アジアパンのたまごパン|アジア製パン所ふんわりとした食感と優しい味が人気の秘訣【前橋市岩神町 】
日本有数の小麦の産地として知られる群馬には美味しいパン屋さんがたくさんあります。
その中でも今回は、前橋市にあるパン屋さん「アジア製パン所(アジアパン)」のたまごパンが大人気!ということで、食べに行ってきました。
名店「アジアパン」がリニューアルオープン!
筆者がネットで「アジアパン」の情報をググり、足を運んでみたのは2019年5月某日。
しかし!それらしきお店が見つからず、辺り一帯と道路は工事中…
その理由が分かりました!当時のアジアパンはリニューアルオープン中。元ある場所から2歩ほど後ろ、仮設プレハブで元気に営業中でした。焦りました。(笑)
こちらが訪問時のアジアパン。店名の看板が泣ければ見つけられないところでした。
1945年の創業以来、前橋市民を中心に群馬県民にも愛されている老舗パン屋「アジアパン」。
2019年9月5日についにリニューアルオープンしましたよ!
バンズの先駆け的存在!?看板商品の「たまごパン」ってどんなパン?
アジアパンが誇るベストセラー商品「たまごパン」は、甘食のような見た目が特徴です。
お味はプレーンタイプと生タイプの2種類。
こちらがプレーンの「たまごパン」です。外側はサクッと、内側はふんわり食感が持ち味です。
そしてこちらが生クリームをたっぷり挟んだ、その名も「たまごパン生」です。
そのまま食べても美味しいたまごパンですが、生タイプは、その中にほど良い甘さの濃厚な生クリームがサンドされています。
生地とクリームが織りなすハーモニーがたまらない、アジアパンのもう一つの売れ筋商品です。
「たまごパン」の他にも、アジアパンでは、群馬県産の小麦粉から丁寧に作られたベーグル「赤城春秋シリーズ」が群馬県推奨優良品に認定されています。ベーグルのお味は「プレーン」「くるみ&レーズン」の2種類です。
高級食パンを超える逸品!?食物繊維たっぷりふすまパン
©https://tabelog.com/gunma/A1001/A100101/10004354/
ちょっと変わった名前の「ふすまパン」をご存じですか?
アジアパンと群馬大学工学部の共同開発商品で、通常の約3倍の食物繊維を含み、さらに脂質を約4分の1に抑えた小麦ブランブレットです。
小麦粒の表皮部分を「ふすま」と呼びます。
一般的なパン精製のプロセスでは取り除かれますが、実は「ふすま」には食物繊維だけでなく、鉄分、亜鉛など私達の健康に不可欠な栄養素が含まれています。
アジアパンはそこに目をつけ、この栄養満点の部分を何とか有効活用できないかと試行錯誤しました。その結果生まれたのがこの「ふすまパン」なのです。トースターで軽く焼いて食べると美味しいですよ!
100%群馬県産の小麦からできた小麦粉で作られており、砂糖、油脂を使わず糖分としてはトレハロースを使用しています。とっても香ばしくてワインにもピッタリのふすまパン。
「農林水産省総合食料局長賞」の受賞歴もある、国のお墨付きの食パンなんです。
以前は「ころとん」のメロンパンも!他にどんなパンが売っているの?
©http://www.coroton.jp/?page_id=8
アジアパンはかつて、キュートな「ころとんメロンパン」や「ぐんまちゃんパン」を販売していたことでも有名です。現在では買えないのがとても残念…再販を期待しています!
ころとん詳細:http://www.coroton.jp/?page_id=8
それはさておき、アジアパンの自慢商品は「たまごパン」や「ふすまパン」だけではありません。
その他商品のラインナップも見てみましょう!
創業以来、時代を超えて愛され続ける「メロンパン」。クリームがサンドされた「冷やしメロンパン」。
「ココアボール」や「冷やしココア」そして昔ながらの「コッペパン」も定番メニューです。
学校給食を思い出しますね!
「赤城春秋シリーズ」としては、ベーグルだけでなく食パンやクロワッサンなどもあります。
世界遺産である白神山地より採取された天然酵母「白神こだま酵母」を使った食パンや黒糖パンなどのバリエーションも豊富です。
美味しさだけでなく、健康を考えたパン作りを追求しているところが、アジアパンの素晴らしいところです。
これまで見てきたような「アジアパンならでは」のパンに加えて、肉じゃがやコロッケ、焼きそばなどの総菜パンや菓子パンも充実しています。
店内にずらっと並ぶパンはどれも美味しそうで、選ぶのに迷ってしまいます!
公式サイトではお取り寄せも可能
アジアパンの公式サイトでは、パンをネット通販で販売しています。
鉄板商品の「たまごパン」や「ふすまパン」をはじめ、おトクに色々な味が楽しめるセットもあります。
パンは冷凍で送られてくるので、食べきれない場合は冷凍庫でしばらく保存もできますね。
アジアパンでは季節限定のユニークなパンも随時考案していて、これらは店舗だけでなくネット購入もできますよ。
施設情報・営業時間・アクセス
8:00~17:00(ネットショップ)
定休日:日曜日・祝祭日(店舗)
土日・祝祭日(ネットショップ)
住所:群馬県前橋市岩神町2-4-26
電話:027-231-4020
アクセス:前橋ICより約15分
駐車場:あり(台数に制限あり)
公式HP:http://www.asiapan.co.jp/index.html
まとめ
戦後まもない1945年。大阪で製パン業を営んでいた創業者が、自身の故郷前橋で「アジア製パン所」として営業を開始したのが「アジアパン」のスタートです。
当初は、配給だった小麦粉を預かってパンを作る「委託加工」を請け負ったり、学校給食や生協でもパンを売っていました。
創業者のパン作りへの情熱や想いは、現在でも脈々と受け継がれています。そこが衰えを知らない「アジアパン」の人気の秘訣なのでしょう。
ただ美味しいだけでなく、心がホッと温まるようなパンに出会える「アジアパン」。
ぜひ一度足を運んで、その魅力を体感してくださいね!
※情報は取材当時のものです