【日本のへそはどこか?】日本のへそは群馬県渋川市にありました
日本の中心いわゆる「へそ」とされる場所は全国にいくつもありますが、群馬県にもへそで有名な場所があります。
夏にはへそ祭りもおこなわれる【日本の真ん中・日本のへそ渋川市のへそ】にまつわる魅力を紹介します。
日本の真ん中は群馬県渋川市
渋川市といえば、伊香保温泉など観光でも有名な街。
そして日本の真ん中へその街として知られています。
渋川市が日本の真ん中と言われる理由は、西暦802年に東方遠征の途中で坂上田村麻呂がこの地を訪れ、日本の中心と決めへそ石を置き、それを村人が大切に信仰してきました。
また、日本最北端の宗谷岬と最南端の鹿児島佐多岬を線でむすんだ中心点がちょうど渋川市、つまり「日本のへそ」というわけです。
渋川市が日本の真ん中、へそと言われるにはこのような理由があるのです。
日本のへそ渋川市のへそ石・へそ地蔵
渋川市内寄居町交差点付近にはへそ石・へそ地蔵があります。
北緯36度29分東経139度0分、日本のへそ中心標が立ち、ここが日本の中心という表示も。
日本のまんなかへそ地蔵
古くから日本の中心といわれる「へそ石」にちなみ、昭和59年に「へそ地蔵さん」が建てられました。
名前の通り地蔵さんの真ん中には大きな「おへそ」があり母と子のきずな、人間愛を象徴するおへそ。
感謝の気持ちでおへそをなでて合掌し参拝します。
ご利益は家庭円満、健康、安産、愛情、友情、縁談、学業向上など、へそ石の右側にはへそ地蔵の記念スタンプもあります。
臍石・臍地蔵(へそいし・へそじぞう) ストリートビュー
住所:群馬県渋川市渋川2110-2
TEL:0279-22-2111(渋川市観光課)
アクセス:関越自動車道下車、国道17号線下郷左折、県道33号線、
新町五差路右折後300メートル
日本のへそにちなんだ「へそまつり」
昭和58年「日本のまんなか緑の渋川」というキャッチフレーズから始まりました。
昭和59年、市街地を歩行者天国にして第1回へそ祭りを開催、また全国645市町村に向け「へそのまち宣言」をしたのが始まりです。
渋川へそ祭り
http://www.city.shibukawa.lg.jp/kankou/matsuri/matsuri/p000187.html
渋川市では日本の中心を歌い、毎年夏熱いへそ祭りが開催され6万人もの人が来場します。
お祭りでは太鼓やストリートダンス、歌唱ショーなどが開催されます。
可愛い子供たちの「ちびっこへそ踊りパレード」も開催されています。
へそ祭りのメイン「へそ踊りパレード」はとてもユニーク、おなかに顔の絵を描き皆で同じ衣装を着て街中を練り歩きます。
はら踊り、浴衣踊り、自由踊りの種類があります。
日本全国「へその街」
国内には渋川市以外にもわが街こそ「へその街」という土地があります。
兵庫県西脇市:
北緯35度、東経135度日本領土の中心に位置する西脇市には日本へそ公園や公園駅、へそモニュメント、特産品「日本へそのゴマ」栽培やへそマラソンなど、へそにちなんだまちづくりをおこなっています。
栃木県佐野市:
日本最北端の北海道宗谷岬と日本最南端の鹿児島佐多岬を線で結び、日本海側の中心と太平洋側の中心を線で結び、この二つの線が交わるところが栃木県佐野市となり、道の駅「どまんなか たぬま」として親しまれています。
山梨県韮崎市:
栃木県佐野市と同じように 日本最北端の北海道宗谷岬と日本最南端の鹿児島佐多岬を線で結びます。
しかしこちらは小笠原の南鳥島と沖縄県与那国島を直線で結び、この二つの線が交差する場所になり日本のへそといわれるようになりました。
長野県辰野町:
ゼロポイントとなる辰野町は緯度、経度ともに00度になる場所が40か所もあるため、日本の地理的中心という意味でへそを提唱しています。
長野県飯田市:
緯度と経度それぞれの人口分布を二等分する線上で緯度と経度が交差する場所を中央値中心と呼びます。
長野県飯田市が中央値中心近くにあるので、日本のへそと言われています。
岐阜県関市:
国土交通省による国政調査の人口重心で日本のへそと呼ばれますが、他のへそとは違い国勢調査をするごとに移動する傾向があります。
全国へそのまち協議会もあり、北海道から沖縄まで様々なへそをアピールする市町村が加盟しています。
北海道のへそ:北海道富良野市
福島のへそ:福島県本宮市
日本のまんなか:群馬県渋川市
日本列島の中心:栃木県佐野市
紀伊半島のへそ:奈良県吉野町
岡山のまんなか:岡山県吉備中央町
九州のへそ:熊本県山都町
沖縄本島の中心:沖縄県宜野座村
日本各地にはこんなにもたくさんのへそがあるのです。
日本のへそは群馬県渋川市まとめ
日本のまんなかへその町渋川いかがでしたか?
へそ祭りは県内外でも有名で毎年たくさんの観光客も訪れます。
市内にある小竹焼きまんじゅう総本舗ではへそまんじゅうも販売しています。
へそ地蔵さんはびっくりするような街中にあり、市民にとてもなじみ深いことがわかりますね。
日本中心が群馬県にあるのはとても誇らしいことです。
今年は夏のへそ祭りに参加し、日本の中心を感じてみるのもオススメです。