※当サイトはプロモーションが含まれています

喫茶ル・コワン|店内には3万冊ものマンガがずらり!喫茶メシにもこだわる名店

高崎市飯塚町。喫茶ル・コワンは、約40年にわたりこの地で営業を続けています。実はこのお店、今では当たり前になったマンガ喫茶の先駆け的な存在とも言われているんです。

素朴な喫茶店をなかなか見なくなった今日このごろ。懐かしの喫茶メシが妙に恋しくなって、お店にお邪魔してきました。あの高崎絶メシリストにも掲載されているお店ですよ。

喫茶ル・コワンの誕生秘話

ル・コワン 看板
©https://tabelog.com/gunma/A1001/A100102/10000255/

ル・コワンという店名。気になって調べてみたらフランス語の「曲がり角」という意味だそうです。この名前にどんな思いが込められているんだろうなと思いを馳せながら、お店に向かいました。

まずは少し、地元で愛され続けるル・コワンの誕生秘話を紹介しましょう。

今からさかのぼること40年ほど前。牛乳の販売店を営んでいた店主さんが喫茶店への看板替えを決意し、高崎の老舗カレー店「からゐや」でお店の経営や料理の作り方、コーヒーの淹れ方を徹底的に学んだ後、独立したそうです。

オープン当初は、プリンやパフェなどのスイーツを中心に提供していました。しかし会社員のお客さんが増えるにつれ、オムライスのような食事も出してほしいというリクエストが多くなり、それに応えることで今の軽食中心の喫茶ル・コワンへと進化したそうです。食事もできる喫茶、つい長居してしまいそうですね。

喫茶ル・コワンに到着

ル・コワン 店舗

お店の前の「ル・コワン」の看板がなければ、一瞬誰かのお宅かと間違ってしまいそうでしたが、店舗はすぐに見つかりました!

広々とした駐車場を持ち、1階建てのレンガ造りを思わせる落ち着いた外観。建物は今から10年ほど前、市の区画整理に伴って新しくなったとのことです。

ル・コワン テーブル

ル・コワン カウンター

店内は中心にオープンキッチンが設置されていて、それを取り囲むようにテーブル席とカウンターがあります。照明は明るく開放的な雰囲気。掃除も行き届いているので清潔感もありますよ。

真剣に料理をする店主さんを眺めながら、そして時に他愛もない会話を交わしながらまったりと過ごす時間。居心地が良すぎて居眠りしてしまいそうになります(笑)。

絶メシに登場している美味しいお惣菜が有名な小田原屋はこちらの記事をチェック!

3万冊強の蔵書を誇るマンガの宝庫が店内に!

ル・コワン

カウンター席の後ろ、店内奥に掛けられているカーテンをくぐると…そこにあるのはマンガ専用ルーム。

およそ8畳の広さに、懐かしいマンガ作品がタイトルごとにきれいに整頓され、所狭しと並べられています。その数なんと3万冊強!中には色あせたマンガ本もあり、長い年月を感じさせます。

この大量のマンガの蔵書、ご主人の趣味かと思いきや全部地元の大学生さんが持ち寄ったものなんです。ル・コワン開店から2〜3年経った頃、とある高崎経済大学の学生さんが「溜め込んだマンガを引き取ってほしい」と依頼に来たそうです。その依頼を受けたところ、その後も大学生が続々と、処分に困ったマンガを持ってきた結果、今の蔵書数に膨れ上がったとのこと。

今のようにインターネットがないあの頃、マンガにはまっていつの間にか下宿先の部屋がマンガ本でいっぱいになってしまった…そんな様子が目に浮かびました。

当時この辺りには1人暮らしの学生が多く住んでいたようで、ル・コワンはそんな彼らにとっても、ちゃんとした食事が食べられる学食のような存在だったのですね。

このマンガ専用ルーム。一般的なマンガ喫茶とは違い場所代は取りませんが、基本的にお店に入る時はワンオーダーをお願いしますね!

