東吾妻町自転車型トロッコ|自然や風景を満喫しながら廃線になった吾妻線の歴史を巡る旅
吾妻渓谷沿いを走っていたJR吾妻線には八ッ場ダムの誕生で廃線となってしまった線路があります。
そんな、現在は廃線となってしまった線路の一部を、で自転車型トロッコ走る体験ができるようになるのをご存じでしょうか?
四季折々の吾妻渓谷の美しさを堪能できる東吾妻町自転車型トロッコをご紹介しましょう。
八ッ場ダム建設のため、失われた吾妻線
JR吾妻線は榛名山の北麓を流れる吾妻川沿いを走る渋川から吾妻郡嬬恋村までを結ぶローカル路線。
吾妻川に八ッ場ダムを造ることにより岩島駅から長野原草津口までの間がルート変更になり、かつての線路は廃線となってしまいました。
そして、廃線となった吾妻線の一部を活用し、周辺の風景や自然を満喫してほしいという願いから東吾妻町自転車型トロッコプログラムが誕生しました。
まるで電車の運転手のような体験をしながら、自転車でかつての線路を散策できます。
電動アシスト付き自転車型トロッコで廃線を巡ろう!
散策用には電動アシスト付き自転車型トロッコを使用します。
こちらがその自転車。線路の両方を自転車2台で走ります。
電動なので上り坂でも大丈夫!
自転車のペダルをこぐことができる身長(130㎝前後)と体力のある人が利用できます。
©https://www.youtube.com/channel/UC4dM2mZiV6pwmrvPz45C2Qg
小さなお子さんは1人乗り補助シートが真ん中につけられるので安心。
1つの車両1台定員2名、補助シートを利用すれば3名での利用が可能になります。
1人での利用はできないので注意してくださいね!
親子3人で吾妻の大自然を満喫できますよ。
群馬には電車内で食事を楽しめるこんなレストランも!
コースは2種類
©https://www.youtube.com/channel/UC4dM2mZiV6pwmrvPz45C2Qg
2020年5月に開通するのは2種類。渓谷コースと田園コースになります。
渓谷コース
©http://toshin-iot.sakura.ne.jp/wp/railwayinfo/
2020年5月より雁ヶ沢駅から樽沢仮回転場までが運行開始となる渓谷コース。
このコースには吾妻線で有名だった日本一短い樽沢トンネルもあります。
新緑や紅葉シーズン、渓谷とともに美しい風景が楽しめます。
2030年には八ッ場ダムの直下までコースが伸びる予定なので、壮大なスケールのダムを眺望できるようになります。
八ッ場ダムの詳細はこちらの記事をチェック!
田園コース
©http://toshin-iot.sakura.ne.jp/wp/railwayinfo/
のどかな田園風景が広がる田園コースは比較的距離が短いコース。
行きは下り、帰りは上りのコースですが電動アシスト付き自転車型トロッコなので楽ちん。
近代的なデザインの第2吾妻川橋梁が眺望でき、ここで折り返しになります。
吾妻線でしか見られない雁ヶ沢の半斜ちょう式架線が見られます。
東吾妻町自転車型トロッコ 申し込み方法等の詳細情報
東吾妻町自転車型トロッコへの乗車は吾妻峡周辺地域振興センターで申し込みできます。
営業時間:8:30~17:15
利用料金:渓谷コース2,000円 田園コース1,000円
住所:群馬県吾妻郡東吾妻町松谷868-1(道の駅あがつま峡近く)
電話:0279-68-2111(東吾妻町まちづくり推進課)
駐車場:あり(無料・16台)
アクセス:
車 関越自動車道渋川伊香保ICより約50分
電車 JR吾妻線岩島駅よりバス4分、徒歩1分
道の駅あがつまは温泉やグルメも楽しめる観光スポットです!
まとめ
©http://toshin-iot.sakura.ne.jp/wp/railwayinfo/
歴史を刻んできたJR吾妻線の廃線になった線路を自転車型トロッコで散策できるプログラムが始まります。
美しい渓谷美を魅せる吾妻峡とのどかな東吾妻町の田園風景を楽しめる2つのコースが楽しめる東吾妻町自転車型トロッコ。
風を切りながら肌で大自然を満喫できます。電動アシストの自転車なので上り坂でも大丈夫!
予約が優先になりますので乗ってみたい人はまずは吾妻峡周辺地域振興センターに連絡を入れてみて下さいね!
四季折々の美しさ見せる吾妻の魅力を堪能しましょう!
※情報は取材当時のものです