※当サイトはプロモーションが含まれています

ソチ冬季五輪スキースロープスタイルコーチの白川大助が語る群馬スノーエリアの魅力

白川大助RIDERSTYLE ACADEMY

フリースタイルスキー界のパイオニアであり、数多くのフリースタイルスキーヤーを育成しオリンピック出場まで導いた白川塾塾長が群馬のスノーエリアの魅力を語ってくれました!

見出し

最大の魅力は乾燥した極上のパウダースノー

なぜ、尾瀬戸倉(スノーパーク尾瀬戸倉)にいるのか?
とよく訊かれるのですが、フリースキーという新種目を練習するのに最適な環境がすべて揃っているというのに尽きます。


スノーパーク尾瀬戸倉 ストリートビュー

それは、フリースキーの新種目である「スロープスタイル」や「ハーフパイプ」を演技または練習するにはあまりたくさんの雪が降り過ぎると施設の維持管理がやりにくい、ということがあるんですね。

雪かきをして、パークのアイテムをメンテナンスすることは本当に大変なんです。
練習時間を少しでも増やしたいので、メンテナンスで時間が取られるとそれだけ1日の練習時間が減るわけです。

それが、最小限のロスで済むことがこの場所の魅力であり、我々が拠点にしている最大の理由でもあります。

片品は群馬の北端で降雪量が多い印象があるエリアですが、長野や新潟みたいに1日に1~2mの湿った重いどか雪が降るのではなく、乾燥した湿気の少ない雪が安定して降るところなんです。

それは雪の持つ湿気が中央の山脈地帯でほとんど落ちてくれるからなんですね。それがパークアイテムの維持管理に好影響をもたらしていますし、乾燥したパウダースノーで滑りやすく快適なんです。

それは尾瀬戸倉だけでなく、尾瀬岩鞍(四季の森ホワイトワールド尾瀬岩鞍)や丸沼高原(丸沼高原スキー場)は群馬県のスキー場のなかでも雪質が特に良いエリアでもありますね。

雪が含む湿度が少ない極上のパウダースノーなので、たくさん降っても風で飛ばされてあまり積もらないことはありますがそれがパークを維持しやすくしてくれて、トレーニング環境がとても良くなるわけです。

【スノーパーク尾瀬戸倉】
住所:群馬県利根郡片品村戸倉329
駐車場:あり(無料・約900台)
公式HP:http://www.ozetokura.co.jp/snowpark/
じゃらん:https://www.jalan.net/kankou/spt_10443ca3470057739/

関東圏全スキーヤーの聖地・尾瀬岩鞍(四季の森ホワイトワールド尾瀬岩鞍)

尾瀬岩鞍に多くのスキーヤーが毎年リピーターでやってくるのは、雪質の良さが最大の理由だと思っています。もちろん、ゲレンデの規模やコースバリエーションの多彩さも大きな理由ではありますが。

丸沼高原もそうですが、湿度の低い滑りやすい雪がいつもあることが、多くのスキーヤーにとってはなくてはならない最大の魅力となっています。

白川大助 群馬スノーエリア スノーパーク尾瀬戸倉 四季の森ホワイトワールド尾瀬岩鞍

白川大助 群馬スノーエリア スノーパーク尾瀬戸倉 四季の森ホワイトワールド尾瀬岩鞍
かたしな高原スキー場から望む「四季の森ホワイトワールド尾瀬岩鞍

【四季の森ホワイトワールド尾瀬岩鞍】
住所:群馬県利根郡片品村土出2609
駐車場:あり(約1,100台)
公式HP:http://www.oze-iwakura.co.jp/ski/

ソチ冬季五輪スキースロープスタイルコーチの白川大助が語る群馬スノーエリアの魅力 その1

パウダーフリークは新潟、長野の降雪量の多い場所が良いが、パークで練習するには群馬の雪の方が向いている

山向こうの新潟は海から上がった湿度の高い雪がたくさん降るので、どうしても湿気を多く含んだ雪質になります。

それも大量の降雪量なので、パウダーフリークにはたまらないのですが、パークで練習したい場合は雪の多さが逆に障害になってきます。尾瀬戸倉の場合は高原地帯なので、ハイシーズンは気温がいつも零度前後。湿度の低い雪が良い状態で降り積もります。極上のパウダーを満喫できるわけです。

