「ジャパンスネークセンター」世界のヘビが大集合!ヘビ料理も!?
太田市やぶ塚温泉郷にある、広大な敷地の『ジャパンスネークセンター』。
日本で数少ない蛇類を中心に研究を行うとともに、世界各地のいろいろなヘビを飼育展示しています。
毒ヘビから触れるヘビまで、約80種類・数千匹。
いちばんの特徴は野外放飼場で、他では見ることができないといいます。
今回は全国でも珍しいヘビの世界、『ジャパンスネークセンター』に伺ってみました。
世界中のヘビを展示している3つの温室
ヘビは寒さが苦手なので、大蛇温室・毒蛇温室・熱帯蛇類温室の3つの建物に分かれ、200匹ほどが室内で飼育されています。
縁起が良いとされる白蛇もいますよ。本当に真っ白です。
届け出を出さずに違法で飼育していたヘビが警察に押収され、ジャパンスネークセンターに持ち込まれることも多々あるそうです。
こちらの色鮮やかな黄緑色のヘビも、かつて原宿毒蛇事件で押収されたトウブグリーンマンバです。
いろいろなヘビをよく見比べてみると、ヘビによって顔がまったく違うことに気づきます。
ヘビと触れ合ってもっと身近に…!?
平日はヘビとのふれあい、土日はハブの採毒実演・ヘビのお食事タイム・爬虫類ふれあい体験教室など、イベントも盛りだくさん。
日時が決まっているので、ホームページで事前にイベントスケジュールを確認してくださいね。
この日はヘビとのふれあいの日で、ボールニシキヘビにさわることができました。
大きくて迫力がありますが、おとなしく動きものんびりしています。
触り心地はひんやりとしていて弾力があり、頭から尻尾に向けてなでるとツルツルとしています。
ここでしか見られない「野外放飼場」
ジャパンスネークセンターいちばんの見どころともいえる、野外放飼場。
柵で覆われてはいるものの、ヘビの放し飼いをしているのは国内でもジャパンスネークセンターだけ。
園内には大小5つの野外放飼場があり、アオダイショウ・シマヘビ・タンビマムシが飼育されています。
自然環境に近い状態なので、ヘビ本来の動きや生態をより詳しく観察することができます。
ペットとして飼いやすいヘビも!
鳴き声や臭いもなく、餌も1週間に1度ほどで大丈夫なヘビ。
人間に感染するような病気もありません。あまり手間がかからないので、ペットとして飼われているかたも多いのです。
ジャパンスネークセンターで生まれた赤ちゃんヘビも販売されていますよ。
しかし飼えなくなったからと言って、捨てられてしまうヘビも後を絶ちません。
そのせいで自然の生態系に影響が出ている地域もあるのです。
ペットとして飼ったからには、最後まで責任を持って大切に育てて欲しいですね。
ヘビを満喫したあとは、こちらもオススメ!
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いよいよ……ヘビを実食!!
オリジナルのヘビグッズを販売している売店の2階には食堂があり、ヘビの料理を食べることができるのです!!
直前まで元気に動いていたヘビをさばいてくれるので、鮮度は抜群です。
シマヘビをいただきましたが、シンプルに塩のみの味つけで、想像していたような臭みはありませんでした。
味は鶏肉に近く、コリコリとしっかりとした歯ごたえで、食感は牛のミノのようです。
骨のから揚げもカリカリに揚げてあるので、ポリポリと食べられます。
ヘビを食べて、心なしか元気になったような……?!
話のタネにも、ぜひ1度ヘビを食べてみてはいかがでしょう?
食堂の営業は基本的に日曜日と祝日のみですが、ヘビ料理は平日でも対応してくれる場合があるそうなので、事前にお問合せください
(TEL:0277-78-2887)。
住宅地にもあらわれる毒ヘビ!
ヘビには大きく分けて、毒のあるヘビ・毒のないヘビがいます。
マムシは毒のあるヘビとして、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
群馬県周辺でもマムシやヤマカガシといった毒蛇に噛まれる事象が何十件も報告されているそうです。
草むらだけではなく、住宅地でも噛まれることが増えているので、誰でも注意が必要ですね。
まとめ
見て、触って、食べて楽しめる、ジャパンスネークセンター。
ヘビに噛まれないためにはどう対策したらいいのか?
もし噛まれてしまった場合はどうしたらいいのか?など、役に立つ知識も学べます。
ぜひ遊びに出かけてみてくださいね!
取材協力:ジャパンスネークセンター
所在地:太田市藪塚町3318
TEL:0277-78-5193
開園時間:
9:00~17:00 (3月~10月)
9:00~16:30 (11月~2月)
休園日:基本的に金曜日
(夏休み期間などはホームページから
休園日カレンダーをご覧ください)
入園料:
大人(中学生以上)1000円
こども(4歳以上小学生まで)500円