にしか
そのお姿を拝むことはできません。

残念!

義貞が溺愛! 傾国の美女・勾当内侍

勾当内侍はもともと
後醍醐天皇の侍女でしたが、
義貞が一目ぼれ。

それを知った天皇は、
討幕の恩賞として内侍を
義貞の妻としました。

言い伝えのひとつに、
1338年に義貞が討ち取られて首が晒されたとき、
内侍はその首を盗んで埋め、

自分は尼となって生涯
その墓を守ったという話があります。

その地が現在の
「花見塚公園(太田市武蔵島町)」です。

勾当内侍の墓と
義貞の首塚が並んで弔われています。

内侍の墓は花見塚と呼ばれ、
つつじの花でいっぱいだったそう。

その花を江戸時代になって
館林城主榊原氏が城沼に植え替えたことが、

現在のつつじが丘公園につながったと
言われています。

太田市各地に伝わる新田義貞伝説まとめ

討幕を果たした義貞は
その後南北朝の内乱で
足利軍と各地転戦を繰り返し、

鎌倉幕府討滅から5年後に、
現在の福井県で戦死しました。

後醍醐天皇に頼りにされ、
最期まで応えようとした忠義の武者。

その愚直なまでに一本気な気質が
「雷と空っ風 義理人情」につながり、
郷土の誇りとして
現代まで語り継がれるゆえんでしょう。

また、太田市では毎年夏休み中に
「おおたんの史跡探索スタンプラリー」
開催されます。

楽しみながら市内の貴重な文化財を見て回ることができ、
景品ももらえて一石二鳥!

今年の夏休みは、
太田市で文化財めぐりはいかがでしょうか?

太田市立新田荘歴史資料館

開館時間:午前9時30分~午後5時
(入館は午後4時30分まで)

休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、
年末年始

入館料:200円
(中学生以下無料)

住所:太田市世良田町3113-9

TEL:0276-52-2215

HP:http://www12.wind.ne.jp/tomohm/

「おおたんの史跡探索スタンプラリー」

期間:平成29年7月21日(金)~8月31日(木)

申込場所:太田市文化財課、
新田荘歴史資料館ほか

※詳細は太田市教育委員会文化財課までお問い合わせください
℡0276-20-7090

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群馬県太田市を中心とする、ママクリエイター団体。
ライター5名で執筆を行っています。