般若心経が書かれたありがた~い麺!新田乃庄の「法燈(ほうとう)」を実食!太田市寺井町
小麦が特産品でもある群馬県には、粉もの…特にうどんや麺類が豊富。
「おきりこみ」や「ひもかわ」など、独特の麺文化を誇ります。
そんななか、太田市に店舗を構える「新田乃庄」では、風変りな麺が購入できると話題に……!
それはなんと、般若心経が書かれた麺!
今回はその麺を実際購入し、いただいてみました。
僧侶たちも食べていた「法燈(ほうとう)」
麺の食文化が伝えられた頃は、高貴な人の食べ物であった「ほうとう」や「うどん」。
僧侶たちは、「ほうとう」が「法燈(法の燈、つまりありがたい教え)」と同じ発音であることや、ほうとうの形状が木簡や竹簡に似ていることに着目し、麺に般若心経を書き写して読みながら食べたといわれています。
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そんな「法燈」の歴史と文化を今も受け継ぎ、作り続けているのが、太田市にある「新田乃庄」さん。
店舗内で麺を販売されているとのことで、購入しに行ってみました。
こちらではオリジナルの麺類が多数販売されているほか、店内での食事も可能。
名物・おきりこみはもちろん、この土地ならではの料理が存分に楽しめます。
ただ、今回お目当ての「法燈」は店頭販売のみ。
入ってすぐに販売所がありますので、食事はしなくても購入できます。
「法燈」を調理してみた
こちらがウワサの「法燈」。
3食入りで1620円(税込)でした。
1食あたり540円程度ですね。封を開けてみると…
その姿がお目見え!幅2.5cm程度の麺に、般若心経がつらつらと……これはスゴイ。
麺は1食分ずつ包装されており、スープも添付されています。
「召し上がり方」もついていました。
こちらを読んで調理すれば失敗はなさそうなので、安心です。
「まず包装を開け、まな板(厚紙でも可)の上に文字を上にして、そっと広げます。
般若心経を行の順番に何度か読み、意味も確認します」と記されているので、そのとおりにしてみました。
こうやって並べてみると、これが麺で、これから食べようとしているもののようには見えませんね。
ちなみに、この般若心経はカラメル色素で書かれているので口に入れても害はなく、熱しても消えないそうです。
早速、茹でてみます。
本来は野菜などの具材を入れるそうですが、今回はあえて具は入れずに調理。
グツグツと煮えたぎるお湯のなかで、般若心経が踊ります。
なかなかシュールな光景です。
1人前の麺を700ccのお湯で10分ほど茹でました。
柔らかくなった麺に、しっかり般若心経の文字が残っています。
ここに添付のスープを投入し、器に盛れば完成です!
いざ実食!「法燈」のお味は…?
見た目は不思議な感じですが、醤油ベースの良い香りが漂います。
麺は、ほど良い薄さで切れることはなく、もっちりとした食感も楽しめます。
また、スープもただしょっぱいだけではなく、ほど良い甘みとうま味が感じられ、野菜などにとても合いそうな味わい。
きっと、具材を入れればもっとおいしくいただけるんでしょうね!
おかげさまで、スープまで全部飲みほしてしまいました。
ごちそうさまでした。
こちらをいただけば、般若心経を唱えたも同然……!
そう考えると食も進みますし、何より本当においしいです。
賞味期限も3カ月ほどありましたので、贈答品やお土産品として最適ですね。
まとめ
また、般若心経以外にもぐんまちゃんが描かれた麺などもあるほか、好きな文字を麺に印字してくれるサービスもあるよう。
こちらももちろんカラメル色素での印字なので安心ですし、プレゼントしたら喜んでもらえそうです。
「法燈」はネットショップでも購入可能
(http://www.47club.jp/12M-000044fdx/goods/detail/10075831)。
ぜひお試しあれ!
■新田乃庄 寒山亭
住所:太田市寺井町690-2
電話:0276-37-4711
営業時間:11:00~22:00(年中無休)