晴天率が高い

パーク管理に最適な雪質と、晴天率の高さがフリースキーでパークを滑る環境にはベストといえる場所といえます。
からっ風の群馬だけあって、風の強い日が多いのですが、晴天率が高いので滑る環境はかなり良い方です。このコンディションの良さがスクールやアカデミーを運営することにおいても最大の魅力ですし、お客さんとしてスクールやアカデミーに参加することにおいても最大の魅力となります。

白川大助 群馬スノーエリア スノーパーク尾瀬戸倉 四季の森ホワイトワールド尾瀬岩鞍

晴天率の高さが群馬スノーエリアの魅力。
画像は「かたしな高原スキー場」

3月に入ってもべちゃ雪にならない高い雪質

3月になるとほとんどのスキー場は春雪になりますが、片品エリアのスキー場の多くは高原地帯にあり、3月でも気温が低く、春雪ではなく滑りやすいパウダースノーを維持しています。

パウダースノーの滑りを満喫することができるのも魅力なんです。

結果、関東圏から通えるスキー場のなかでも春雪になるのが一番遅く、べちゃ雪とはほぼ無縁の環境で滑ることができるのです。

群馬県で人気のスキー場をご紹介!

ソチ冬季五輪スキースロープスタイルコーチの白川大助が語る群馬スノーエリアの魅力 その2

スノーパーク尾瀬戸倉で白川塾塾生出身のオリンピアン高尾千穂がフリースキースクールを担当

尾瀬戸倉にはOSSAと呼ぶ、尾瀬スノースポーツアカデミーがあって、その中にはスキー、スノーボード、バックカントリーと分かれてスクールを開いています。
白川塾ではフリースキー部門を担当しています。

今シーズンはディレクターとしてコーチの高尾千穂がバックアップすることになり、スクールを受講してもらえれば、オリンピアンの指導を直接受けることもできます。

私自身はプロを養成するアカデミーの方に専念できる体制になりましたので、わたしが遠征で居ない時でも質の高い指導を約束されていますので安心して来てください。

OSSA(尾瀬スノースポーツアカデミー)のGPGは山全体を楽しむ派にオススメ

OSSAの普通のスクールの他にGPGというオプションがあります。

このGPGは尾瀬戸倉のゲレンデコース外をガイドがツリーランやこのGPGのために特別に整備したコースを滑るガイド付きツアーで、初・中級者から気軽にマウンテンツアーの雰囲気を安全に楽しめます。

本格的なバックカントリーをしたいけど、危険だし、知識もないし、という人にはうってつけのガイドツアーといえます。

裏山を降りて、車でピックアップして戻ったりもしているので、かなり本格的なマウンテンツアーの雰囲気を味わえます。

1回1万円ほどかかるのですが、参加者全員ビーコンを付けて、フル装備のレンタルも可能なので、初級者でも充分にもとが取れる楽しいガイドツアーです。

予約制なので、必ず空き状況を確認して予約を入れてから申し込んでくださいね。とくにパウダー好きなスノーボーダーを中心に人気が高いようです。

戸倉の山は本格的な長いツアーコースはなく、短いコースを何度も気軽に楽しめるので、逆に本格的なハードな雪山には躊躇していた人もチャレンジできる魅力あるツアーでもあります。

リフトを使って裏山を楽しめるのも魅力ですね。

初級者から安全にツリーランを体験できる

GPGはゲレンデ外のツリーランを安全を確認しながら滑ることができることも魅力です。
技術によって滑る場所を変えてツアーコースを決めているようで、すべてのレベルで楽しめるようです(※詳しいことはスキー場に問い合わせください)。

このGPGのようなゲレンデの中からすぐ外側のエリアをガイドツアーしているゲレンデは他にはないように思いますし、尾瀬の木のなかを滑ることができるツアーはここだけですね。

ガイドが付くツアーは他の場所でもありますが、ここのガイドツアーはゲレンデがベースなのでライトな感じでツリーに入っていけて、誰でも楽しめるコツをコーチがリードしてくれるので、レベルに合わせてとことん楽しめます。かなり人気があるのでオススメです。

おまけ:手軽にパウダーを楽しめるエリア

ゲレンデの穴場ではないですが、正面ゲレンデの右側の奥は雪が吹きだまる場所があって、降雪時はパウダーのパフパフが楽しめます。すぐになくなりますけどね。

女性同士でスキー・スノーボードを楽しめる群馬のスキー場!

