阿弥陀三尊像画像板碑|群馬県指定重要文化財!県内屈指の美しさを誇る画像板碑【神流町柏木】
群馬県指定文化財の一つ群馬県神流町にある「阿弥陀三尊像画像板碑(あみださんそんぞうがぞういたび)」。
群馬県内で確認されている画像板碑十数基の中でも、最も保存状態のいい貴重な画像板碑です。
今回は、県内屈指の美しさを誇る「阿弥陀三尊像画像板碑」を拝観に訪れました。
阿弥陀三尊像画像板碑の場所
群馬県藤岡市方面から国道462号線を進み、神流町に入って5分程車を進めた先の左側に阿弥陀三尊画像板碑の看板が見えます。
民家や空き家の立ち並ぶ中に看板があり、木々で見えにくくなっているので見逃さないように気をつけてください。
看板の建っている細い道を左折した先、写真左手、赤いレンガの小さな建物の中で「阿弥陀三尊像画像板碑」は保存されています。
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阿弥陀三尊像画像板碑
鎌倉時代後期にあたる乾元2年(1303年)8月と刻印された鎌倉時代のものとされ、埼玉県秩父地方で産出される緑泥片岩に彫刻された武蔵型板碑です。
高さ約110cm、幅約32cmの板碑には阿弥陀如来(中尊)、観音菩薩(左脇侍)、勢至菩薩(右脇侍)の三尊が雲に乗った来迎図が線刻されています。
こちらの板碑は昭和初期まで地中に埋まっていたため、県内で確認されている画像板碑13基の中でも最も保存状態がよく県内屈指の美しさを誇る画像板碑としても知られています。
柵の間から画像板碑を拝観することが出来ます。中央に建つのが阿弥陀三尊像画像板碑です。
700年以上前に創られたにも関わらず保存状態も良く、柵から画像歌板碑まで少し距離がありますが板碑に線刻されている阿弥陀如来の様子もはっきりとうかがうことができます。
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阿弥陀三尊像画像板碑の施設情報
住所:群馬県多野郡神流町柏木字中間戸107
問い合わせ先:0274-57-2111(神流町教育委員会事務局生涯学習係)
駐車場:なし
アクセス:
車 上信越自動車道 藤岡ICから車で約50分
バスJR八高線 群馬藤岡駅から奥多野線万場ゆきに乗車約1時間。バス停 老人憩いの家で下車後徒歩1分。
神流町周辺情報:https://www.jalan.net/travel/cit_103670000/
神流町で宿を探す:https://search.travel.rakuten.co.jp/ds/hotellist/Japan-Gunma-Fujioka
阿弥陀三尊像画像板碑まとめ
群馬県指定重要文化財「阿弥陀三尊像画像板碑」をご紹介致しました。
700年以上前に制作されたにも関わらず美しいまま保存され、線刻された阿弥陀如来や観音菩薩、勢至菩薩の様子がうかがえる貴重な文化財です。
神流町を訪れた際には阿弥陀三尊像画像板碑を訪れ、鎌倉時代の歴史にふれてみてはいかがでしょうか。
※情報は記事作成当時のものです