前橋市の老舗御菓子司新妻屋|上州銘菓下馬将軍にアマビエ菓子も話題
前橋市にある老舗和菓子店「新妻屋」。江戸時代前期の幕臣であり、上野国前橋藩主であった酒井雅楽頭(酒井忠清)にちなんだ銘菓や、最近では疫病をおさめるといわれる妖怪アマビエにちなんだ菓子などを提供し話題を呼んでいます。
素材や伝統にとことんこだわった絶品を生み出す、明治15年の創業の老舗菓舗「御菓子司新妻屋」をご紹介しましょう。
群馬の地元銘菓「新妻屋」
創業1882年(明治15年)、およそ140年の歴史を持つ老舗菓舗「新妻屋本店」。JR前橋駅から徒歩数分という好アクセスに立地しています。
選び抜かれた素材を生かし、伝統の製法でさまざまな和菓子を生み出します。どのお菓子も丹念、真心込めてつくられた絶品なんですよ!
新妻屋の絶品お菓子く
今回いただいてみた銘菓をご紹介しましょう。
看板商品「上州銘菓下馬将軍」
まずは新妻屋を代表する「上州銘菓下馬将軍」。3代目の店主さんが地元の銘菓として考案されたという、卵煎餅です。4代将軍・徳川家綱のもとで幕政の最高職である大老を務めた酒井雅楽頭忠清の異名下馬将軍にちなんで、下馬札の形に焼き上げられています。
昭和26年の茶会に登場して以来、長く愛される銘菓ということでいただいてみました。
少し硬めの鶏卵煎餅は、かみごたえ抜群。小麦と卵の、どこかなつかしい甘味が口の中に広がります。
大小2種類の大きさがあるので、用途に応じてチョイスできるのが嬉しいですね。
小(1袋)324円(税込)
大(1袋)497円(税込)
どら焼
こちらは「どら焼」。たっぷりの卵に2種の粉を合わせたという、しっかりした生地の間に、大納言小豆の甘めの粒餡がたっぷり詰まっています。
食べごたえがあり、大満足のおいしさで、お土産にも喜ばれること間違いなしです。
お値段1個162円(税込)
溶けないアイス「くずバー」
溶けない「葛アイスバー」もありました。極軟の葛ようかんに果物の蜜漬けを合わせて凍らせたお菓子で、味は蜜柑と群馬県産やよいひめを使用した苺の2種類。
フルーツの味わいがたまらない、夏に涼しくなる嬉しいスイーツです。
お値段1個248円(税込)
上州わらべ
「わらべ」は自家製ラムレーズンを合わせた黄身餡を焼き上げて作られる、和洋折衷の小さな焼き菓子です。上には桃色の金平糖があしらわれています。
お値段1個97円(税込)
疫病を退ける妖怪アマビエの菓子
そして、新型コロナウイルス感染症の拡大にともない、注目を集めている妖怪アマビエにちなんだ和菓子も!
生菓子は煉切製+こしあんで、パステルカラーの上品なフォルムで登場です。
口の中に入れると幸せな味わいが広がります。これで疫病退散祈願もできちゃう?
お値段1個248円(税込)
アマビエ菓子は、黄味餡とみじん粉を混ぜた桃山生地製+こしあんの焼き菓子もあります。
そのほか豊富なラインナップ
今回チョイスしたメニューのほかにも、ラインナップ豊富。
生糸の原料である蚕に因んだ繭型のおまんじゅう「繭玉まんじゅう」に、和三盆糖や麦焦がしなどを使った素朴な味わいの一口菓子「茶々丸」、下馬札や栗を模った最中に栗饅頭があります。
また前橋市産の黄金千貫と紅あずまを使ったスイートポテトは、赤城の恵ブランドにも認定されています。
前橋市の赤城の恵ブランド認定品「風の子守唄」を扱う菓舗「長井屋製菓」もおすすめですよ!
御菓子司新妻屋店舗情報(営業時間・アクセス・駐車場)
営業時間:9:00〜19:00
定休日:水曜日
住所:群馬県前橋市表町2-19−9
電話:027−221−5222
駐車場:あり(無料・5台)
アクセス:
車 関越自動車道前橋ICより約15分
電車 JR前橋駅北口より徒歩約3分
下馬将軍と茶々丸は通販でも購入可能
鶏卵煎餅「下馬将軍」と、一口菓子「茶々丸」はオンラインストアでも購入できます。新妻屋BASE店にアクセスしてみてくださいね。
まとめ
前橋を代表する銘菓「下馬将軍」をはじめ、妖怪アマビエにちなんだ和菓子など、さまざまお菓子を生み出す「新妻屋」いかがでしたか?
前橋の地で店舗を構え1世紀以上もの間、地域の人に愛される群馬を代表する老舗菓舗です。
どのお菓子もこだわりの原料を使ったこだわりの銘菓ばかり。
自宅で食べるもよし、お土産や贈答品にもぴったりです!
前橋市に2店舗あり、電車でも車でも行きやすいお店なので、ぜひ足を運んでそのおいしさを味わってみてくださいね。
※情報は取材当時のものです