絶品喫茶メシを実食

今回筆者が注文したのは、喫茶メシの王様と女王様!と言っても過言ではない2種類。早速紹介しましょう。

ナポリタン

ル・コワン ナポリタン

喫茶店でこれがなきゃ始まらない!というのがナポリタン。ル・コワンでも一番人気のメニューです。ル・コワンのナポリタンは結構ボリュームがあります。

具材はタマネギ、ピーマン、マッシュルーム、ベーコンとオーソドックスながら、それぞれが役割を果たし、ソースの味を引き立てています。ル・コワンのトマトソースはオリジナルトマトソースとケチャップを半々で混ぜたもの。

ケチャップの甘さが全面に出すぎず、程よい酸味も感じられました。子供から大人までみんなにウケが良さそうです!スパゲッティの茹で具合もしっかり計算されていて、適度なコシと噛んだ時のモチっとした食感が絶妙でした。

この量とクオリティにも関わらず、お値段600円(税込)は驚きです。

カレーライス

ル・コワン カレー

欲張ってもう1品いただいたのは、みんな大好きカレーライス。辛さは2・3・4倍から選べます。大きなお皿になみなみと盛り付けられたカレールー。ご飯はお茶碗3倍分ぐらいありそうです!

ル・コワン カレー

カレーの具材はカットが小さめで、なおかつじっくり煮込まれているのでトロトロ。お野菜もたっぷり入っていて、辛みの中に感じられるまろやかで深い甘味が引き立っていました。やっぱり日本のカレーはこうでなきゃ!と思わせてくれるお味でした。

ご飯の炊き具合も固さ加減がちょうど良く、濃いめのカレーとの相性抜群です。こちらもお値段600円(税込)、おトク感がありますね。

カレー好きの方には、こちらもおすすめです。

ル・コワンのその他メニュー

食べられる喫茶ル・コワン。王道メニュー以外にも豊富な取り揃えでお客さんの胃袋をグッとつかんでいます。全ては載せきれないのですが、いくつか見てみましょう。

ル・コワン メニュー

喫茶店といえばコーヒーや紅茶。香り高く後味スッキリのコーヒーはサイフォンで抽出しています。子供の頃を思い出すクリームソーダフロートも見つけました!

ル・コワン プリン・アラモード
©https://tabelog.com/gunma/A1001/A100102/10000255/

軽食中心のお店になっても、開店当初から作り続ける甘味は健在です。パフェプリンに加え、ホットケーキレアチーズケーキなど、甘党の人にはたまらないメニューが並びます。

ル・コワン 冷製和風スパ
©https://tabelog.com/gunma/A1001/A100102/10000255/

お食事系メニューはスパゲッティ、ご飯物、ピラフがそれぞれ数種類ずつありバラエティ豊か。今回は食べられませんでしたが、冷製和風スパがとても気になりました。

そして喫茶店でもう1つ欠かせないのが、トーストサンドイッチメニュー。もちろんル・コワンでも店主さんが丹精を込めて焼いています。

トーストは甘い系のトーストからチーズ、ベーコントーストまで、サンドイッチはなんと7種類!お客さんのリクエストに応え続けてメニューを拡大していった、店主さんの優しさを感じました。

ル・コワン 店舗情報

ル・コワン 入口
©https://tabelog.com/gunma/A1001/A100102/10000255/

営業時間:10:00~20:00(ラストオーダーは19:00)

定休日:土曜日・日曜日(祝日は営業)

住所:群馬県高崎市飯塚町472-10

電話:027-363-1698

駐車場:あり(無料・数台)

アクセス:
車 関越自動車道前橋ICより約10分
電車 JR信越線北高崎駅より徒歩約10分

公式Facebookページ:https://www.facebook.com/pages/

 

まとめ

ル・コワン パフェ
©https://tabelog.com/gunma/A1001/A100102/10000255/

店主さんと奥さんが二人三脚で営業を続ける喫茶ル・コワン。地元の大学生が処分しきれなくなったマンガを引き取って、それをお店のお客さんも読んでもらえるよう、マンガ専用ルームで丁寧に保管しています。

こだわりの喫茶メシは、旨いのはもちろんコスパも最高です!ゆったりと流れる至福の時間を過ごしに、あなたもぜひ足を運んでみてくださいね。

※情報は取材当時のものです






最初のコメントをしよう

必須