手打ちラーメン清仁軒|絶メシ界のレジェンド清華軒の味を再現する行列必至の人気店
1956年の創業以来、日本中にファンを持ちながら2016年に惜しまれつつ閉店した手打ちラーメン清華軒。
高崎市民、群馬県民ならぬともその名を聞いたことがある人は多いでしょう。
そんな清華軒の味を継承し、連日ファンで賑わっているのが高崎市本町にある清仁軒です。
高崎で正統派を極めたラーメンならここしかない!という事で早速、清仁軒ラーメンの旅へと出かけてきました。
清仁軒の誕生秘話とは?
©https://tabelog.com/gunma/A1001/A100102/10018057/
高崎出身でもともと無類のラーメン好きだった清仁軒の店主さんは、群馬だけでなく東京の有名店などで食べ歩く日々を過ごしていたそうです。
そんな中地元でついに出会った最高の味。それが清華軒の塩ラーメンとラーメンでした。
その味に惚れ込み2013年5月に弟子入りし修行を開始、そして清華軒の休業をきっかけに独立しました。
全国津々浦々のラーメンの味を知り尽くし、必死に先代から学んだ店主さんだからこそ、嘘偽りのない「本物のラーメン」が作れるのですね。
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実はこの清華軒、100万PV超を記録したWebマンガを原作に持つ映画「ラーメン食いてぇ!」のモデルになったお店でもあります。
そんな名店中の名店が閉店した時の常連さんのショックは計り知れませんが、清仁軒がしっかり、忠実にその味を守り続けています。
いざ清仁軒へ!
赤い屋根に白い壁と、どことなく赤白帽を思い出させる外観で、こじんまりしながらも清潔感があります。
混雑時は行列ができるほどで、満席の場合は名前を書いて店舗外で待ちます。
今回は休日のお昼時にお邪魔しましたが、とにかく客足が絶えません!長居をするというよりは、ふらっと立ち寄り絶品ラーメンを黙々と食べて、心も体も満たされて帰るお客さんが多い印象でした。
店舗を入ってすぐに券売機があります。
お店自体は2017年オープンで新しいですが、こういう日本の昔ながらのスタイルで注文できるのは粋ですね。
壁には清仁軒「おみやげラーメン」のポスターが。もちろん生麺です。
自宅で気軽に本格的な味を堪能できますよ!県外の知り合いへの贈答品としても喜ばれそうですね。
店内にはテーブル席(2人がけ)が2席、カウンターが8席あります。
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ご飯ものも充実!清仁軒のおしながき
今では清華軒のスープと同じ味と言われるまでになった、懐かしの醤油ラーメンと塩ラーメンは定番メニュー。
他にもワンタンメンや味玉ラーメン、塩チャーシューワンタンメンなど、好みやその日の気分に合わせてチョイスできるラインナップです。手打ち麺と細麺から選べますよ。
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ラーメンは、謹製カレーやぶっかけもつご飯とセットにもできます。
「燻製(くんせい)」ではなく「謹製(きんせい)」。
心を込めて、つつしんで作られた物、という意味だそうです。ん〜奥が深い。もつ煮は単品で、ぶっかけもつ丼としても注文できます。
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瓶ビールや缶角ハイボール、缶チューハイなどのアルコール類や、ちょっとしたおつまみも提供しています。
初来店ならまずは看板メニューを試すべし!
筆者もご多分に漏れず、定番の醤油ラーメンと塩ラーメンをいただいてきました。
手作りチャーシューには、群馬ならではの下仁田ポークを使用。絶妙な脂身とお肉の柔らかさがたまらない逸品です。
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塩ラーメン(手打ち麺)
醤油味と並ぶあっさり系ラーメンの王道、塩ラーメン。
毎日約4時間かけて、たった70食ほどしかできない手打ち麺は、もはや幻のラーメンです!具材はシンプルにチャーシュー、なると、メンマのみ。スープの旨味を上手に引き立てています。
透明度抜群の一口スープをすすると…雑味一切なしのコクとさっぱり感。バランスが取れています。やばい…旨すぎる!
少し縮れた厚みがある手打ち麺はスープに絡みやすくもっちもちです!
この手打ち麺は清仁軒の特製で、清華軒の伝統を踏襲しつつもオリジナリティを出すためにアレンジされたそうです。
醤油ラーメン(細麺)
続いて、黄金色に輝く醤油ラーメンが着丼。他のメニュー同様、全て手作りにこだわり妥協は一切ナシ。
時間をかけて丁寧に調理されています。豚骨と鶏皮をじっくりコトコト煮込んだスープは肉の臭みが全くなく、毎日でも食べたくなるような、優しく懐かしい味わいです。
あっさり系ラーメンは細麺派!という人に特におすすめの一品ですよ。
清仁軒の店舗情報
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定休日:水曜日、第1・第3木曜日
住所:群馬県高崎市本町117-3
電話:027-327-3737
駐車場:あり(無料・4台)
※近隣にコインパーキングもあり
アクセス:
車 関越自動車道高崎ICより約15分
電車 JR信越線北高崎駅より徒歩約10分
まとめ
伝説となった老舗ラーメン店、清華軒の味と精神を継承する清仁軒。
約60年にわたり世代を超えて愛された、かつての清華軒の常連客も足繁く通います。
素朴で飾り気がないからこそ難しい。
そんなスープの味をとことん突き詰め、自慢の麺やチャーシューとあわせて渾身の一杯を作り出しています。
清華軒のレジェンドを知っている人も知らない人も、ぜひ一度足を運んでその「シンプルで奥行きのある」味を体感してくださいね。
※情報は取材当時のものです