るなぱあく(前橋市中央児童遊園)は子どもからおとなまで、レトロでみんなに優しい遊園地!
「にっぽんいちなつかしいゆうえんち」をキャッチコピーに冠する「るなぱあく」は、1954年に開園し、今年で66年目を迎えました。正式名称を「前橋市中央児童遊園」といいます。
愛称の「るなぱあく」は、2004年に行われた市民公募により決定。
前橋市出身の詩人・萩原朔太郎の「遊園地にて」という詩の中で、遊園地に(るなぱあく)というルビがふられていることから名づけられました。
ただ古いだけじゃない、親子3代にわたって親しまれる「るなぱあく」の魅力をご紹介します!
4歳からひとりで乗れる!「おおきなのりもの」
「るなぱあく」は入園無料の遊園地です。遊具に乗るときだけ料金が発生します。
遊具は大型遊具の「おおきなのりもの」と小型遊具の「ちいさなのりもの」の2種類。
「おおきなのりもの」は一律1回50円という驚きの安さです。利用者にとってはうれしい価格ですよね。
また、すべての乗り物が4歳からひとりで乗れるという点も大きな魅力となっています。
ミニヘリコプター
レバーを操作して高度を上げ下げする「ミニヘリコプター」だって、4歳からひとりで乗れちゃいます。
楽しさはもちろん、「ひとりで乗れた!」という達成感で、子どもたちは大満足の笑顔!
こちらも50円で乗ることができます。
ウェーブスターライド
「ウェーブスターライド」は、小さいけれど、れっきとしたジェットコースター。
ゆっくり上がっていきなり下るところなんか、おとなでもちょっと怖いです……!
このスリル満点のアトラクションも50円という安さです!
くるくるサーキット
見た目はかわいらしい、「くるくるサーキット」。
急カーブのコーナリングはスリルいっぱいで、そのギャップに子どもたちは大興奮!これももちろん50円で乗れちゃいます。
ほかにも楽しいのりものがいっぱい!
ほかにも「おおきなのりもの」は、「ひこうとう」「まめきしゃ」「まめじどうしゃ」「くじらのなみのり」「メリーゴーランド」と、全部で8種類。
どれも1回50円なので、全部乗っても400円です。
「にっぽんいちなつかしいゆうえんち」はコストパフォーマンスも「にっぽんいち」です!
“国指定文化財”に乗れる!「ちいさなのりもの」
園内には「おおきなのりもの」以外に小型遊具が12種類設置してあり、すべて1回10円(安い!)で遊ぶことができます。
「ちいさなのりもの」の1番の目玉が、「もくば館」。
こちらなんと、国の「登録有形文化財(建造物)」なのです。
開園当時からある遊具で、稼働するもっとも古い電動木馬なのだそう。
園内北側には「旧ラジオ塔」がありますが、こちらは1933年にラジオ放送の受信施設として設置されたもので、同じく「登録有形文化財(建造物)」に指定されています。
写真提供:株式会社オリエンタル群馬
国指定文化財をふたつも有する遊園地は、
日本広しといえどもここだけでしょう。
2020年3月20日、「るなぱあく」に大型の立体迷路が登場!
4月より「るなぱあく」の指定管理者になる共同企業体「Made in MAEBBASHIコンソーシアム(MMC)」が手掛けた、子どもの知育や健康につながる立体迷路とは?!
園内での食事
「るなぱあく」ではキッチンカーが出店しており、多い日には7~8台が集まって賑わいを見せています。
休憩のとれるベンチやイス、テーブルもたくさん設置してあり、お腹を満たしながらゆったりと、1日中遊べます。
写真提供:株式会社オリエンタル群馬
おしゃれなおにぎりやさん「おむすびのマム」
園中央の屋内休憩所では、土日祝日限定のカフェ「おむすびのマム」を営業。
前橋市の名立たる名店が監修したメニューは、どれもおいしいと評判です。
写真提供:株式会社オリエンタル群馬
バーベキュー
「おむすびのマム」では、期間限定で手ぶらでBBQ(要予約)ができるイベントを開催。
県内産の美味しいお肉や野菜などを家族や友人たちと一緒にワイワイ楽しめます。
「るなぱあく」のあとはこちらもオススメ!
群馬にしかないテキサス生まれのドーナツ店「サザンメイドドーナツ」をご紹介します。
その他の軽食
日替わりで出店しているキッチンカーではたこ焼きやクレープなどの軽食はもちろん、窯焼きピザや山賊焼きなどさまざまなメニューがあります。
手ぶらで来ることができるので、ママも楽ちんですね。
園内はお弁当の持ち込みも可能なので、天気がいい日は家族でピクニック気分を楽しんでみてはいかがでしょうか。
前橋市はいま、パン屋激戦区となっています。
人気駅弁の「登利平 本店」もあるので、お弁当やパンを買って園内で楽しむのもおすすめです!
