桐生宝徳寺の月替り御朱印と風鈴祭りや床もみじで移り行く四季を満喫
群馬県桐生市の山間にある宝徳寺。年間を通じて様々なイベントがあり、多くの人でにぎわいます。
永代供養やペット供養のお寺としても知られており、豊富な種類の御朱印も人気。新緑の季節や紅葉の季節には床もみじも有名な、桐生市にあるお寺「宝徳寺」へ足を運んでみました。
宝徳寺の由来
宝徳寺は室町時代の宝徳年間、1450年頃に建立された禅寺です。臨済宗大本山建長寺第73世物印大光禅師を開山とし、桐生地域の領主であった、桐生佐野正綱公によって創立されました。
桐生城の裏口を守るためにこの地に建てられたともいわれ、現在の本堂は2002年に新築されています。
四季折々の美しい床もみじ
宝徳寺では春と秋に美しい「床もみじ」が特別公開されます。本堂の床に鮮やかに映る100本以上ものもみじは圧巻です。
春と秋に期間限定で見られる床もみじ、一度は見てみたい宝徳寺の風物詩です。
全国的にも床もみじの見られるところは少なく、自由に写真を撮影してSNSなどにアップできるのは宝徳寺だけといわれています。来年はぜひ見てみたいですね!
新緑の床もみじとぼたんまつり
百花の王・牡丹が咲き誇る春、新緑が28畳分の床に写りこむ壮大なスケールの「新緑の床もみじ」が見られます。またこの季節ならではの新緑とともに境内で咲き誇る花を見られる「ぼたんまつり」が開催されます。
2019年の新緑の床もみじ公開とぼたんまつりは4月27日から5月6日まで開催されました。
開催期間:毎年4月下旬~5月上旬
夏の床もみじ
7月と8月のうち、期間限定で夏の美しい光景が床に移りこむ「夏の床もみじ」も開催されます。2019年は7月1日から7日までと、8月1日から7日まで特別公開されました。
こちらの期間を含み、7月から8月にかけて「風鈴まつり」も開催されますので、そちらについて詳しくは後述します。
紅葉まつり床もみじ
そして宝徳寺の代表的イベント、本堂床に美しく色づいた紅葉が映る「秋の床もみじ」。毎年11月に本堂が特別公開され「紅葉まつり」も同時開催されます。
赤や黄色の美しい紅葉がピカピカの床に映し出される姿は圧巻です。
令和初の床紅葉は11月9日から開催されました。当初11月23日までだったのが、紅葉の色づきが遅かったため、28日まで延長されました。
開催期間:毎年11月上旬~11月下旬
夏には風鈴まつりが開催
宝徳寺では夏になると、境内にたくさんの風鈴が飾られ、風流な気分にひたれる「風鈴まつり」も開催されます。多くの見物客が涼を求め風鈴を見に足を運びます。
山門をくぐり奥へ進むと参道に無数の風鈴が飾られています。風に揺られ美しい音色が響きわたります。
2019年の風鈴まつりは2019年7月1日から9月8日までと、こちらも当初の期間を延長して開催されました。
ご覧ください。こんなにもたくさんの風鈴が参道を飾る美しい光景が広がります。
開催期間:毎年7月上旬~8月下旬
種類豊富な御朱印は限定御朱印や月替わり御朱印も
また、宝徳寺は基本の御朱印をはじめ、イラスト入りの御朱印、また季節を感じる月替わりの御朱印、風鈴まつり限定御朱印など、種類豊富な御朱印がいただけるお寺としても人気です。
紅葉や風鈴などで四季の移り変わりを感じながら、訪れるごとに御朱印をいただいてみてはいかがでしょうか?
大人気!種類豊富四季折々の御朱印
基本の御朱印をはじめ、文字のみ、アート御朱印など、拝した人の思い出に残るような個性的で心が込もった御朱印を授けてくれます。
また、宝徳寺には月替わりの御朱印もあります。季節の良さを存分に感じられる風情ある御朱印もあれば、お子様が塗り絵で仕上げられる御朱印もあり、実にバラエティに飛んでいます。
もちろん御朱印帳も販売していますよ。
御朱印対応時間:9:00~16:00
(火、金曜日を除く。ただし祝日は受付あり)
※11月の紅葉まつり期間中は書置きの御朱印のみとなります。
※御朱印について、お寺へのお問い合わせはご遠慮ください。
群馬県内で御朱印巡りをしたい方はこちらの記事がおすすめ!
ラインスタンプも販売中
宝徳寺では、LINEストアにおいて可愛らしいお地蔵様のラインスタンプも販売しています。
様々なシチュエーションで使える愛らしいスタンプばかり。価格は120円、下記より購入できるので、チェックしてみてくださいね!
LINEストア販売ページ:https://store.line.me/stickershop/product/1536619
もちろん供養や仏事も
宝徳寺では供養をお寺に託す永代供養合葬納骨の相談もできます。以前の宗旨宗派不問で檀家になる必要はなく、年会費もかからないため、墓仕舞いなどでお悩みの方はもみじの美しいこのお寺で供養されるのもいいかもしれません。
もちろん個人での永代供養も相談でき、お1人からご夫婦・ご家族・友人同士・ペットとの納骨も可能です。位牌の永代供養もあります。
またペットの供養もできます。合祀合葬墓で年2回の合同供養を行ってくれます。また個別での法事も可能です。
寺院内にある施設
本堂の造りは室町時代に京都の臨済宗を中心に盛んだった禅宗方丈様式で、関東でも珍しいものとなっています。貴重な床もみじもこちらの本堂で見られます。
また水を用いずに石で山水の趣を感じられる庭園「枯山水」や襖絵の双龍、客殿、原爆の残り火が文火されている平和の火、昼間につく除夜の鐘として有名な鐘楼に、なで地蔵・ほほえみ地蔵・よろこび地蔵・しあわせ地蔵など、お地蔵さまもたくさん迎えてくれます。
宝徳寺施設情報・営業時間・アクセス
御朱印所対応時間:9:00~16:00
住所:群馬県桐生市川内町5丁目1608
電話:0277-65-9165
※御朱印や床もみじ特別公開について個別のお問い合わせはご遠慮ください
アクセス:
車 北関東自動車道「太田桐生IC」「伊勢崎IC」より約30分
電車 JR「桐生駅」北口よりバスで20分~25分「宝徳寺入口」下車
駐車場:あり(通常時無料・紅葉まつり開催期間中など一部有料期間あり)
※床もみじ特別公開期間などは臨時駐車場が設けられる場合もありますので、詳細は公式HPで都度ご確認ください。
第1駐車場21台(宝徳寺入口正面)・第2駐車場42台(宝徳寺入口より100m)
まとめ
群馬県桐生市、日本国内でも珍しい床もみじが見られる宝徳寺いかがでしたか?
春と秋の風物詩床もみじにぼたんまつりと紅葉まつり、そして夏の風鈴まつりに夏の床もみじ。
宝徳寺紅葉まつり明日から23日(水)まで開致します。本堂フルオープンで美しい床もみじをご覧頂けます。今日は小雨ですが雨の紅葉もきれいです!カメラ持参で来山くださいね。 #宝徳寺 #群馬紅葉 #紅葉狩り #御朱印 #床もみじ pic.twitter.com/waMPn3B400
— 宝徳寺ぼたん&もみじ寺 (@houtokuji_) 2016年11月11日
四季折々の光景を楽しめる全国でも珍しい床もみじとともに、かわいい御朱印やラインスタンプなどでも人気のあるお寺です。
季節ごとの宝徳寺を満喫しに訪れてみてくださいね。
※情報は取材当時のものです