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赤岩渡船|川なのに県道?!群馬県と埼玉県をむすぶ乗船無料の渡船場

赤岩渡船 自転車 バイク バーベキュー キャンプ 観光 バス 渡し船 県道 もやさま

利根川には、群馬県邑楽郡千代田町と埼玉県熊谷市葛和田の対岸をむすぶ渡船があることをご存知ですか?

実はこちら、県道の館林・熊谷線上にあり、川でありながら立派な県道なんです。

そのため、渡船の運賃は無料!!

群馬県が千代田町に運営を委託して運行しているので、気軽に乗船できます。

利根川を渡る、橋のない唯一の公道。

今回は赤岩渡船をご紹介します。

上杉謙信の文献にも記された、歴史ある「赤岩渡船」

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上杉謙信の文献によると、赤岩の渡船場戦国時代の末にはすでに機能していたそう。船による輸送だけでなく、船をつなぎ合わせて船橋とし、武士団を渡していたと記されています。

江戸時代には、陸運よりも安く大量に物資を運べる水運が急速に普及しました。

水深が深く立地条件も良かった赤岩渡船場は、水運の拠点として重要な役割を果たすようになったのです。

しかし、明治時代中期、鉄道の開通により交通機関が発達するにつれ、水運は急速に衰退。

それでも渡船場としての機能だけは残り、地域の人々の河川交通手段として親しまれてきました。

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群馬県側から、いざ乗船!!

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小屋の中にいる船頭さんに声を掛けると、乗船の準備をしてくれます。

船頭さんは運航と接岸作業を担当する二人体制です。

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乗り合わせたのは、自転車を持った男性。

赤岩渡船は、バイクや自転車ごと乗船できます。

何度か赤岩渡船を利用しているらしく、この日も埼玉県側のサイクリングロードに行くとのことでした。

川幅はおよそ400メートル。

4~5分で対岸へ到着します。出発すると、どんどん乗船場から離れていきます。

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頬にあたる風がとても気持ちよく、遠くまで見渡せる景色に思わず見入ってしまいます。

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なんだか日常を離れて、小旅行にでも来ているかのような気分。
そして往時の人々の暮らしはこんな感じだったのかと、思いを馳せるひとときでした。

対岸に近づくと船頭さんが安全に下ろしてくれ、渡船は再び赤岩乗船場に戻っていきます。

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埼玉県側からの乗船方法がおもしろい

埼玉県側には小屋があるだけで、船頭さんもおらず渡船もありません。

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渡船に乗りたい場合は、小屋の横にある黄色い旗を揚げて、群馬県側の渡船を呼びます。

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対岸までかなり距離があるので、すぐに船頭さんが気付いてくれるのか不安になりましたが、5分経たずに船が出発。

それを確認したら、旗は元の位置に下ろしておきます。

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葛和田の乗船場付近にある観光地らしき場所は、日本初女性医師の荻野吟子の生家くらいだと、船頭さんが教えてくれました。
またグライダーが発着陸しているのが間近で見られ、大迫力の光景に驚きです。

バス停が小屋のすぐ脇にあるので、バスに乗って熊谷駅方面に移動することもできますよ。

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帰りはお子さま連れのグループと一緒でした。

12歳未満の子どもは、用意されているライフジャケットを着用しての乗船となります。

楽しそうな姿に、思わずこちらまで笑顔になりました。

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まとめ

雨天でも運航されますが、増水・強風などで危険な場合は欠航となります。

その場合は群馬県側に上がる赤い旗を目印にしてください。

現在では地域住民が生活するうえでの移動手段ではなく、観光での乗船が多いそうです。

また、幼稚園の遠足や小学校の社会科見学での利用も多く、子どもたちに大変よろこばれています。

年間利用者数2万人程。

貸切状態での乗船でも、運航時間内であればいつでも快く船を出してくれます。

群馬県側の小屋の横には、無料で借りられる自転車があります。通称ママチャリ。

埼玉県から来た人がこちらで自転車を借り、群馬県側のサイクリングコースを楽しむのも良し。

また、渡船で自転車ごと埼玉県側に渡り、サイクリングコースに繰り出すのもいいですね。

レンタルも返却も群馬県側でしかできないのでご注意ください。

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季節ごとの景色を川から眺めるのも、また風流。

ぜひ「赤岩渡船」を活用してみて下さいね。

【取材協力】赤岩渡船

所在地:邑楽郡千代田町大字赤岩地先利根川

TEL:0276-86-7003
(千代田町役場 都市整備課 土木管理係)

運航時間:
8:30~17:00 (4月1日~9月30日)
8:30~16:30 (10月1日~3月31日)

※12月28日~1月3日は運行時間が変わりますので、ホームページにてご確認ください。

運休日:増水や強風で危険な場合

料金:無料

HP:https://www.town.chiyoda.gunma.jp/kankyo/doboku/doboku002.html

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