ソチ冬季五輪スキースロープスタイルコーチの白川大助が語る群馬スノーエリアの魅力 その3

奥利根スノーパーク時代から最高の環境で後進の指導ができ、雪が少ない年の3月に尾瀬戸倉と出会い、拠点を移動

白川塾の拠点を最初に構えたのはみなかみの「奥利根スノーパーク」です。このとき、他のメジャーなスキー場から白川塾を全国展開して欲しい、みたいな申し出もあったのですが、一箇所でじっくり育てることができる環境が揃う、みなかみに決めました。

奥利根スノーパークでは、ゲレンデからすぐのところにベースとなる宿舎に一軒家を借りました。

ここはゲレンデまで徒歩で行ける範囲なのでアクセスに時間をとられず、すぐに練習に専念できる環境を作れました。ここで冬季に7年過ごしましたが、かなりの数のスキーヤーを白川塾のアカデミーから輩出しました。

白川大助 群馬スノーエリア スノーパーク尾瀬戸倉 四季の森ホワイトワールド尾瀬岩鞍

それがある年、みなかみエリアで3月7日ぐらいの早い時期に雪がまったくなくなる事態に陥りました。

まだまだ練習しないといけない状況で、春にあるカナダカップも控えていたので、群馬県の雪のある他のスキー場に遠征をしていました。

武尊をはじめキッカーがあるところすべてを試してました。それで尾瀬戸倉に行ったら、すごくいいキッカーが揃っていて、こんなところにこんないいものがあるということがまず驚きでした。

それで、早速パークに入らせてもらって、塾生みんなで良い飛びを繰り返していました。すると尾瀬戸倉の社長の萩原さんから「おまえらすごいな~」って声かけられたんですね。それが、尾瀬戸倉に拠点を移すきっかけになりました。

萩原さんは白川塾が「スイッチ10」とか難易度の高いエアをバンバン飛んでるスキーヤーをたくさん抱える状況に興味を抱いたみたいで、スノーボーダーの聖地であった尾瀬戸倉に分校でもいいのでやって欲しいとオファーを受けたのです。
それで本校として出来ることになり移動したんですね。それが8年前のことです。尾瀬戸倉は今シーズンで9年目になりました。

白川大助 群馬スノーエリア スノーパーク尾瀬戸倉 四季の森ホワイトワールド尾瀬岩鞍

白川大助 群馬スノーエリア スノーパーク尾瀬戸倉 四季の森ホワイトワールド尾瀬岩鞍

奥利根スノーパーク時代のファンスキースクールとキャンプの様子

アカデミーでの育成には宿舎から徒歩圏内が必須

質の高いフリースキーヤーを育成するためには宿舎から歩いて行けるところにゲレンデがあることが必須条件でした。

なぜかというとアカデミーの生徒は運転免許をとれない年齢なので、歩いてゲレンデにアクセスできる必要があったからです。

尾瀬戸倉はスキー場のベースにホテルがあって、スキー場経営も尾瀬高原ホテルなので、そのホテルの敷地内に従業員寮の建物がありました。
そこに白川塾アカデミーを置かせてもらい、我々はそこを本拠にして寝泊りさせてもらえたのです。

パークのディガーたちもそこで寝泊りしていました。
ホテルがすぐなので、小さい子どもたちが具合が悪くなったりしてもすぐに対応してくれるので、親も安心してまかせてくれる環境が整ったのです。

リフトまで1分の環境でぐんぐん上達!

