「たぶん世界一濃厚なプリン」玉子屋やまたかの「天国のぶた」は本当に濃厚だった
創業40年を迎える、みどり市の玉子屋やまたか。
玉子焼きの専門店から始まり、現在はスイーツも販売しています。
インターネットの通信販売では、数か月待ちという人気ぶりを記録したこともあるという、話題のスイーツ「天国のぶた」。
見た目からも濃厚さが伝わってくるような、鮮やかなオレンジ色です。
原材料にも、たいへんこだわっています。
玉子焼き屋さんなのに、スイーツも大人気。
「お店の味を求めてお客様が来てくれるのだから、今の味は絶対に変えない」との力強い言葉が印象的でした。
今回は、玉子屋やまたかをご紹介します。
玉子一筋の職人が選び抜いた玉子
長年、玉子を見続けてきた職人が選んだ玉子は2種類。
コクが深い玉子、香りが良く素材を引き立てる玉子。これを商品によって使い分けているのだそうです。
玉子を選ぶうえでの絶対条件は、化学物質飼料を使わず、自然飼料で育った鶏が産んだ玉子であること。
玉子かけご飯にすると一番味がわかるため、全国各地の玉子を食べ比べたそうです。
「自分の大切な家族に食べさせたくない商品は作らない」という信念のもと、原材料を厳選しているのです。
無添加・無着色・保存料なしなのも嬉しいですね。
お店を入って真っ先に目に入る、お店のシンボルマーク。
ひとつとして、同じ玉子はないという意味から、卵の黄身のグラデーションになっています。
広いエントランス部分にも、大きな暖簾がかかっていますよ。
好き嫌いがはっきりわかれる「天国のぶた」
スペイン アンダルシア地方には、「トシーノ・デ・シエロ」という伝統菓子があります。
これを和訳すると「天国のぶた」となるのです。
玉子の黄身だけでつくられ、独特のこってりとした濃厚さが特徴のプリン。
“たぶん世界一濃厚なプリン”「天国のぶた」で再現しました。
通常のプリンと違い、牛乳や生クリームは使用していないので、玉子の香りや味がしっかりとわかります。
ゆえに万人受けしない、好き嫌いがはっきりわかれる商品になっているのだそうです。
あえて一部の人に向けての商品をつくるという、奇抜な発想。
それも人気のひとつなのかもしれませんね。
味だけじゃない、見た目にも特徴が
プリンのふたに貼ってあるラベル。ラベルは12種類あるそうですが、どれも面白いひと言が書かれています。
たとえば「ふたくちが げんかいだ」「地獄にも差し入れてあげたいね」など。思わず笑ってしまいます。
ランダムで入っているので、ぜひ全種類見てみたいですね。
おいしい食べ方として、よく冷やして食べて下さいと説明があります。
たいへん甘く濃厚なためです。
カラメルはほんのり苦みがあるので、一緒に食べるとまた違った味わいになります。
クセになるこの味。まずはひと口、食べてみてください。
(写真提供:玉子屋やまたか)
こちらのプリンもオススメ!
玉子焼き屋さんの玉子焼き
店頭限定販売として「焼きたて手焼き玉子」と、「焼きたて手焼き玉子ネギ塩」の2種類があります。
どちらも、お出汁がジュワッとしみ出してきます。
カツオと昆布の出汁が効いていて、ほんのり甘い江戸前の玉子焼き。
貝柱と鶏ガラのエキス、2種類のネギがたっぷり入ったネギ塩。
どちらも、さすが玉子を焼き続けて40年の技です。
タイミングが良ければ、店内で焼いているところを見られますよ。
(写真提供:玉子屋やまたか)
食べればわかる「ふあふあ」の食感
ふわふわではなく、あえて「ふあふあ」と表現する、玉子屋やまたかのシフォン。
(写真提供:玉子屋やまたか)
ふあふあの決め手はメレンゲ。
いくら同じ材料を使っていても、メレンゲの状態しだいで、まったく違う食感のシフォンになってしまうといいます。
店頭には定番商品から季節商品まで、20種類近くが並びます。
どれも素材の味を感じることができますよ。
ふあふあしっとりのシフォン。シフォンの概念が変わるかも!?
玉子屋やまたかの「天国のぶた」は本当に濃厚だったまとめ
今回紹介したスイーツのほかにも、人気商品がめじろ押しです。
お近くに立ち寄られた際は、ぜひ玉子屋やまたかのスイーツをお試しあれ!
【取材協力】
玉子屋やまたか
営業時間:10:00~18:00
定休日:日曜・祝日
H P:http://www.tamagoya-yamataka.com/
TEL:0277‐76‐1389
住所:群馬県みどり市笠懸町鹿2965‐7