イベント
「るなぱあく」では毎日さまざまなイベントを開催しています。
バルーンアートや大道芸、子どもの手形や足形をカードにスタンプできるイベントなど、子どもとおとなが一緒に楽しむことができます。
また、盆踊りやハロウィンなど季節のイベントに合わせて開催される「るなぱDEシリーズ」のイベントは毎回好評です。
2019年に開催された「るなぱあく」の65周年記念イベントを、こちらの記事で紹介しています。今後もどんなイベントが開催されるのか楽しみですね!
おとなも楽しむ!「るなぱDEないと」
愛称「るなぱあく」は、萩原朔太郎の詩にちなんでつけられたと前述しました。
その詩の内容は、恋人と遊園地で過ごすロマンチックな午後の様子。
現在の「るなぱあく」も、決して子どもだけのものではありません。
夏恒例の「るなぱDEないと」は、おとなが楽しめるイベントとして毎年大人気です。
普段子どもしか乗ることができない遊具ですが、この期間は夜間も運行されておとなも乗ることができます!
写真提供:株式会社オリエンタル群馬
またキャンドルや電飾が光り輝くロマンチックな園内でアルコールが飲めるのも魅力です!
写真提供:株式会社オリエンタル群馬
この他にも「るなぱあく」では、季節ごとにおとな向けのイベントを多数企画しています。
朔太郎の詩のように、恋人とロマンチックな夜の遊園地デートもいいですね!
イベント情報は公式HPよりご確認ください。
公式HP:https://www.lunapark-maebashi.com/
「るなぱあく」施設概要・アクセス
前橋市中央児童遊園(るなぱあく)
営業時間:
3月~10月 9:30~17:00
11月~2月 9:30~16:00
定休日:火曜日
※祝日の場合は翌日休・春休み・夏休み期間は開園
入園料金:無料
遊具利用料金:
大型遊具 50円(チケット)・小型遊具 10円(現金)
利用券・回数券1枚につき1アトラクション利用可能
利用券 1枚 50円
回数券 11枚つづり 500円
※団体割引(5名以上・平日限定・要予約)、障がい者割引あり
住所:群馬県前橋市大手町3-16-3
電話:027-231-6774
駐車場:あり(無料)
るなぱあく専用駐車場52台(東口40台・西口12台)
前橋公園駐車場(無料)
臨時駐車場として旧県知事公舎跡地駐車場(無料・土日祝のみ)に駐車可
アクセス:
電車
JR前橋駅 北口よりバス「前橋公園前」または「遊園地坂下」バス停下車 徒歩約3分
JR新前橋駅 西口よりバス「遊園地坂下」バス停下車 徒歩約3分
上毛電鉄 中央前橋駅よりバス「臨江閣前(北循環10)」バス停下車 徒歩約3分
車
関越自動車道 前橋ICより約10分
公式HP:http://lunapark-maebashi.com/
公式Facebook:https://www.facebook.com/lunapark.maebashi/
るなぱあく周辺の観光情報
「るなぱあく」がある前橋市や市の周辺には、たくさんの観光スポットや道の駅があります。
前橋市の「敷島公園バラ園」では、約600種類7,000株に及ぶ色鮮やかな美しいバラを楽しむことができます。
赤城山頂の大沼湖畔小鳥ヶ島に鎮座する「赤城神社」は、女性の願掛け神社として人気です。
日の出や新緑、紅葉の名所としても知られています。
周辺には壮大な自然が広がっているので、山歩きやハイキングにもピッタリ!
赤城山麓にある「ぐりーんふらわー牧場・大胡」は、前橋市民に人気の道の駅です。
北関東最大ともいわれる風車や農産物直売所のほか、牧場やアスレチック、キャンプができるバンガローまであるので天気がいい日は1日中遊ぶことができますよ!
また「るなぱあく」から車で20分ほどの場所にある、赤城山麓にある道の駅「赤城の恵」も人気です。
新鮮な地元の農産物や前橋市が誇るオリジナルブランド赤城の恵ブランドの認証品を販売する直売所があります。
また、天然温泉複合施設やアジサイやホタルが鑑賞できる公園なども併設されているので、自然を満喫してのんびりと過ごすしたい方におすすめです。
他にも、前橋市周辺には個性的な道の駅があるので、ぜひこちらの記事をチェックしてみてください。
「るなぱあく」で遊んだ後は、ゆっくり温泉につかって疲れを癒すのもおススメです。
伊香保温泉は、群馬県民はもちろん県外からも多くの人が訪れる人気の温泉地。
365段の石段があり、湯ノ花まんじゅうや玉こんにゃくなどのグルメを楽しみながら登ることができます。
また射的や輪投げなどの遊技場もあるので、家族みんなで楽しむことができるでしょう。
前橋市周辺には、まだまだおすすめの観光スポットがあります。
「るなぱあく」に行く際は、周辺の観光スポット情報を事前にチェックしてみてくださいね!
まとめ
遊園地情報は随時更新されていますので、チラシやホームページでチェックしてみてくださいね。
「るなぱあく」にふさわしいレトロでかわいいホームページは、一見の価値アリです。
ご家族連れで、友人と、恋人と。朝から夜まで楽しめる「るなぱあく」を、ぜひ体験してみてください!
※情報は取材当時のものです