すばらしき群馬のはにわ|魅力再発見。はにわ大国群馬のはにわ好きにはたまらない展示イベント
古墳時代から平安時代まで現在の関東地方で栄えた栄えた東国文化。その中心地だった群馬県。
群馬には古墳が多いことから多くの「はにわ」が出土され、その当時の生活や豪族の様子などの謎を解きほどく要素にもなっています。
そんな「はにわ」の造形美を堪能できる「すばらしき群馬のはにわ」展をご紹介しましょう。
群馬DCにちなんではにわイベントが開催
2020年4月1日~6月30日までの間、JRグループ6社と地方自治体、観光関係事業者等が連携し、群馬の魅力を最大限にお伝えする群馬デスティネーションキャンペーン(群馬DC)が群馬県内各地で開催されます。
そして群馬の東国文化の魅力を伝えようと「すばらしき群馬のはにわ」展が高崎市の群馬県立歴史博物館で開催されます。
「すばらしき群馬のはにわ」で展示されるはにわたち
東国文化が栄えた群馬では、古墳とともにたくさんのはにわが出土されています。
塚廻り古墳群のはにわたち
太田市にある塚廻り古墳群第4号古墳。
1977年に偶然水田から発見された古墳のひとつです。
6世紀前半に造られ在地首長層(むらおさ)の墓であるといわれています。
ここでは円筒はにわや家、盾、大刀や馬、人形などのはにわが多数出土されています。
とても高い価値があることから国の重要文化財に指定されています。
©https://www.city.ota.gunma.jp/005gyosei/0170-009kyoiku-bunka/bunkazai/otabunka47.html
不動山古墳の円筒はにわ
高崎市綿貫町にある前方後円墳の不動山古墳には円筒はにわ列が巡っています。
北側にある方形の造り出しからは円筒はにわや高杯などの土師器が多数出土されています。
古墳の頭頂部は不動尊があることから不動山古墳と名づけられました。
不動産古墳の出土品は現在歴史博物館に収納されています。
舞台1号墳の世界
前橋市荒子町舞台にある舞台1号墳。
1990年に発掘された5世紀の帆立貝式の前方後円墳です。石・鉄製の土師器類が多数出土されています。
歴博 はにわ 揃え
これらの全国的にも珍しいはにわとともに県内で出土したは様々なはにわが歴博で勢ぞろいします。
一体どんなはにわが登場するのか、そしてそれにはどんな意味や価値があるのか、はにわとともに歴史が学べます。
スペシャルイベントも開催
期間中にはスペシャルイベントも開催されます。
館長対談トークイベント
高崎市観音塚考古資料館館長の南雲芳昭氏と群馬県歴史博物館館長の右島和夫氏のスペシャル対談「群馬のはにわ、そのすばらしさを語る」が開催されます。
開催日:2020年4月4日(土)
時間:13:30~15:30
開場:群馬県立歴史博物館視聴覚室
定員:先着44名(講演会1か月前より電話にて要予約)
ギャラリートーク
群馬県立歴史資料館学芸員さんによる展示解説ギャラリートークが開催されます。
予約は不要ですが、当日観覧券が必要になります。
開催日:4月1日(水)、4月5日(日)、4月12日(日)、4月19日(日)、4月26日(日)
5月3日(日)、5月10日(日)
時間:11:00~11:30 14:00~14:30
開場:群馬県立歴史博物館企画展示室
定員:なし
群馬県立歴史博物館施設情報
住所:群馬県高崎市綿貫町992-1
電話:027-346-5522
駐車場:あり
(無料・群馬の森駐車場利用(第1駐車場約200台、第2・3・4駐車場約300台)
アクセス:
車 上信越自動車道藤岡ICより約10分
電車 JR高崎線倉賀野駅よりバス約9分
まとめ
東国文化が栄えた群馬ならではのイベント「すばらしき群馬のはにわ」展が群馬DC期間中に開催。
様々なはにわの展示や館長の対談や学芸員さんによるギャラリートークも行われ、はにわや古墳への知識が深まること間違いなしのイベント。
はにわ好きさんも、そうでない人も、我々のルーツや古くからの群馬の歴史・役割を学びに足を運んでみませんか?
※情報は取材当時のものです