練習環境も抜群で、リフトまで1分です。
選手を強くするには宿舎からゲレンデまでの移動時間をなるべく短縮する必要があります。

移動時間が短ければ短いほど練習時間を増やせるからです

通常のゲレンデだと、宿舎がどうしても離れることが多く、どうしても往復1~2時間ほどかかってしまいます。

スキーの準備をして、車に積み込んで、の時間もバカになりません。
その車に積み込む作業がいらない、というのはかなりの利点でした。

戸倉のアカデミーでは選手たちがどんどん効率よく練習できて、育ってきて世界トップレベルまで到達する子たちが結構な数出るようになりました。

ゲレンデサイドの協力があって、選手たちの成績がよくなったということですね。

戸倉に移動するまでも、国内の成績は良かったのですが、世界ではほとんど対等には戦えていなかったんです。

それが、戸倉に移動してからは結果が世界でも出るようになってきたんですね。

今シーズンも尾瀬戸倉を拠点に白川塾は活動

戸倉には今年も入ります。アカデミーのトップクラスの選手はアメリカ遠征に行ってから、12月末には戸倉に入ります。

冬休み合宿にもジュニアの子どもたちと一緒に参加します。

基本はみんな戸倉にいます。

ワールドカップにも戸倉から海外に遠征に出かけることになりますね。

海外遠征時もアカデミーにはソチ五輪のオリンピアンの高尾千穂が戸倉に残って選手、生徒たちをコーチ陣が交代でみるようになっていますので、スクールに興味のある方はぜひ遊びにきてくださいね。

この仕事の魅力は子ども達の成長を身近でみることができること

この仕事の魅力は、子供たちがどんどん育っていくのを間近でみていることの幸せですね。

世界に羽ばたいていけるフリースキーヤーに育っている子もいますので。

何もないところに、ただ、フリースキーがやりたいということで入ってきた子が、最初は悔しいぐらい出来なくて、先輩たちが上手にやっているところを観て、どんどん育っていくわけです。

その成長を見るのがなによりも楽しみであり魅力ですね。

それを1年1年と積み重ねている時に成長を感じる時のなんともいえない幸せ感が魅力です。

それを雪上の上でお互い共感しながらやっていける部分と、一所懸命やれば出来なかったことができるようになることをわかってくれる子供たちの表現力みたいなものがいつも僕のパワーになっています。

白川大助プロフィール

白川大助 群馬スノーエリア スノーパーク尾瀬戸倉 四季の森ホワイトワールド尾瀬岩鞍
白川大助 群馬スノーエリア スノーパーク尾瀬戸倉 四季の森ホワイトワールド尾瀬岩鞍
白川塾の塾生をウォータージャンプ施設でコーチングする白川大助氏

1972年11月5日群馬県高崎市に生まれる。群馬県立吉井高等学校卒業、東海大学短期大学情報・ネットワーク学科に進学し、情報処理を専攻。そこでスキー部に入り、幼少時代からやっていたスキーを本格的に開始。大学卒業後、テレビ朝日系列の舞台制作会社に契約社員として勤務後、スキーを本格的に再開するために退社。その後、モーグルの選手として活動後、スキーボードのプロ選手としてファンスキー(100センチ未満の短いスキー)の普及のため、多くのイベントや大会に出場。スキーボードとも呼ばれるアクティブな短いスキーで多くのトリックを自らメイクし、多くの後輩と住み込みで一緒に生活しながら指導するスタイルの私塾「白川塾」を立ち上げる。

現在、有望選手の育成とマネジメントをメインに活動中。自身が運営するフリースキーのアカデミー「白川塾」からは数多くのトップクラスのフリースキーヤーを輩出。ソチ五輪のスロープスタイルに出場した高尾千穂も白川塾の塾生で、今シーズンはスノーパーク尾瀬戸倉のアカデミーでコーチとして後進の指導に回る予定。
小学生の子ども達も受け入れている白川塾。その子ども達の成長を見届けることが何よりの楽しみであり、喜び。そのために塾の運営を続け、多くのオリンピアンを育て、メダルが取れるところまでレベルを高めていくのが今後の目標、とのこと。

RIDERSTYLE ACADEMY
http://riderstyle.com/academy/

※情報は取材当時のものです

最初のコメントをしよう

必須