「わくわく自販機ミュージアム」レトロから最新型の自販機展示も!
群馬県前橋市粕川町のサンデンフォレスト敷地内に、懐かしのレトロ自販機から、最新型そして未来の自販機を見学できる「わくわく自販機ミュージアム」があるのをご存知でしょうか?
自販機の歴史に触れられ、最も新しい自販機を見ることができる自販機ミュージアムを紹介します。
「わくわく自販機ミュージアム」のあるサンデンフォレスト
「わくわく自販機ミュージアム」は、一般社団法人日本自販機工業会が2012年4月3日、自販機の事をもっと世の中の人に知ってもらおうと、群馬県前橋市粕川町にオープンさせました。
場所は、自動車のシステム機器やエアコン、そして自販機を製造している「サンデン株式会社」が運営する『サンデンフォレスト』の広大な敷地内の一角にあります。
いざわくわくしながら自販機ミュージアムへ
「わくわく自販機ミュージアム」はサンデンフォレストの敷地内なので、ゲートをくぐって入場します。ゲートでは、予約してあることを伝えてくださいね。
広大な敷地そしてまるで工場のような建物の一角にミュージアムの入り口があります。
入口ではぐんまちゃんがお出迎えしてくれます。
年表で自販機の歴史が学べます
館内の長い廊下には、自販機の年表が飾られ、自販機の以外な歴史を学ぶことができます。
自販機の始まりは紀元前2世紀、世界初の自販機が登場します。
聖水自販機と呼ばれ、エジプトの科学者が紀元前215年ごろ考えたといわれています。
1900年代に入ると、切手やはがき、お菓子の自販機が製造され、1950年ごろからガムやコカ・コーラ―、そしてうどん・そばの自販機が登場します。
年表で時間とともに自販機が進化していくのがよくわかります。
また広い廊下には第5回清涼飲料自販機アイデアコンテストの入賞作品も展示されています。
昔の自販機、現代の自販機展示コーナー
ここには昭和を感じさせるレトロな自販機から最新の自販機を展示しています。
懐かしいレトロな自販機
1962年に登場したハリスガムの自販機は国栄機械製作所、現在のグローリー社のもの。
ジュースが噴水のように湧き上がる『噴水自販機』は三共電器、現在のサンデンが製造しました。
1972年に登場したコカ・コーラの瓶ジュースが買える自販機もサンデン製です。
このころから、瓶を斜めにすることで7種類のジュースが販売できるようになりました。
またホットorコールド自販機も登場。
温かい飲み物と冷たい飲み物が提供できるようになりました。
ホットコーヒがカップで飲めるようになったのは当時画期的なものでした。
1970年代のレトロ自販機の登場です。
うどん・そばの自販機は自販機食堂などで全国各地でも人気があります。
自販機食堂の詳細はこちら!
⇒ 子供から大人まで大人気!伊勢崎市街で昭和レトロを感じる自販機食堂とは!
現代の自販機
現代の自販機は節電だけでなく機能にもこだわって製造されています。
余計な電力を使わず必要な分だけ冷却ができるように設計されています。
現在よく見かけるたばこの自販機、未成年者がたばこを購入できないようにタスポを導入しています。
また日常生活用品など、さまざまなものを販売している自販機もあります。
ガラス越しに商品がよく見え、素早く購入できます。
さらに次世代型タッチパネル式自販機の先駆けになった自販機も展示されています。
タッチパネルで商品を選べるだけでなく、カロリーや自分に合ったオススメの商品を紹介してくれる優れ物です。
さらに驚きの自販機が!!
なんと、災害時の停電の際に、発電してくれる販売機です。
オレンジ色のカバーを外すと手動のレバーが現れ、回すことで発電を行います。
この発電で携帯やスマートフォンの充電ができるほか、ジュースが無料で提供される仕組みになっています。
現在すでに導入されているところもあるそうです。
現在では、いざという時に役立つ自販機の開発が進んでいます。
「わくわく自販機ミュージアム」詳細情報
住所:群馬県前橋市粕川町中之沢7
サンデンフォレスト内
電話:027-280-9800
営業時間9:30~15:00
要予約・入場無料
アクセス:北関東自動車道伊勢崎インターより約20分
東武鉄道赤城駅からタクシーで約20分
定休日:日、月曜日
まとめ
群馬県にもレトロ自販機スポットがありますね。
最近では、岐阜のレトロミュージアムにも注目が高まっていますが、群馬の「わくわく自販機ミュージアム」では、レトロな自販機だけではなく、最新の自販機も展示されています。
そのため、これからの活躍が期待されます。
社会科見学にもピッタリの自販機ミュージアム。
お願いすると、20分ほどかけて、スタッフの方が館内の説明をおこなってくれます。
自販機の歴史やこれからの自販機のことを楽しく、そしてより詳しく学ぶことができるので、オススメです。
ぜひ、「わくわく自販機ミュージアム」に足を運んでみてください!